- 出演者
- 野上慎平 坪井直樹 角澤照治 依田司 斎藤ちはる 佐藤ちひろ 森千晴 武隈光希 荒井理咲子 今井春花 三山賀子 佐々木若葉
今月8日、青森・八戸市で震度6強を観測する地震が発生。今年は震度5弱以上の地震が15回発生、震度1以上の地震は4000回以上。1995年以降、震度7は7回発生している(1995年・阪神淡路大震災、2011年・東日本大震災、2016年・熊本地震、2024年・能登半島地震)。
東京大学地震研究所へ。東京大学名誉教授・平田直が解説。日本は地震が多い。地球上で地震はまんべんなく起きているわけではなく特定の場所でしか起きていない。太平洋を取り囲むように帯状に地震は起きている。地震が多い場所は実は火山も多い。地震と火山は兄弟のようなもの。Ring of Fire(火の環)に私たちは住んでいると認識して供えなければならない。世界の大地震の2割が日本やその近海で発生している。発生の原因はプレートのぶつかり合い。海底の更にその下に地震プレートがある。地震プレートは地球上を覆う十数枚の岩盤の塊で一番大きい太平洋プレートがアジア大陸の方にプレートを押している。プレートの境界部で大きな力が発生するが、日本はその境界部に位置しているため地震が多い。
東京大学名誉教授・平田直は防災上の情報としては「地震の余地はできない」と断言。緊急地震速報を出す地震計は1000数カ所ある。どこかで地震が発生すると出てくる波をなるべく早く検知する。一番地震に近いところで観測された地震計データから、どのくらいの大きさの地震かを即時に判断するという。
2007年10月、緊急地震速報が一般向けに提供されるようになった。地震により発生するP波、S波を地震計がキャッチし30万km/sの電波で先回りし揺れの大きなS波が到達する前に緊急地震速報が発表される(気象庁HPより)。これにより新幹線などの列車は脱線回避が可能となった。
津波注意報のしくみを解説。気象庁は、どこでどのくらいの大きさの地震があれば、どの場所に何分後に津波がどのくらいの高さになるかスーパーコンピューターで計算しデータベース化している。8日の青森地震の際には約2分で津波注意報が発表された。津波の観測システムも整いつつある。「Sーnet」は日本海溝沿いの地震に備える、「DONET」は南海トラフ地震想定域の東側をカバーする。今年9月からは想定域の西(高知~日向灘)に「Nーnetが追加された。これにより、津波検知が最大20分早く観測できるようになった。今年3月に発表された南海トラフ巨大地震の新想定では被害想定死者数は29万8000人。各都市の津波高の想定も発表された。高知・黒潮町や土佐清水市は最大約34m,静岡・下田市は31m。
海岸やビーチで30cmの津波が来たら大人でも動けなくなり、津波の高さが1mになると致死率は100%だという。2011年東日本大震災の時には、震源で3分間エネルギーを出し続けた。これは例外的に大きいがマグニチュード8くらいの大地震は1分以上強く揺れる。ただちに少しでも高いところ逃げることが大事と指摘。荒井アナウンサーが縮流を体験した時の映像を紹介。縮流は、幅の広い場所から狭い場所に津波などが流れ込み勢いが増す現象。中央大学理工学部・有川太郎教授は「高さ30cmくらいで大体50~60kgの力」と話す。
防災減災のため我々がすべきことは(1)「耐震化」、(2)「すぐに逃げる、早期避難」。去年の能登半島地震で能登半島の木造家屋の6割は被害を受けているが、2000年基準を満たしている建物はほとんど被害を受けていない。南海トラフでマグニチュード9の地震が起きると一番重要なのは津波被害。何もしないと21万5千人が津波で亡くなる。全体被害の4分の3くらいが津波で亡くなってしまう。
能登半島地震から学ぶべきことがある。東京大学名誉教授・平田さんは「一度起きた地震は数年後に非常に強い揺れになる可能性がある」と述べた。あすは富士山の噴火について伝える。
きょう午前1時ごろ、静岡県長泉町の店舗兼住宅で現金約1000万円が奪われる強盗事件があった。警察によると3人の男が80代夫婦の手首や口をテープで縛り現金を奪って逃げた。
