- 出演者
- 望月麻美 江原啓一郎
オープニング映像。
出演者らの挨拶とオープニングトーク。
アメリカ中間選挙の開票速報について先程報道した、アメリカのABCを紹介。マサチューセッツ州の上院選ではエドワード・マーキーが再選し、イリノイ州では副州知事を務めていたジュリアナ・ストラットンが当選確実となった。ニュージャージー州ではコリー・ブッカーが、デラウェア州ではクリス・クーンズがそれぞれ再選し、ロードアイランド州ではジャック・リードが6期目となった。ペンシルベニア州では、大統領選に立候補する可能性もあるジョシュ・シャピロ州知事が再選し、下院選は接戦となっている。また、イリノイ州ではJB・プリツカー州知事が3期目で再選し、メリーランド州ではウェス・モーア州知事が当選確実となっている。更にマサチューセッツ州では、大統領選に立候補する可能性もあるモーラ・ヒーリー州知事が再選した。続いて、上院選の得票状況について。ジョージア州ではジョン・オソフが優勢で、サウスカロライナ州ではアニー・アンドリュースがややリードしている。オハイオ州ではシェロッド・ブラウンが優勢で、ノースカロライナ州は十分な得票情報が無いが、ロイ・クーパーとマイケル・ワトレーが争っている。ABCではその後、他の州での得票状況なども紹介した。
前嶋はアメリカ中間選挙のこれまでの開票状況を世論調査通りだとし、今後の南部や中西部の開票では調査に答えていない共和党支持者やトランプ大統領の根強い応援団の動向に注目したいと話した。前嶋曰く、大統領選挙と中間選挙の投票率には約10ポイントの差があり、これは大統領の応援団が中間選挙に行かないことによるものだそう。しかし今回は、トランプが赤い州を回って自身の応援団にも選挙へ行くよう呼びかけており、それによって共和党が有利になるかが焦点となる。続いて、上院選挙で接戦が伝えられていた8つの注目州を紹介。テキサス州では、共和党兼MAGA派のケン・パクストンに対し、民主党のジェームズ・タラリコがキリスト教の価値観を重視した演説で注目を集めている。ミシガン州では、共和党のマイク・ロジャースが製造業の復活を掲げて支持を集めているが、民主党のアブドゥル・エルサイードは急進左派的な政策を掲げている。オハイオ州では、共和党兼現職のジョン・ヒュステッドと民主党兼前上院議員のシェロッド・ブラウンの接戦になっており、“ラストベルト”と呼ばれるこの州が地元のバンス副大統領は、選挙選最終日にヒュステッドの応援演説を行っていた。
アメリカ・オハイオ州・コロンバスから中継。現場は共和党のウォッチパーティーイベントの会場で、共和党支持者が開票状況を見守っている他、国外からのメディアも集まり、約40台のカメラが置かれていた。この州では、共和党兼現職のヒュステッド・民主党兼前上院議員のブラウンが上院選挙で争う展開になっている。ここは直近3回の大統領選でトランプが勝ってきた州でもあり、その流れが維持されるのかが焦点となる。有権者の中には、トランプ政権の政策や物価高への不満から民主党候補に投票した人がいた一方、トランプが進めてきた変革を元に戻してほしくないという共和党支持者の声もあったそう。ヒュステッドは勝敗が分かり次第、現場の会場を訪れて挨拶する予定とのこと。
前嶋は、アメリカ中間選挙の注目州としてテキサス州を挙げた。テキサス州は人口が多く、大統領選での影響力も大きいが、共和党は予備選挙で現職ではなく、トランプ大統領により近いMAGA派のケン・パクストンを選んだ。前嶋曰く、アメリカの選挙は現職が出れば9割近い確率で勝利するが、共和党が現職を選ばなかったことで状況が変わったという。対する民主党のジェームズ・タラリコはキリスト教の価値観を重視しており、保守的な意見も話せる人物であったため、共和党側の票も取りつつ人気を伸ばしている。仮にジェームズが当選した場合、前述したこの州の大統領選への影響から、再来年の大統領選挙に立候補する可能性があると、前嶋は話した。また、注目の主としてもう1つ挙げたのがアラスカ州。アラスカ州では、共和党兼現職のダン・サリバンと無所属のダニエル・サリバンが接戦になっており、トランプは同性同名なことによる民主党の不当な優位性を訴えていた。この州は、複雑な選挙制度を用いていること・郵便投票の計票が遅れることなどから選挙結果の確定が遅れることが予想され、最後の1議席がこの州となった場合、前述した不当な優位性について再び議論が巻き起こる可能性があるという。また、テキサス州・アラスカ州は元々共和党が強い“赤い州”だったが、人口や人種の構成が変化したことでその牙城が崩れ、民主党との接戦になっていると前嶋は説明した。
