- 出演者
- 石井亮次 奥平邦彦 カンニング竹山 丸田佳奈 石塚元章 古川枝里子 山口真由 友廣南実
おととい大分市佐賀関で発生した大規模火災。170棟以上が延焼し、発生から44時間以上経っても鎮火に至っていない。きょうも自衛隊のヘリなどによる消火活動が続いている。火元とみられる建物から1人の遺体が見つかっている。市民センターの避難所には午前7時時点で70世帯、108人が避難。DMATも派遣され、避難者のケアにあたっている。現地の状況は、このあと生中継で伝える。
オープニングの挨拶。
元消防士・野村功次郎を紹介した。
大分・佐賀関から中継。火災発生から44時間以上経った。いまも規制線が張られ、現場に近づくことはできない。無人島の蔦島では自衛隊のヘリなどによる消火活動が行われているが白い煙が立ち上っている。避難所には段ボールベッド150台が持ち込まれ、地元の医師らが持病のある人の問診を行うなど支援が続く一方、火災発生から3日目を迎え住民の疲労の色は濃くなっている。
大分・佐賀関の中継映像。無人島の蔦島から煙が上がっているのが確認できた。消火活動により火災の勢いを弱くした状態、拡大の危険がなくなったと判断されると鎮圧、火災が消火され消防隊による消火活動が必要となくなった状態、再燃のおそれがないと判断されると鎮火(兵庫・三木市・再燃火災防止対策要項より)。44時間以上経っても鎮圧に至っていない。野村が「無人島ということもあり人の手が入っていないので色々な面で消火には非常に困難な状況下であると思う」、丸田が「火の勢いをできるだけ抑えて早く鎮圧、鎮火という流れになってほしい」などとコメントした。
おととい大分市佐賀関で「家が燃えている」と複数の周辺住民から通報。火災現場は佐賀関漁港近く、火元は漁港近くの住宅街とみられ、焼失面積は約4万8900平方m、物的被害は170棟以上。空き家も多かった。海を挟んだ離島や隣接する山にも燃え広がった。1人が死亡、1人が安否不明、1人が軽傷。佐賀関地区では70世帯、108人が避難し、約270戸が停電。けさから自衛隊のヘリなどによる消火活動が続き、DMATも派遣し避難者のケアにあたっている。きょう佐藤知事が現地を視察し避難状況を確認した。消防団員の男性は「民家がひしめき合って通路が狭く、消防車が入っていけなかった」と話した(中日新聞)。佐賀関地区は人口6937人で10年前から約3割減少。大分市の2020年度の調査によると佐賀関地区には4200世帯、うち空き家が561棟。野村が「空き家があるイコール隣の隣の隣まで人が住んでいない、知らない、火災があっても発見が遅れる。管理状況が悪い、発見が遅れて火災の延焼もより早く拡大してしまう」などとコメントした。
佐賀関地区では58.2%が65歳以上で大分市の平均と比べて30ポイント近く高い。大分市消防局によると市消防団全体の平均年齢は47歳。高齢化や団員の減少が進む(中日新聞)。火災発生時は強風注意報が出ていた。大分地方気象台によると18日は冬型の気圧配置が強まり強い北西の風が吹きやすい状況だった。平年の約2割の降水量だった(毎日新聞、中日新聞)。9年前、新潟・糸魚川市の大規模火災でも強い風が吹いていた。120棟が全焼し、鎮火までに約30時間。ラーメン店から火が出て元店主に業務上失火罪の有罪判決が出た。焼失した建築物の多くが古く木造、建物が密集し道幅も狭く消火活動が困難な場所だった。公園や広場等のオープンスペースがほとんど無かったことが延焼を広げた(糸魚川市駅北大火復興情報サイト HOPE糸魚川より)。被災者生活再建支援法が適用され災害に強い街づくりを行う。これからますます火災が多くなる(消防庁資料より)。どんなところに注意が必要か、このあと伝える。
大分の火災。おととし1月、名古屋・千種区の住宅密集地で火災が発生し、看板制作会社の作業所兼倉庫など9棟が焼けた。飛び火で被害が拡大。名古屋市消防局担当者は「市内の建物火災でも遠方まで火の粉が飛散する。乾燥していたことで大規模な火災に発展した可能性がある」と話した。住宅における死亡火災の約5割が12~1月に発生。電気ストーブを使う際、周囲に燃えやすいものを置かないなど冬の火災の注意点を紹介した(東京消防庁「広報とうきょう消防」より)。東京消防庁が消火活動用ドローンの研究、開発に乗り出す。実用化で首都直下地震での延焼リスク低減、中高層建物での火災に迅速に対応。東京消防庁は来年度中の実用化を目指す。消防署などに配備し、ポンプ車による放水前の初期消火に生かしたい考え(読売新聞)。暖房を掃除しないと一酸化炭素中毒の原因に。可燃物の近くで使用しないなどストーブ、ファンヒーターの気をつけるポイントを紹介した(提供:NITE)。石塚が「こういう機会を捉えてもういっぺん自分は何をしたらいいか、何に注意したらいいか整理してできることからということなんでしょうね」などとコメントした。
