- 出演者
- 青井実
オープニング映像。警察&消防&自衛隊の精鋭たちなど放送内容を伝えた。
神奈川県の中原消防署に密着。通報を受け多摩川の現場に駆けつけると、橋脚にしがみつく女性がいた。女性は高さ約15mの橋から落下し、流されまいと橋脚にしがみついている。このとき既に落下して10分が経過していた。ほどなくして水難救助隊が到着した。2人がかりで救助に向かう。女性の足に以上はなく、歩いて救助することに成功。しかし、長時間水の中にいたため、女性は体温低下で危険な状態。その後、救急車で病院に搬送された。命に別条はなかった。
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SOSが入ったのはマンション。3階のエレベーターに閉じ込められている男性を発見した。エレベーターに乗ると突然ドアが開かなくなったという。空調設備のないエレベーターに閉じ込められ15分が経過していた。閉じ込められてから約25分でエレベーター業者が到着。男性の救出を開始した。特殊な工具を使用してもドアは開かず。上の4階のドアの解錠に成功し、上から3階ドアの解錠を試みる。閉じ込められてから約35分で男性の救出に成功した。
午前5時前、住宅街に不審物放置の通報が入った。住宅近くの駐車場に4Lのポリタンクが放置されていた。ポリタンクには「塩酸」と書かれていた。危険物の可能性があるため袋を被せる。現場周辺には規制線が張られた。不審物の中身を調べる隊員が化学防護服と空気呼吸器を装着する。万が一を考え、風下をさけながら近づく。蓋を開けると中身は透明だった。化学物質などの特殊災害に対応する特別高度救助隊がかけつけ、不審物の中身の特定を始める。中身は爆発物の原料にも使われる硝酸アンモニウムを含む液体だった。特殊な薬品で中和させる作戦にでるも、煙があがり警報音が鳴った。警報音は中和する際に発生したガスに反応したものだった。約30分後、危険物は安全なレベルまで下がった。規制線は3時間ぶりに解除された。
陸上自衛隊の8%といわれるレンジャーに密着。去年9月、埼玉県大宮駐屯地にある第32普通科連隊で、24人の若き自衛隊員に3か月間の地獄の訓練が行われた。馬場望隊員は24人の隊員の中では最年少で、自衛隊歴は1年半の新人。レンジャーの任務は過酷が伴うため、強靭な精神力が必要で強い言葉で指導している。あまりの厳しさに自衛隊歴9年目の隊員でも姿勢が保てなくなることも。馬場隊員は有事の際に多くの人を守りたいとレンジャーに志願した。彼らの1日は朝6時から始まり、朝食後のグラウンドでは糸くず一本も許されないレンジャー点検と呼ばれる身だしなみのチェックが行われる。ミスが見つかれば、ミスをした数の5倍、連帯責任で50回以上の筋トレが待っている。終わり次第、水路から潜入する訓練が行われ、2時間後に水分補給となるが、飲める量は制限されており、トイレにも厳しい監視が付く。訓練は正午まで続き昼食となるが、食事時間は6分で食事が終わる。
訓練は正午まで続き昼食後、降下訓練がスタートする。その後も暗くなるまで訓練が続き、午後6時に終了する。この3ヶ月間の訓練はほぼ休みがなく脱落する隊員もおり、24人いた隊員は2ヶ月後には10人となった。馬場隊員が続ける理由は支えてくれる同期や家族の存在だという。
訓練終了1か月となった11月。訓練はより実践的なものに移り激しさを増し。実戦を想定した訓練や市街地に侵入してきた敵を制圧するなど命がけの実戦を想定した訓練に臨む。
陸上自衛隊の8%といわれるレンジャーに密着。実戦を想定した訓練や市街地に侵入してきた敵を制圧するなど命がけの実戦を想定した訓練に臨む。そして、3か月に渡る訓練も残すところ4日となった先月3日。10人の隊員たちが最後の訓練として挑んだのが4日間不眠不休で行われる最終想定。まず、敵の通信拠点に見立てた廃校の制圧からスタートし、次に敵の支配地と想定した山梨県の山地へ歩いて潜入。3日間道なき道を歩き続き、道路を破壊し4日目に脱出するという想定訓練。その距離は4日間で約30キロ。食事は1日1食に制限され休憩はもちろん睡眠時間はない。まさに地獄の4日間。午後6時、潜入開始。暗闇の中荷物を背負い7キロ先の拠点を目指し12時間ぶっ通しで歩く。そのため朝方になると襲ってくるのが、強烈な睡魔。実戦では寝ると的に襲われる危険性もあり命に関わる。