「エコノミスト」・「ユーガブ」が先月2~5日にかけて実施した世論調査では、アメリカ中間選挙で国民が最重視する争点は、「インフレ・物価」が36%と最多になった。アメリカでは、先々月の消費者物価指数の上昇率が去年同月比で3.7%・前月から0.3ポイント上昇するなど、物価の高止まりが続いている。こうした背景から、各種世論調査の平均では直近のトランプの支持率が40%を下回っており、2期目の政権発足以降最低水準になっている。前嶋は、他の世論調査での結果も含めると、「軽油高・イランとの戦闘などの経済政策への不満」・「トランプの倫理問題・腐敗」の2点が支持率低下の主な要因に考えられるとした。また、「今回の中間選挙で上院・下院のいずれか又は両方で民主党が多数派を獲得した場合、トランプ政権はレームダック化するのか」という質問に対し、前嶋は「これまでの政権は“議会にルールを作ってもらい、政権が公約を実行する”という形だったため、このような場合はレームダック化すると思われる。しかし、改選前の議会はトリプルレッドだったものの上下院共に議席が拮抗しており、特に上院(100議席)は“60票の賛成がなければ物事は可決されない”といったルールもあるため、既にレームダック的な状態だった。そうした中で、トランプは“大統領令”を用いて政策を実行させてきたため、民主党が多数派を獲得してムードを変えたとしても、民主党がトランプ政権の政治を法律で実際に変えることは難しい」と述べた。更に、「民主党が下院で多数派を獲得した場合、弾劾訴追の可能性はあるのか」という質問に対し、前嶋は「下院では弾劾訴追が行われるだろうが、上院では2/3の賛成が必要な以上、過去4回の弾劾訴追と同じく上院で通ることはないと思われる。レームダック化の話も含め、民主党が多数派を獲得すればムードは変わるが、実際に大きな変化が起きることは無いかもしれない」と語った。
アメリカ中間選挙について報じた、イギリスのBBCを紹介。BBCは中西部・ミシガン州で取材を行った。ここは、共和党が上院の議席を奪う最大のチャンスがある選挙区で、有権者らはトランプ大統領やトランプ政権への批判を口にした。この州での共和党候補者は元FBI捜査官で、「大統領と共にテロと戦う」と訴えており、左派の民主党候補者はポップリスト的な公約を掲げているという。選挙結果はすぐには明らかにならない可能性もあり、引き続き注目が寄せられている。
「アメリカ中間選挙後にトランプ大統領はイランに対してどう動くか」について報じた、カタールのアルジャジーラを紹介。トランプはイランへの軍事作戦について、「伝統的な意味での戦争ではない」と述べた上で、「アメリカが完全に状況を支配している」とした。また、FOXニュースの取材では「アメリカはイランに残された能力を終わらせることもできるし、数千人を殺害することを避けることもできる」と話し、「イランはアメリカが望む状態になっており、仮にさらなる攻撃を行うことを決めれば、そうすることもできる」と指摘した他、「ベネズエラから得たよりも多くの利益を、アメリカはイランから得なければならない」とコメントした。
「アメリカ中間選挙後にトランプ大統領はイランに対してどう動くか」について報じた、シンガポールのCNAを紹介。トランプによる拒否権の発動を覆すには上下院共に2/3以上の議席が必要だが、トランプは既に選挙後のイランへの攻撃再開についての可能性を示唆している。トランプもこの軍事作戦が不評なことは理解しており、選挙前の軍事行動について、イランによる船舶攻撃に対する防衛行動をアメリカ軍が取ったとは認めたが、「これは限定的なものだった」としている。しかし有権者の目には、中東で戦闘が続いていることが“トランプが戦争を始めた結果”として映っている。トランプはイランへの攻撃再開の可能性を語りながらも、「外向的な解決に道を開くことも可能だ」とバンス副大統領と共に発言しており、イランは「判断するボールは、今はアメリカ側にある」としている。一方、アメリカの主要な同盟国・イスラエルのネタニヤフ首相は、中東でのアメリカ軍の作戦再開を強く望んでいる。これは、ネタニヤフ自身がイスラエルでの組閣を目指しており、戦争状態になれば連立の相手を見つけやすいからだと考えられる。イランに関しては不透明なことが多く、選挙後のトランプの動向は予測しづらい。そして、この戦いがアメリカ国民の生活費に影響していることも、選挙では大きな要素になっている。