東京スカイツリー、東京・明治神宮外苑の中継映像、明治神宮外苑のイチョウ並木の様子を伝えた。東京は15℃近くまで気温が上がっている。札幌は10℃台。カンニング竹山が「大変です。人人人。警察も出て車を案内」などとコメントした。
東京・明治神宮外苑から生中継。イチョウ並木の紅葉が見頃を迎えている。大正時代に設計された道路は高低差があり遠近法により奥に進むとイチョウが中央に集まっているように見える。週末からはライトアップも始まる。絵画館ではまもなくクリスマスマーケットが開かれる予定。
けさ東京は7.2℃。丸田佳奈医師は「特に手足が冷える方が多い。フローリングの家が増えているからしっかり末端から冷え対策を」などとスタジオコメント。北海道・中標津では-10.1℃まで下がった。349地点で今季最低、277地点で冬日を観測。
インフルエンザにかかりやすい5つのタイプが判明。弘前大学や大正製薬などが20歳以上の約1000人の生活習慣や既往歴など3000項目以上の健康データを解析。インフルエンザにかかりやすい特徴的なタイプは血糖が高め、肺炎の既往あり、多忙・睡眠不足、栄養不良、アレルギーあり。丸田佳奈医師は「免疫機能が正常に働かなくなる可能性がある」などとスタジオ解説。
関東では初めて、きょう茨城・水戸で初雪の便りが届いた。機械で観測し、雪かみぞれとなれば初雪の発表となる。全国の気象情報を伝えた。
ことし最後の3連休の気象情報を伝えた。
北海道網走市・キタキツネの足跡の映像(撮影:丸田佳奈医師)を紹介。丸田佳奈医師は「野生動物がことし増えている印象」とスタジオコメント。キタキツネの生息地は北海道で雑食。旭川市旭山動物園では馬肉・鶏肉・シシャモなどを与えている。足の先端が黒いのが特徴。
全国の気象情報(週間予報)を伝えた。
安倍元総理を殺害した罪などに問われている山上被告の裁判はきょう注目の被告人質問。きのう山上被告の妹が事件が起きた背景に旧統一教会があると証言した。妹は事件後唯一被告に接見している親族で、「母親が旧統一教会に入信してから家庭環境が悪化していった」「金を無心し腕にしがみつく母親を道路で引きずったこともある」などと話した。
きょう山上被告の被告人質問が行われる。信州大学特任教授・山口真由は「政治テロ?それとも絶望の果てに追い詰められてやむなくやったという話なのかで、最終的な刑はかなり変わってくる」「被告がどういう風に語るのか注目」などとスタジオコメント。きのう・おとといの弁護側証人尋問で、被告の妹は「母は旧統一教会と長男のことで頭がいっぱいだった。私に無関心で連絡してくるのは金の無心の時だけだった。母を変えた旧統一教会のせいだ」「私にとって兄は大好きなお兄ちゃんだった。(長男が亡くなった時)遺体から一晩中はなれず俺のせいと悔しそうだった」「私たちは旧統一教会によって家庭が崩壊した被害者だった。母の部屋に安倍元総理の表紙の旧統一教会の機関紙があった」などと証言した。
霊感商法対策の弁護士は「(政治家と旧統一教会の関係が目立つようになったのは)2006年ごろ、安倍元総理が官房長官になったころ」「行政が対策してくれていれば防ぐことはできたと思う」などと証言。山上被告の母親は「原因は私が加害者。もっと尽くしたら家が良くなると思っていたが、そういう思いを利用したのは教会だった」「(被告について)私がもっとしっかりしていたら徹也の人生は台無しにならなかった。彼は本当は優しい子」などと証言し初めて教会を批判する発言をした。きょうの第10回公判で初めての被告人質問が行われる。信州大学特任教授・山口真由は「能動的にテロを起こしたのか?それとも追い込まれたのか。自分の動機をどう言語化するのか」などとスタジオコメント。
ラオスを公式訪問中の天皇皇后両陛下長女の愛子さま。愛子さまにとって初めての海外公務となる。今回の訪問は日本とラオスの外交関係樹立70周年にあたりラオス政府から招待を受けたもの。愛子さまが最初に訪れたのはフランスからの独立を記念して建てられた凱旋門。その後、ラオス仏教で最高格式の寺院「タートルアン」。愛子さまの服装はアイボリーとラベンダーの民族衣装。熱烈な歓迎を受けた愛子さまは両手を合わせるラオス式で挨拶をされた。視察を終えた後、愛子さまはおひとりで記念撮影をされたが寺院の関係者らを呼び込み一緒に写真を撮るよう誘われる場面もあった。その後国家主席府に向かわれ、トンルン国家主席を表敬訪問された。夜には薄井黄緑色の和服姿で晩餐会に出席。ラオス語を交えて挨拶された。愛子さまが海外でスピーチされるのはこれが初めて。きのうは水色のワンピース姿で日本語を学ぶ学生たちと交流された。愛子さまは退出する際に「日本語の勉強を頑張ってください」と生徒にエールを贈られた。愛子さまはきょう日本が支援している小児病院などを施設される予定。
