放送5日前に放送センターのスタジオに集まった6人。およそ30人からなる「うたコン」専属バンド「music concerto」のメンバーである。今回の演出を担当するのは河野亜希子ディレクターで担当する回のテーマは作詞家の阿久悠さんで生前に送り出した名曲の数々を届けるとのこと。欠かせないのは楽曲のアレンジとなり演出の意図や歌手に合わせて編曲をし直すことで、「うたコン」ならではの魅力を生み出している。曲のアレンジをする1人が「うたコン」の音楽監督を務める栗田信生さんである。前身の番組から30年以上にわたりアレンジを担当している。およそ2週間前からディレクターと打ち合わせを重ねてきた。今回特に工夫してアレンジをしたのが尾崎紀世彦さんのまた逢う日まで。番組では島津亜矢さんがカバーする。島津さんの力強い歌声を生かしながら盛り上げたいというディレクターの想いを受けて、華やかなコーラスと手拍子を入れるというアレンジを考えた。演奏のテストをして理想の形へ近づけていく。そしてイメージ通りになっているかディレクターと確認する。アレンジャーの栗田さんからはサビをもっと盛り上げようと提案があった。栗田さんの提案を受けてディレクターは生放送直前にお客さんと手拍子の練習をすることに決めた。方針が決まったら演奏を録音。