「アメリカ中間選挙後にトランプ大統領がイランを再攻撃するか」という質問に対し、前嶋は「トランプは、再攻撃を行う際は大規模なものになるとしているが、これが脅しなのかは断定しきれない。いつもなら小規模な攻撃を仕掛け、相手を交渉の場に立たせるというやり方だが、選挙を終えたばかりで組閣や連立の問題がある同盟国・イスラエルを応援するため、大規模な攻撃を行う可能性もある。また、この戦争を支持している人はアメリカ国内で約30%だが、共和党支持者に限ればその支持率は約75%まで上がるため、トランプがイランへ大規模な攻撃を仕掛け、それに抵抗するイランとの戦闘が泥沼化していくかもしれない」と話した。また、前嶋はトランプが2年前に掲げた公約にも注目しているという。この公約はいくつかあるが、ウクライナ戦闘の終結・中等政策・アジア政策などはまだ実現していない。「トランプは、残りの2年でこれらの分野での成果を残そうとするか」という質問に対し、前嶋は「トランプは、2年前の公約で掲げた関税・移民の強制送還などをこれまでに議会を無視して実行してきており、今後も成果を残そうとするだろう。未実現の公約のうち、日本としてはアジア政策に注目するべきで、これにより日本や韓国へ防衛費負担の増加を求めてくる可能性がある。また、トランプは北朝鮮や金正恩総書記との外交にも積極的であり、アジアの安全保障の状況が一変する恐れもある」と述べた。
アメリカ中間選挙の開票速報を報じた、アメリカのABCを紹介。ノースカロライナ州の上院選では、ロイ・クーパー元州知事が、トランプ大統領が自ら選んだ共和党候補のマイケル・ワトリーに勝利し、2期に渡って上院議員を務めてトランプと対立してきたテリス上院議員の議席を継ぐことになった。フロリダ州の上院選では、デサンティス州知事が任命した上院議員で、ルビオ国務長官の後任を務めていた共和党のアシュリー・ムーディが勝利し、引き続き上院議員を務めることになった。アーカンソー州では、州知事選でフレドリック・ラブと現職のサラ・ハッカビー・サンダースが、上院選でトム・コットン上院議員とハリー・ショフナーが戦っている。メイン州の上院選では、30年間上院議員を務めて6期目を目指すスーザン・コリンズ上院議員と民主党のトロイ・ジャクソンが戦っている。オハイオ州では、民主党のシェロッド・ブラウン元上院議員とジョン・ハステッド上院議員が戦っており、先行きは見えていない。ここで、ノースカロライナ州の上院選・クーパーとワトリーの対決の様子を、群ごとの開票状況を見ながら分析した。クリスティ元知事はこの状況について、クーパーの勝利を確信している様子を見せた。また、オハイオ州の上院選・ブラウンとハステッドの対決の様子も、群ごとの開票状況を見ながら分析した。
2028年度のアメリカ大統領選を踏まえた中間選挙の見方について、前嶋は「今日の開票で民主党が大きく躍進した場合、共和党内でも“MAGAの時代ではない”という言説が出てくるかもしれない。そうした場合、今まではMAGA派の大統領候補・バンス副大統領の名が挙げられていたが、元々穏健派だったルビオ国務長官の名も、大統領候補として強く挙げられる可能性がある。一方、民主党ではハリス前副大統領・ニューサムカリフォルニア州知事・ブティジェッジ前運輸長官など様々な人物が大統領候補に挙げられており、世論調査で注目を集めているオカシオコルテス下院議員もいる。コルテスは、ミシガン州の上院選で急進左派・エルサイードが当選するかどうか次第でも立場が大きく変わるだろう。他にも、ジョージア州で先程勝利を決めたオソフ上院議員・穏健派のシャピロペンシルベニア州知事などが穏健派新生として注目されている」と話した。
為替の値動きを伝えた。
エンディングトーク。
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