- 出演者
- カズレーザー(メイプル超合金) 岩田絵里奈 斉藤慎二(ジャングルポケット) 高橋茂雄(サバンナ) 池田譲 アンミカ 桝太一 ゆうちゃみ 月島琉衣 こがけん 杉本親要
夏休み特別企画 科学者の間で一番アツい!タコとイカの新事実。
今回のテーマは驚異の頭脳!タコvsイカSP。イカが好物のアンミカは炭味家「イカのおろしマヨネーズ」を紹介。タコ派の月島琉衣はタコのカルパッチョが好物。高橋茂雄は日間賀島で獲れるタコが美味しいことを紹介した。今回は桝太一を迎え謎の生物を解明する。タコやイカは軟体動物に属しアサリとも同じ仲間。タコ研究の第一人者で琉球大学・池田譲と、慶應義塾大学・杉本親要が3つのジャンルで驚異の能力をプレゼン対決する。
1回戦は知性対決。9つの脳を持ち腕で思考するタコvs.自制心を持ち朝食を我慢できるイカ。タコの足はゼロで腕としての使い方をしている。から全体に神経細胞は5億個あると言われていて、腕の方がたくさんの神経細胞がある。またタコには9つの脳があるとも言われている。
薬品を塗布した床と何も塗っていない床。タコは腕で薬品を触った瞬間に危険を回避する行動をとり、腕を全方位に伸ばし探索する行動をとる。タコの吸盤には味覚があると言われていて、本物の脳が行動をコントロールしているかは解明されていない。神経細胞は脳と脊髄に集中しているのが一般的だが、タコの場合は腕にも分散されている。
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イカは我慢できると言われていて、2021年ケンブリッジ大学の研究でも実証されている。自制心があるのは無脊椎動物ではイカのみ。イカは未来を予測し確実にいいエサが手に入ると解れば、それを待つことができると言われている。タコは学習能力が高いと言われていて、学習するタコの行動を観察し学習することができる。実証はされていないがリスクも観察学習できる可能性は大いに有り得るという。
イカには社会性があり役割分担がある可能性がある。杉本氏がイカ同士の交流を観察したところ、近い距離に長く泳ぐ社交的なイカが存在することなどを発見した。社交的なイカを群れから取り出すと、エサを取りに行く場面でソワソワしたり、敵に怯える行動がみられたという。リーダーを失うと別のイカが社交的を見せ始め、リーダー的役割を担うという。実験後にイカを食べたという杉本氏は「社交的イカの方がおいしかった」と明かした。
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タコは人間の顔を見分けられると言われている。タコに毎回エサを与える人と、毎回いじめる人。2週間後にいじめた人を見たタコは水をかけて威嚇し、相手の顔を見分けていたことがわかった。タコの視力は0.6、イカは最大で1.4あると言われている。
イカとタコが地球に誕生した理由が説明つかず、宇宙からやってきて進化した説もあるという。イカは遺伝子研究で使われることも多く、変わらないはずの遺伝子情報を組み換えることで環境に適応する能力があるとも言われている。
タコはすでに3億3000万年前から存在していたと言われていて、人間より先に知性を使っていた可能性もある。池田氏は「殻に閉じこもると安全だが、殻を捨てて水の中に出て、危険だから知性を発達させた」と持論を展開。カズレーザーは「人類の意識、タコ・イカの意識は全然違う概念。一個のもので説明できない、違う反応で動いている気がする」などとコメントした。
2回戦フィジカル対決。まばたき厳禁!瞬間擬態のメカニズムvs.クジラもノックアウト!?超強力アームの秘密は?。ミミックオクトパスは、毒を持つミナミウシノシタや、ウミヘビに擬態する驚異の能力を持つ。ミミックオクトパスの擬態は遺伝的に組み込まれていると言われていて、相手によって化け方を変えている。
タコの瞬間擬態のメカニズム。ネオンサインのような物が体中にあり、色だけではなく凹凸も変えることができる。タコ・イカは全色盲と言われているが、明るさやコントラストで風景を感知していると考えられている。イカも擬態ができるがタコほど柔らかくない。メジロダコはココナツの殻をシェルターのように使い身を隠すこともできる。イカの墨の研究も行われていて、墨で分身を作りエビを気を引いて狩るなど、様々な用途で墨を使っていることもわかってきている。
イカには2本の触腕がありエサ取り専用になっている。イカの種類の異なるが体長の2~3倍伸びるイカもいる。吸盤に歯がついているのもタコにはない特徴。一方のタコは吸盤の力が強く、ミズダコの場合1つの吸盤で約15キロを持ち上げることができ、サメを絞め殺すこともできると言われている。
タコは夏バテ予防食材としても効果的だと言われている。疲労回復で知られるタウリンも豊富。昔の「リポビタンD」のタウリンはタコの煮汁から抽出されていたことを紹介。コロンビア大学の最新研究ではタウリン摂取で老化予防の可能性があることもわかってきた。
堤理恵先生監修!タウリンを摂取!簡単最強メニュー「簡単!炊き込みご飯」を紹介。具材のコーンはビタミンEが豊富で肌の老化予防が期待できる。一方、イカの美容成分はビタミンEやコラーゲンが豊富。イカ墨にも注目が集まっている。イカスミ汁を科学的に解明する動きもあり、イカ墨が更年期障害による体重増加や骨量減少を緩和させることが判明した。イカの最強美容メニューは「イカ墨ブイヤベース」。コラーゲンは皮に多いので剥かないことがポイント。
タコ・イカどっちがスゴいかジャッジ。満場一致でタコに決定。池田氏は「今後の研究に生かしたい」。杉本氏は「見た瞬間はショック」とコメントした。カズレーザーは「すべての生き物はすごい能力を持っていると感じた。頭いいは人間本位な言い方」と総評した。
「カズレーザーと学ぶ。」の次回予告。
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