- 出演者
- 駒田健吾 加藤紀子 宮崎由加
fabulaが生み出した素材を紹介。白っぽいものからベージュや茶色など色も質感も違ったものがある。東京大学 生産技術研究所では開発者でfabulaの代表取締役の町田さんが。白菜から出来ているタイルだが芯の部分や外葉など食品廃棄物担ってしまうものなどから作っているという。樹脂は混ぜずに天然のもので作るようにしている。世界でもほぼ例のない100%食品廃棄物をもとに作られた。新素材の作り方に今回使用する原料はコーヒー豆。抽出したものを乾かしたという。まずは原料の食品廃棄物を乾かして粉末状にしたら金型へ。熱圧縮成型という夏と圧力を同時にかける成形方法で素材化する。これだけで100%コーヒーの新素材が完成する。お皿やコースターを作製し試した食材は90種類にも及ぶ。
また最大の特徴は100%廃棄予定の食材を使っているために色や香りが残っている。茶葉やパスタなどあらゆるもので開発が進んでいる。粉末の大きさや成形時の温度によって色や質感も変化でき現在この技術で特許を出願している。すごい素材を作っているのか町田さんを中心とする幼馴染3人で作ったベンチャー企業のfabula。東京都大田区にある企業施設の六郷BASEは新ビジネスに挑戦する起業家や中小企業の人々を対象にワークスペースやノウハウなど機会を提供する場所。2021年に創業したfabulaはこの場所を拠点にものづくりに励んでいる。4人で運営しているというがその役割は事務や、生産、開発などと気心知れた幼馴染3人が行っている。利益に関しては黒字で、1・2期目は研究開発は製品開発をし、企業とのコラボ製品を出すための開発費をもらっていたという。そこで出た成果を今後出していきたいという。今じゃコースターやお皿など受注生産という形でネット上で販売。様々な企業とコラボし少しずつfabulaの商品を世に輩出している。
最近では本社のある六郷BASEでレーザー彫刻で会社ロゴを入れて商品化している。また既に実用化を始まっていて狛江市にあるコーヒー店では廃棄されるコーヒー豆がトイレのサインボードとして活用されていた。代表の若林さんはお客の反応について、トイレに入る際に香りがするとの声や、サインとしても可愛いので珈琲屋とも調和していているという。
スタジオにfabulaの松田さんと大石さんが登場。新素材についてはカカオハスクというカカオ豆の種皮のことでチョコレートの製造の途中で取り除かれる部分だという。100%天然の新資材は日本では初で特許出願中だという。またコラボする企業について明治などがいて食品メーカーなどともしているという。また当初は3人でなにか将来をしてみたいという思いから始まったという。
fabulaでは100%天然の食材で作ることに大きな意味がある。ゴミに付加価値をつけることが大事で今までビジネスができるような価格での販売は難しかったという。しかし付加価値を付けた商品として売りに出せるのが特徴だという。世界規模で問題になっている食べられるのに捨ててしまう食品ロス。日本では年間523万トンにも及ぶ。そのうちの13トンが商品になるという。今までお金をかけて捨てていたものが有価で買い取れるのがメリット。また100%食品廃棄物で出来ているためにし予後はそのまま土に還すこともできる。2つ目は建築素材としての可能性。固く頑丈な素材で白菜ではコンクリートの4倍の曲げ強度になるという。舗装ブロックなどに使うような試験の方法を行ったがそれの基準を満たしているという。強度は食品によってバラバラで白菜が一番。またCO2の削減もでき、コンクリートはセメントを作るのにCO2がでているが新素材にすれば削減に大きく貢献できる。大阪・関西万博ではギャラリー天井板に採用された。
- キーワード
- 2025年日本国際博覧会fabula
大石さんは新素材にあんぱんのようにパンも中のあんこもそのままに成形ができるという。またコスト削減をし、大量生産が叶えば身の回りの溢れた素材の一つにしていきたいとした。
- キーワード
- fabula
ふるさとの未来の次回予告。
この番組をもう一度ご覧になりたい方はTVerで。
- キーワード
- TVer