- 出演者
- 武田鉄矢 渡辺和洋 天達武史 谷原章介 佐藤弘道 宮澤智 酒主義久 田中良幸 山田夏子
視聴者からの伝言板「我が家の4歳の息子は海援隊の大ファンです。金八先生ファッションで幼稚園の入学式へ行きました。もちろん、ロン毛も貫いてます!夏用スモックにも名曲『あんたが大将』を縫い付けているんですよ。海援隊のベストセレクションをおねだりするほどはまっている息子から武田さんへ質問です。『贈る言葉』の歌詞カードの裏表紙に描かれている絵は誰が描いたのですか?」を紹介した。武田は「この絵は覚えていない、ごめんなさい」と答えた。
きのう、茨城・つくば市では横殴りの激しい雷雨となった。茨城・石岡市では1時間で約120mmの猛烈な雨が降り、道路が冠水した。関東ではきのう、大気の状態が不安定となり、各地でゲリラ雷雨が発生。気象庁は茨城県、埼玉県、群馬県、山梨県、長野県に「記録的短時間大雨情報」を相次いで発表。茨城・境町ではひょうが降り注いだ。一方で、きのうも全国各地を危険な暑さが襲った。熱中症警戒アラートは愛知県や福岡県など今年最多となる20の県に発表された。山梨・河口湖は雨不足の影響で水位が大幅に下がっていて、観光客に人気のスワンボートは8台中5台しか稼働できていない。河口湖は今年4月に取材した際にも水位が低下し、春から現在に至るまでずっと渇水が続いていた。山梨県富士山科学研究所・山本真也主任研究員は「河口湖は毎年、季節によって水位が変わるが、梅雨から秋口にかけて高くて春先になると低くなる。今年は春先に低下した後、まとまった雨が降ってなかった。10年ぶりぐらいの異例なこと」と指摘した。今年は西日本各地で観測史上最も早い梅雨明けが発表され、関東でも梅雨入りしてからの降水量がほとんどの地域で平年の半分未満。河口湖周辺も先月の降水量は82.5mmと去年の3分の1以下。きょうも関東から北ではゲリラ雷雨のおそれがある。
山梨・河口湖から中継で水位などの様子を伝えた。きのう、山梨県では記録的短時間大雨情報が発表され、山中湖では1時間に約110mmの猛烈な雨が降ったが、河口湖では2.5mmしか降らず、きのうときょうの基準の水位は-3.2m。
今年の梅雨は平年より降水量が少ない。東京は平年比25%、横浜は24%、千葉は24%、さいたまは44%。水ジャーナリスト・武蔵野大学客員教授・橋本淳司氏は「ダムの水源地に雨が降らないと水道水源として意味がない。小雨になったり、暑くて蒸発量が増えたりするとダムの貯水量が一気に減り、今後の降水によっては本格的な水不足になる可能性がある」と指摘した。気象防災キャスター・天達武史は「このまま降らないで空梅雨で暑い夏が来ると深刻な問題になる。現在、利根川水系のダムはここ数年で一番水は多いが、夏はどんどん使うので一気に干上がってしまうことも考えられる」と解説した。
さんさんクイズ「いいことがありそう!とポジティブな果物はなんでしょう?」。正解「伊予柑【いい予感】」。
今は太平洋高気圧に覆われている。このあと太平洋高気圧が2つに割れて、西日本は高気圧圏内で猛暑になる。さらに24時間以内に台風が発生し小笠原に接近する見込み。割れた太平洋高気圧に沿って台風が進むため、本州には近づかないとみられる。台風が通過後、高気圧の南側にもう一つ台風が発生し、沖縄に近づく可能性がある。来週以降は太平洋高気圧が合体して真夏のような暑さになる。来週以降に関東も梅雨明けするとみられる。太平洋高気圧の上にチベット高気圧が重なり、西日本と東日本を中心に猛暑が予想される。8月に弱まったタイミングで台風が発生するとダムの水不足は解消されるかもしれないが、勢力の強い台風が来る可能性がある。
