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日本はワールドカップカタール大会でベスト8を目標に臨んだ。初戦でドイツに勝利し、スペインも撃破。次々に優勝経験国を破り、日本サッカーの歴史に新たな1ページを刻んだ。日本の快進撃の裏には、捨て身の戦術変更があった。
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- 2022 FIFAワールドカップ
オープニング映像。
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初戦のドイツ戦で、当時ドイツでプレーしていた吉田は日本を見下す相手の油断をつけばチャンスはあると伝えていた。ドイツは伊東純也がいる右サイドに圧力をかけることで、伊東の攻撃力を封じようとした。巧みな戦術に翻弄された日本は1点ビハインドで後半を迎えた。森保監督は、後半に4バックから練習で試したことのない3バックに変えることを決断した。酒井を中盤のウイングバック、伊東は前線にポジションをあげた。攻めの人数を増やした日本は反撃へと舵を切った。酒井は左太ももを痛めて交代し、南野が急遽ピッチに立った。5人の交代枠を使い切った日本は、交代選手たちの連携によって後半30分にゴール。後半37分には浅野が決め、逆転勝利した。
第2戦で日本はコスタリカに敗れ、第3戦でスペインと戦うことになった。1次リーグ突破に暗雲が立ち込めた。吉田麻也は選手たちを集め、ミーティングを開いた。吉田は、川島選手の話は重みがあってすごい存在だった。チーム最年長の川島永嗣は、自らの出場機会がない中で若い選手たちに日本代表であることへの思いを語りかけた。酒井は、あのミーティングでより強固なグループになったと話した。
スペイン戦では開始早々に1点を決められた。前半ボール支配率はスペインが79%で、日本は自陣で耐える苦しい展開を強いられた。吉田は、前田が相手のゴールキーパーまでボールを追いかけた場面を見て敵陣深くでのプレッシャーが効果的だと感じた。1点差で折り返し、後半開始から突破力が持ち味の堂安、三笘が投入された。日本は次々と敵陣深くでプレスをかけ、ボールを奪いに行った。後半3分で堂安のゴールで同点に追いついたが、このプレスは捨て身の作戦だった。伊東のプレスがかわされていたらフリーの選手にボールが渡り、カウンターを受けていた。ハイプレスを続けた日本は、その直後に三笘の切り返しから田中碧が2点目を決めた。吉田は、ドイツ、スペインだからと怯む選手は少なくなったと話した。日本はスペインを撃破し、1次リーグを首位で通過した。
決勝トーナメント1回戦で、日本は前回大会準優勝のクロアチアに挑んだ。前半終了間際に前田大然が決め、この大会初めてリードして後半を迎えた。クロアチアは後半に戦い方を変え、ロングスロー、クロスボールで日本を揺さぶりにかかった。酒井は、日本は両ウイングバックに攻撃的な選手を使っていたのでファーサイドへのクロスボールは多かった、ウイングバックが守備しないといけない状況を作られたと話した。クロアチアは後半10分に同点ゴールを決めた。日本はけがから回復した酒井がピッチに入り、権田のロングフィードで前線にボールを送り局面の打開を狙った。権田は、あの状況でも足元からビルドアップできればもっと相手にもダメージを与えられたかもしれない、終盤に点を取られて負けたロシア大会の教訓もあったと思うと話した。活路が見出だせないままPK戦でクロアチアが勝利した。
権田は、日本戦はあくまで通過点と思ってリラックスしているクロアチア代表と気負っている日本の差、高いレベルでの場数をもっと積まなければいけないと話した。川島は、ベスト8以上への執着が壁を破ると話した。酒井は、リードしている時の戦い方を短時間で意思統一できるかがカギと話した。吉田は、クロアチアとの差はわからない、なんで勝てなかったか、なんで勝ったかを考えながら次の試合に臨む繰り返しはやめるまで続くと話した。
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