- 出演者
- 星麻琴 三牧聖子
オープニング映像。
物価高によるトランプ政権への不満は若者世代の間で加速している。トランプ政権への評価を支持率から不支持率を引いて示したグラフでは、34歳以下の若年層では不支持が多いトランプ政権だが、去年秋からの半年、各年代で不支持が増えていることが分かる。トランプ政権への不満は経済政策以外でも高まっている。2年前、トランプ氏が支持を広げたもうひとつの政策が不法移民に対する取り締まりの徹底。ICE(移民税関捜査局)によって有効な滞在資格がなければ長年暮らしてきた人々も犯罪歴に関係なく次々に拘束された。その厳しい取り締まりが行き過ぎた形で行われているとして移民社会に波紋を広げている。この移民政策は共和党支持者にも思わぬ形で影響を及ぼしている。過去3回の大統領選挙でトランプ氏に投票してきた建設会社社長の男性は、ヒスパニック系の作業員が半減してしまい、その結果、工期が倍になり、会社の経営に影響が出ていると話す。
アメリカ中間選挙の現在の情勢は、上院は接戦、下院は民主党が優勢と伝えられている。トランプ大統領の支持率は就任当初50.5%だったが、早い段階で不支持が上回り、現在では39.0%となっている。人種別ではヒスパニック層の支持離れが顕著。アメリカの政治と外交に詳しい三牧さんは「2024年の大統領選でヒスパニック票を民主党から奪ったことがトランプ大統領が接戦を制した背景になった」などと述べた。また、年齢別では若年層の支持離れが顕著になっている。
民主党の上院議員候補者アブドゥル・エルサイード氏は医療保険制度の改革を掲げている。その柱となるのが国民皆保険の実現。その財源として富裕層への増税が必要だと訴えている。その主張は若者の間で共感を呼んでいる。しかし、その主張に同じ民主党主流派からは巨額な財源が必要な国民皆保険は実現性が低い上、増税に対する懸念から有権者の票離れにつながると懸念されてきた。また、これまで民主党を指示してきた人の中にはエルサイード氏の掲げる政策には賛成できないと感じている人も。
三牧さんは「エルサイード氏は決して資本主義は否定していない。ただ、今アメリカの現状をみると圧倒的な格差社会になっている。政治権力と結びついた大企業が利益のほとんどを持っていってしまって中小企業などはフェアな競争もできない状況においてエルサイード氏が掲げる左派的な政策が支持を広げている」などと述べた。