水不足にならないために普段から心がけてほしい節水がある。歯磨きで1分間水を流すと10L、コップにすれば300mL。台所では必要な時だけ蛇口を開閉(5分で60L)。節水型のシャワーヘッド・蛇口で30~50%削減も可能。アナウンサー・豊崎由里絵は「調べると色んな地方自治体で雨水タンクに補助金を出している。それをすることで道路の冠水も防ぐ役割がある」とコメントした。
きのう午前11時45分ごろ、東京・池袋の「サンシャイン60」内のアディーレ法律事務所の事務室の中で刃物を振り回し、背後から同僚の首を複数回刺し殺害しようとした容疑で50歳の男が逮捕された。刺された男性は病院に搬送されたが、その後死亡が確認された。事件後、容疑者は交番に出頭し、犯行に使ったとみられるナイフのほか、別のナイフ2本を所持していた。近隣住民は容疑者について「おとなしそうな人物」と語る人がいる一方で、「1年半くらい前に置き配の発泡スチロールが蹴られてバラバラに散乱したり、穴が開けられることが何回かあって、誰か確認したら容疑者だった」と話す人もいた。また、事件前日に容疑者の異変を感じたという人もいた。容疑者は警察の取り調べに対し「被害者に恨みがあり、我慢の限界が来てしまった」と話している。今年3月頃から知人に対して犯行をほのめかす発言を繰り返していた。容疑者から犯行について相談された知人は「言ってることは殺人予告。もう何十回も聞いてる」と話した。さらに、「同僚が私を絶えず監視している。耳元で『逃げても無駄だよ』『逃げられねえよ』って言われている」と話していたという。先月20日に容疑者と会う予定だったという男性は仕事の都合で会うことができなくなったと伝えると、「大丈夫です。ちゃんと準備しますから」と言われ、男性はもう時間がないかもしれないと思ったという。警視庁は容疑を殺人に切り替えて詳しく調べる方針。事件を受けてアディーレ法律事務所は「現在、警察による捜査が進行中であり、弊所としても、全面的に協力をしております。亡くなられた従業員のご冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に心からのお悔やみを申し上げます。事実関係が明らかになり次第、速やかに皆様にご報告いたします」などとコメントしている。
2022年、東京・稲城市の民家に宅配業者を装った実行役が押し入り住人に暴行し、現金約3500万円などを奪った強盗致傷事件。その後、山口・岩国市や東京・中野区で発生した強盗未遂事件などに関与したとして起訴された広域強盗事件グループ幹部の被告の裁判員裁判の初公判がきのう東京地裁で開かれた。一連の広域強盗事件に関与したとされる他の被告3人を加えた4人の幹部。収容されていたフィリピンの入管施設から秘匿性の高い通信アプリで事件を指示したとされている。検察側は冒頭、強盗致傷ほう助の罪など起訴内容を読み上げた。被告は全ての起訴内容を認めた。一方、弁護側は被告について2018年、“仮想通貨”への投資で多額の借金を負い、返済のためフィリピンに拠点があった特殊詐欺グループに加担した経緯を説明。その後、借金を肩代わりした別の被告から依頼され、実行役の勧誘・紹介を行ったと事件への動機について触れた。裁判の争点は量刑。
きのう、ルフィグループの幹部4人の中の1人の初めて裁判員裁判が行われた。一連の強盗事件で注目されたのが闇バイトで集められた実行役の存在。東京・中野区で発生した事件では宅配業者を装った男6人が住宅に侵入し、住民の顔を殴り現金約3000万円を奪い逃走。翌年には東京・狛江市の一軒家で90歳の女性をバールで殴って死亡させた強盗致死事件が発生。事件の実行役はSNS上で高額報酬をうたう「闇バイト」の投稿を通じて集められ、秘匿性の高い通信アプリで指示を受けていた。被告は実行役を集める「リクルーター」の役割だったとみられる。裁判の争点は量刑。検察は被告が実行役をSNSで集めていたことについて「強盗であると明確に認識し実行役を紹介していた」と指摘し、「被告人は組織の金庫番であり組織トップの別の被告に次ぐ地位だった」と主張。これに対し、弁護側は「強盗するかもしれない程度の認識だった。グループ内での権限は低く、どうでもいい存在だった」と主張。検察と弁護側で主張が対立する形となっている。
