- 出演者
- 岩渕梢
解説委員・岸正浩。来月2日から今の健康保険証が新たに発行されなくなる。マイナ保険証への移行に伴うものなのだがこのマイナ保険証普及は進むのか。マイナ保険証はマイナンバーカードに保険証の機能を持たせたもの。政府は来月2日に今の健康保険証の新規発行をやめてマイナ保険証を基本とする仕組みに移行しようとしている。現行の保険証は期限がないものについては来月2日以降も最長で1年間使うことができるとしている。ただ有効期限があるもや転職、引っ越などで使える期間が異なる。また来年7月末まで一定条件の後期高齢者は申請しなくても無償で資格確認書が交付され、これがあれば今の健康保険証と同じく保険で受診ができる。ただ有効期限があり最長で5年。なぜ政府はマイナ保険証の導入に力を入れているのか。デジタルで医療の情報共有や効率を図りたいというのが大きな目的。厚生労働省はマイナ保険証だと患者の同意があれば病院同士で過去の薬などのデータを共有できる、検査の重複を避けられる、病歴などの患者の情報が迅速に得ることもできるなどと説明している。
解説委員・岸正浩。マイナンバーカードの普及率は75%を超えていて(総務省)、このうち80%程がマイナ保険証への登録を済ましている(デジタル庁)。しかし病院や薬局などで実際にマイナ保険証が使われている比率は、およそ14%にとどまっている。理由は周知が十分でないことがある。さらに去年、明らかになったマイナンバーカードを巡るトラブルが大きい。厚生労働省によるとひも付けの誤りを修正して、今後起きないような対策を取ったと説明している。ただ、マイナ保険証を確認するために病院などに置いてあるカードリーダーでシステムの不具合が起きることもある。その対策として最近“資格情報のお知らせ”というペーパーも用意された。各健康保険組合などから手紙などで送られている。厚生労働省は「このお知らせは仮にカードリーダーがないような病院などでも、同じようにマイナ保険証と一緒に見せれば診察を受けることができる」と説明している。資格確認書はマイナ保険証の登録をしていなくても今の健康保険証の代わりとして使えるもの。
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