- 出演者
- 今田耕司 八木莉可子 矢吹奈子
今夜のゲストは日韓のティーンに絶大な人気を誇る俳優の矢吹奈子。もともとはアイドルだった。12歳でHKT48に加入し、わずか4カ月でセンターに抜擢され一躍トップアイドルとなった。2018年、17歳のとき、アイドル人生の転機が訪れた。日韓オーディションに参加し、期間限定グループIZ*ONEとしてデビューした。デビューミニアルバム「COLOR*IZ」は世界10カ国の配信チャートで1位を獲得した。活動期間が満了するまでの2年半、日韓で数々のショーを受賞し、ティーンの憧れの的になった。活動を終えるとHKT48での活動を再開し、グループを牽引する存在となったが、その矢先、卒業を宣言し、10年に及ぶアイドル活動に終止符を打った。
現在矢吹奈子は22歳。同い年の八木莉可子は、IZ*ONEが学校でも流行っていたことなどを話した。当時は日本人と韓国人の混合グループはまだ珍しかった。矢吹奈子は自分の「アナザースカイ」は韓国だと話した。
矢吹は自身が3年の月日を過ごしたアイドル先進国・韓国を再訪した。多忙の隙間を縫ってトレンドの発信地「カロスキル」を訪れ、リフレッシュしていた。日本で言う原宿・竹下通りのような場所。まず、矢吹は雑貨店「ART BOX」を訪れ、店内の雑貨や食品を紹介して歩いた。11月11日(ポッキーの日)は韓国では「ペペロデイ」と呼ばれ、バレンタインよりも大事な日となっている。メッセージカードは当時からよく買っている。韓国語は3年間で使いこなせるようになった。矢吹は文房具や菓子、計10点を「ART BOX」で購入した。買い物終了かと思いきや、矢吹はファッションブランド「AMI PARIS」のソウル旗艦店を発見して入店、ここでも買い物を楽しんだ。日本円で16万円ほど購入し、今回の予算をほぼ使い切ってしまった。
矢吹はHKT48在籍時代、IZ*ONEへのオーディションに自ら志願した。オーディション期間は3ヵ月ほど。当時、自身のグループでの立ち位置と人気が見合っていないと感じるなど悩みを抱えていた。握手会などのファンサービスだけでなくダンスや歌の実力でも自分を評価してほしい、勝負したいという思いを抱えており、オーディションの話が来たときには参加に迷いはなかった。矢吹はソウルの北にある、96人ものオーディション参加者が生活を共にした寮を再訪した。常にカメラで撮影されており、着替えるのも大変だった。続いて矢吹はずっとレッスンを行ってきた場所を訪れた。携帯は没収されていたため、当時の写真は残っていないが、ここに来ると当時の記憶が蘇る。矢吹は最下位クラスから始めたが、最高クラスまで昇格した。レッスンは楽しく、自然と結果もついてきた形。大好きな歌とダンスでデビューを勝ち取った。続いて矢吹はデビュー後に最も多くの時間を費やした、思い出のダンススタジオを訪れた。すると、当時世話になった振付師たちも訪れ、久々の再会を果たした。矢吹が「当時の私のダンスはどんな感じでしたか?」と聞くと、振付師は「ものすごく澄んでて清らかで悪い癖が1つもない」などと話した。また、当時のマネージャーは、「奈子は常に前向きな子だった」などと振り返った。
矢吹は多忙だったIZ*ONEデビュー当時を振り返った。曲を出した直後は週5~6で歌番組に出演していたという。しかし今思えばそれも良い思い出となっている。何より素敵なメンバーに出会えたことが良かった。矢吹は今回訪れた韓国で、当時IZ*ONEでともに闘った仲間(チェ・イェナ)とも再会した。チェ・イェナは現在はソロアーティストとして活動しており、日本デビューも果たしている。これから二人でサシ飯に向かう。
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矢吹はチェ・イェナと「チュクミドサ」を訪れた。日本にも店舗を展開するイイダコ料理専門店。チェ・イェナはIZ*ONE時代の3年間、家族よりも濃密な時間を共にした仲間の一人。チュクミドサは当時、IZ*ONEの韓国語の曲に奮闘する矢吹の姿から学ぶことがすごく多かったなどと振り返った。活動期間が決まっていたIZ*ONEは、だからこそ、メンバーそれぞれがその時間が貴重であることを分かっていた。
矢吹は今年、HKT48を卒業した。帰国後に学園ドラマ出演の話をもらい、そこでの俳優としての経験から卒業を考えるようになったという。今後は俳優として、アイドル時代のイメージからは想像できないような自分を見せていきたいと考えている。いずれは韓国ドラマにも出演してみたい。
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次回予告。
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