- 出演者
- 日村勇紀(バナナマン) 設楽統(バナナマン) 黒沢かずこ(森三中) 松村沙友理
オープニング映像。
今回のテーマは「ダイエット」。黒沢かずこはラーメンを食べる前に野菜ジュースを飲めばいいと思っていたという。松村沙友理は食べるときにおなかに力を入れながら食べるというダイエット法を実践していたという。
中央アフリカでよく食べられている伝統料理・オグボノに使われている食材を食べると、1か月で5~6%痩せるという論文が発表されている。その真偽を確かめるため、カメルーンへ。オグボノを食べている村民を調査したところ、14人中12人が標準もしくは痩せ形だった。
スタジオメンバーがオグボノを試食。松村沙友理は「不思議です。いろんな味が出てきてピッと辛味が来るときもあるし」などとコメントした。オグボノの材料は牛肉・魚・鶏肉・ブッシュマンゴー・塩・ガーリック・ブラックペッパー・とうがらし・オニオン・ジンジャーなど。論文ではブッシュマンゴーを食べると痩せると発表されている。
ブッシュマンゴーを食べている村民の一人の実生活を調査。一日の歩数は2万3933歩。朝食はオイルを入れて炊いた米。昼食はなし。夕食はネズミのオグボノとキャッサバ。計算したところ、550カロリーほど消費カロリーの方が多いことが分かった。
VTRを見たスタジオメンバーは「ブッシュマンゴーは関係ないかも」という結論に達した。アメリカ国立衛生研究所はブッシュマンゴーについて「わずかな臨床試験のみで参加した被験者も少ない」「ブッシュマンゴーが体重減少に有効かの判断には、より大規模な研究の追加が必要」と指摘している。
実は、オグボノはブッシュマンゴーの実ではなく種を使う。カメルーンの植物に含まれる栄養成分を研究する第一人者のガブリエルさんに話を聞いたところ、ブッシュマンゴーの種には食物繊維とポリフェノールが豊富に含まれていると話した。
ポリフェノールと食物繊維に関する論文を探し出したところ、注目されていたのがハーバード大学の論文。「特定のポリフェノールを多く含む食品の摂取は体重維持に役立つかもしれない」「1日あたりの食物繊維の摂取量が増えると体重増加が抑えられる」というものだった。そこでオススメなのがリンゴやベリーなどの果物。アメリカ人13万3000人(25~72歳)を対象としたハーバード大学の調査では、リンゴを毎日約140g多く食べる人は体重増加が3分の2以下に抑えられたという結果が出ている。
紹介したハーバード大学の論文について、専門家は、調査対象が13万人と多いため一定の信頼性があるとした。ただし、果物もたくさん食べれば太るため、エネルギー消費と摂取のバランスを取ることが重要だとも話した。
アメリカでは遺伝子検査ダイエットが浸透しつつある。ジョアンさんは遺伝子検査を受け、(チーズなどに含まれる)飽和脂肪酸で太りやすい体質だということが分かった。そこで、大好きでよく食べていたチーズをやめたところ、8か月で27kgの減量に成功した。
日本にもダイエット遺伝子検査と同じような検査がある。アメリカと日本の検査の違いについて専門家は調べる遺伝子の数と指摘。アメリカの製品に匹敵するものもあるが、少ないものではほんの3か所しか調べないものもあるという。体重の違いに関わる遺伝情報がある場所が1000か所以上あることが分かっているため、3か所だけでは残りの997か所以上の情報を使わずに計算するため正確度がかなり落ちるとのこと。
エンディング映像。