元横浜地検刑事部長・若狭勝弁護士によると、広域強盗事件での被告の量刑は強盗致傷ほう助罪、強盗未遂ほう助罪、詐欺罪などがある。被告は東京・稲城市、中野区、山口・岩国市の3件で実行役を集め、犯行を手助けした罪などに問われている。検察側は幹部4人のうちの1人である被告は実行役を集めたリクルーターで、組織の金庫番でもありナンバー2だったと指摘し、一連の事件で重要な役割を果たしたと主張。一方、弁護側は被告は浮いた存在でグループにとってどうでもいい存在だったとしている。借金を肩代わりしてもらった組織のトップとみられる被告から「人員を用意しろ」と頼まれ断れず、計画の詳細を知らされていないため、重要な役割を果たしていないと主張。弁護士・若狭勝は「被告の量刑は今後の残った3人の量刑を占う形にはなる」などと解説した。豊崎は「裏に組織があると言われていたが、裁判でたどり着くのか。投資で人生を大失敗してしまった人が闇の世界でしか生きていけないというルートができてしまっているのも問題」、武田は「個と個のつながりが答えを一つに絞ってしまうところに恐ろしさがある」などとコメントした。判決は今月23日に言い渡される予定。
明日、参院選が公示される。現在、各党がSNSを駆使したPR戦略に力を入れている。SNSは選挙結果を左右するほどの影響力を持つ。選挙ドットコム・鈴木邦和編集長は「各党ともネットの層は絶対無視できない。絶対取りに行かなきゃいけないところ」と話し、政党からのSNS動画の配信だけでなく、そこからの広がりが重要だと指摘する。鈴木編集長は「切り抜いたりして動画にしてもらうかが大事。都議選期間中に都議選関連の動画全部のうち93%は第三者によるものだった」と話した。去年の東京都知事選では元安芸高田市長・石丸伸二候補の市長時代の動画や選挙期間中の演説などが切り抜かれて拡散され、再生数が1000万回を超えたものもあり、165万票を獲得した石丸氏の躍進を支えた。選挙ドットコムが去年の衆院選の際に行ったアンケートでは、投票の時に参考にするメディアは?という問いに対し、20~40代はインターネットと答えた。今回、各政党に参院選に向けたSNS戦略について独自アンケートを実施。さらに影響力を増す切り抜き動画を見る際の注意点も伝える。
あす、参院選の公示を迎える。フジテレビ系報道情報番組では視聴者に投票のためになる情報を伝える「もっと投票の前に」というキャンペーンを展開。きょうのテーマは「便利?偽情報?参院選 各党のSNS戦略は…」。視聴者に選挙でのSNS活用方法について公式LINEからご意見・ご質問を募集。参院選の各党のSNS戦略について独自アンケートを実施したところ、ショート動画や動画制作など、どの党からも「動画」というキーワードが出てきた。「選挙ドットコム」編集長・鈴木邦和は「有権者の3~4割はネットを中心に情報収集して投票先を決めている。その中でもYouTubeの割合が増えている。Xはビラを受け取る感覚だが、YouTubeは五感に基づいた情報が入ってくる」などと解説した。主な政党のYouTubeチャンネル登録者数のトップ3はれいわ新選組、参政党、国民民主党。有権者数全体では約1億400万人。鈴木編集長は「新しい政党はYouTubeが得意。れいわ新選組や参政党はネットを中心としたネット戦略で生まれた政党。登録者以上に非常に多くの方が見ている」、フジテレビ政治部デスク・高田圭太は「経験の差と訴え方によって差が埋まらないで焦っている声は聞く」と解説した。豊崎は「ショート動画は候補者が聞き手になり素敵に見えるが、政党の主張は見えてこない」、佐藤は「選挙は新聞がメイン」とコメントした。視聴者の声「公約内容わかりやすい!ショート動画を参考にします!」「TVや新聞よりSNSをを見る機会が多いです。情報の取捨選択は必要だがSNS大歓迎!」を紹介した。