そして、潜入開始から14時間。ようやく食事の時間に。この日の気温は氷点下5℃、そのため食事が固まってしまった。食事後は再び次の拠点に向けあるき出す。すると潜入開始から20時間。突然立ち上がれなくなってしまった隊員が。隊員たちが担いでいる荷物には弾薬や爆薬が入っていて重さは約45キロ。そのため腰を痛めてしまった。ここで脱落かと思いきや強い気持ちで身体を動かした。迎えた潜入開始から36時間後。ここまで不眠不休であるき続けてきた隊員の身体はもう限界。そんななか仲間を支える隊員が。ほかの隊員から遅れを取り続けてきた馬場隊員。荷物を代わりに持ち、仲間を励ました。最終訓練は残り20時間。
最終日。大宮駐屯地では隊員たちの家族が帰還を心待ちにしていた。煙の中から現れたのは最終訓練から戻ってきた隊員たち。その中には馬場隊員の姿もあった。誰一人懸けること無く任務を完遂。10人全員が駐屯地に帰還。そして10人の首に悲願のレンジャーバッジがかけられた。馬場隊員ら新人隊員は家族に温かく迎えられていた。
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- 大宮駐屯地
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警視庁の防犯カメラ捜査はどうやって容疑者を追い詰めるのかしらべてみた。警視庁・捜査支援分析センターを取材。東京・港区で2021年8月24日午後9時ごろに起きた白金高輪駅硫酸傷害事件。男は大学時代の後輩に強い恨みを持っていた。事件時の防犯カメラの映像を紹介。ドライブレコーダーの映像、駅の防犯カメラなどで男の足取りを捜査。事件発生から3日で逮捕。捜査支援分析センター・SSBCは警視庁内のあらゆる事案を横断的に捜査支援を行っている。去年7月、東京・渋谷で発生したブランド買い取り店強盗事件。被害は約3000万円相当の腕時計。防犯カメラリレー捜査では、防犯カメラなどの映像をつなぎ容疑者の動きを追跡する。
去年5月、東京・銀座の高級腕時計店で発生した強盗事件。実行犯は、その日のうちに逮捕された。この事件もSSBCが捜査に加わっていた。SSBCは別に共犯者がいるとみて、犯行に使用したレンタカーを手配した男を防犯カメラ映像をもとに追った。レンタカーを手配した男の動きを膨大な防犯カメラの映像から見つけ、男が茨城に向かったことがわかった。この男が誰なのかを突き止めるため、犯行前日にレンタカーを借りに行った時間から逆算して、始発から駅の防犯カメラをチェックする。そして、防犯カメラに映っていた男の車の登録情報から身元が判明し、30代の男が逮捕された。
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- 捜査支援分析センター警視庁銀座(東京)
SSBCは映像分析や捜査だけでなく、画像などの解析も行う。公園に防犯カメラを設置して、暗闇で撮影された映像でどれだけ解析できるのか検証する。あえて暗い状態で撮影を行う。青井実キャスターが茂みの中から出てくると、防犯カメラの映像には微かな人影が映っているが、人物まではわからない。この映像をSSBCが解析すると、暗闇にいた人物の姿が浮き彫りになった。これが“映像の鮮明化”。その手法は、まず明るさを補正しノイズを除去して、人物が判明しやすい場面を選ぶ。その映像から1枚ずつ画像を抽出し、状態のいい画像を選ぶ。選んだ画像を補強するために数枚の画像を重ね合わせ、平均化処理をする。最後に明るさなどを補正し、浮き上がってきたのが腕章をつけた青井実キャスターだった。少しの明かりがあれば、“映像の鮮明化”は可能だという。
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捜査支援分析センター・機動分析第1係長・加賀則吉敬警部は「刑事事件を含めて、いろんな交通、生活安全、痴漢、盗撮といったものなど部門は問わず、あらゆる部門について、我々は防犯カメラ捜査を担当しているというのが実情です。我々については、今ある技術をしっかり磨いて機動力と解析力を高めて、今後、警察署の支援にしっかり当たりたい」と話す。
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