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オープニング映像。大河ドラマ「光る君へ」に出演する吉高由里子さんと見上愛さんのトークショーなどをお送りする。
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- 大河ドラマ 光る君へ大津市(滋賀)
9月8日、大津市民会館には「光る君へ」のファンが集まった。「光る君へ」に出演する吉高由里子さん、見上愛さんは客席から壇上へ。制作スタッフを交えてのトークショーがスタート。大河ドラマ出演に関して吉高さんは「一生に一度のこと」と貴重な経験をしていると語り、制作スタッフの中島さんは見上愛さんに関して「明るく聡明な感じ」という印象を抱いたと語った。物語のクライマックスの一つである「源氏物語」誕生はドラマ開始から8カ月、吉高さん演じるまひろは宮中におもむくが、この時の衣装は非常に重いものだったという。ただこれは宮中に仕える女性の正装にあたるものだという。一方見上愛さんの演じる彰子は軽い衣装だという。またまひろに紙が降り注ぐ演出はディレクターの中島さんがずっと温めていたもので、源氏物語には紫式部の知識などが詰め込まれており、そんな簡単には作れないと感じ、知識などが昇華するイメージなのだと語った。また物語の中でまひろが書を書くシーンがあるが、非常に苦手で、初期の頃は非常に汚い字だったと吉高さんは語った。また見上さんは彰子を演じるうえで感情を抑えることを意識したという。まひろと出会い少しずつ感情を表に出せるようになった彰子、その変化は吉高さんにとっても大きな手応えになっているという。
滋賀県大津市にある石山寺、平安貴族が進行した寺で物語の中でも夜通しお参りする様子が描かれた。源氏物語の通釈書には、紫式部が石山寺に籠もり琵琶湖に浮かぶ月を見て着想を抱いたとされ、源氏物語誕生の地として知られるようになったという。今年3月、吉高由里子さんが石山寺を訪ねた。迎えてくれた寺の座主である鷲尾さんの案内で寺をまわる吉高さん、源氏の間を執筆したとされる源氏の間を見て「何も無い空間が想像を掻き立てるのか」 などとコメントした。
トークショーの前に石山寺を訪れたという見上愛さん。吉高さん同様に源氏の間を見学したという。石山寺のセットは「石山寺縁起絵巻」を参考に美術スタッフが再現したという。ドラマの中では石山寺は道長とまひろの運命が交錯する場所として描かれている。道長の子どもを身ごもったまひろの気持ちは源氏物語の中で恋に悩む女性の気持ちに投影される。
トークショー前日、見上愛さんは延暦寺を訪れた。こちらも源氏物語と深いつながりがあり、見上さんは中宮彰子が経典を奉納した箱を見せてもらうことに。この箱は息子である後一条天皇や国のことなどに関する願いを込めた経典を奉納したものだという。
藤原道長を演じる柄本佑さんが映像出演、吉高さんや見上さんの印象を語った。トークショーの最後、見上さんは観客への感謝を述べ、吉高さんは今後も見てもらうことを期待し「(彰子とまひろが)仲を育んでいる様子を見てもらえれば」と語った。トークショーを終え、見上さんはプライベートでも訪れたいとし、吉高さんは久しぶりの感じがしないなどと語った。
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