SNS戦略で強化したポイントについて、きょうまでに回答があったのは6党。先月TikTokを開始した自民党は「多くの方へ情報を届けられるため、特にショート動画の発信を強化した」、立憲民主党は「SNSの双方向性を生かしたライブ番組を配信し、視聴者の声を聞き活動につなげていく」、日本維新の会は「社会保険料を分かりやすく説明をする横型動画やショート動画を投稿する」、日本共産党は「冒頭にどんな文字が出るか、セリフになるか、カラーリング、BGMすべてにこだわっている」、参政党は「無党派層や若年層にも見てもらいやすいYouTube企画やショート動画配信コンテンツの強化」、社民党は「切り抜き動画をしてくださる支援者の方が多いので、国会質問や街頭演説の投稿を強化」と回答。武田は「映画の予告編と同じでよく見えちゃう」とコメントした。視聴者からの声「大いに使っています。でも自分でも調べてます。生の声が聞けるのは大事です!!」「見ない!選挙公報や新聞、TVなど自分なりに判断する!!」を紹介した。国民民主党は選挙に向けてCMを作成。公明党はYouTubeでサブチャンネルを開設。れいわ新選組は山本太郎代表のショート動画を数多く配信。日本保守党はYouTubeで代表の定例記者会見を配信。鈴木編集長はSNSを活用が進んでいる政党について「国民民主党と公明党は非常に上手。支持者の外に広げられる動画をいかに作っていくかがSNS戦略では重要」、高田デスクは「自民党は議員任せになっていた部分はある」と解説した。
去年10月の衆院選期間中の政治系動画の再生回数は約2億7500万回。そのうち第三者が発信した動画が58.9%。(選挙ドットコム)。切り抜き動画とは国会での質疑応答、街頭演説、ライブ配信に第三者が編集・加工し、YouTubeやTikTokなどのSNSに投稿・拡散する。鈴木編集長は「都議選では9割以上が第三者だった」と解説した。切り抜き動画を趣味で作り始め、今では副業になっている方を取材した。「世界を賑わすニュースあれこれ」切り抜き動画の運営者は「過激な発言や失言は注目を集めやすいので、切り抜きポイントにはもちろんなる」と話した。
各政党のSNS戦略を分析。切り抜き動画が影響力を持っている。切り抜き動画を作っている方に取材した。政党の会見や動画を切り抜き、収益は最高が80万円/月、現在は30万円/月。サムネイルに過激なワードを使わないと再生数が伸びづらいが、現在は過激な表現は使わないという。誇張的な切り抜きの再生数は10倍ほどに伸びる。恣意的な動画も存在するため、見る側の意識を高めることも重要。切り抜き動画のメリットは短時間でコンテンツの要点や面白い部分を効率的に把握できる。デメリットは“アルゴリズム”による情報の偏りがあり、視聴履歴などから同じような動画がおすすめされるため、偏った意見ばかり目にすることになる。制作者が再生回数(収益)を意識し、あおる・デマ・歪曲された動画も多い。
「2025FNS歌謡祭夏」の番組宣伝。
「鬼滅の刃特別編集版」の番組宣伝。
視聴者の声「フェイク動画もあるから見極めが難しいです!」「フェイクや悪意のある切り抜きの見分け方を教えて!」を紹介した。選挙ドットコム編集長・鈴木邦和は「タイトルやサムネイルだけで判断しないことが大事。動画を見た時に切り抜きのもととなっている動画を確認することが一番大事。公職選挙法における虚偽事項の公表罪があり、偽情報を流布した場合には捕まるが、ネットにおいては捕まえられる状況にない。法律の問題ではなく数が多すぎて当局が動けない。取り締まる上で基準となるガイドラインを総務省が作るなどするべき」と解説した。
東京・お台場の中継映像を背景に気象情報を伝えた。