2023年11月5日放送 14:00 - 14:55 フジテレビ

ザ・ノンフィクション
からだに記す女たち 〜女体書道を願うわけ〜

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(オープニング)
オープニング

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からだに記す女たち 女体書道を願うわけ
からだに記す女たち 女体書道を願うわけ

書家の小林覚さんは、肌もあらわなゐぶきさんに向き合う。ゐぶきさんは、まさにサナギから今出た瞬間だと思っているのでそれを書きたかったと話す。これを女体書道と称し、本人の希望を聞き届けイメージに合わせた絵や文字が描かれた。最後に写真撮影した。彼女は女体書道をInstagramで知ったという。体験を望む女性は少なくない。これまで和のテイストで海外にアピールしたいと願ったモデルなどがいる。タトゥーと違いすぐに拭き取れるところが大きな魅力のひとつ。その上写真はデータでもらえて料金は一切かからない。体験者はこれまでに100人近くで、書家の定期的な写真展を見て応募するひともいた。詩乃さんはアートになった自分を見てみたいという。詩乃さんがお気に入りの言葉は「遊びをせんとや生まれけむ」で、梁塵秘抄の一節。

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Instagramチョウ上杉謙信川崎市(神奈川)枕草子梁塵秘抄渋谷(東京)

主婦のゆかさんは短大をでて就職し社内恋愛をし23歳で寿退社をした。5年目に長男を授かり4年後に次男が生まれた。40代でボディーコンテストに出始めた。女体書道を始めたのは自分の写真が少なかったという。次男は中学生で長男は高校生で今になって自立をしたくなったとのこと。簡単な説明で背中に字を書いてもらって撮影してもらうと旦那に言うとなんであんたが?と言われたという。ヘアメイク担当は結婚に縛られないとした。花は真っ白なカサブランカをゆかさんが用意した。

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カサブランカ

東京銀座で出会ったのは女体書道に傷を癒やされたという36歳。西山さんは路地裏で小さなバーを経営している。小学生のころ、先天性脊髄側弯症と診断されコルセットが外せなかった。いじめにもあい少女時代をつらく過ごした。高校のときに手術を宣告され手術をしないために頑張ってきたのに地獄に突き落とされたようだったなどと話した。金属が埋め込まれた背中は今も自由に曲がらず皮膚に手術の傷が残っている。女体書道で初めて自分を肯定できたという。

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先天性脊髄側弯症少女A銀座(東京)

小林さんが蔵で女体書道と向き合い始めたのは6年前。小林さんの自宅は蔵の隣にある。4年前に妻・かおりさんを亡くした小林さん。2015年に乳がんが見つかり治療したが、再発したときがんは全身に転移していた。妻は抗がん剤を拒み、小林さんはその時に「どうしておけば良かったのかな?」と思ったものの、亡くなる時「とにかくあの時抗がん剤をやらなくてよかった」と妻に言われたという。かおりさんは女体書道に理解を示してくれていた。そんなかおりさんが亡くなって以来、ずっと息子の弁当を作り続けてきた小林さん。取材した日は普段より遅めの朝ごはんだった。長く絵画教室に通っているという息子は、父の女体書道について「色々工夫されているなと思うし、アート目線だなと思っている」と理解を示している。父の方から息子に作品の狙いを説明することもあるという。

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乳がん早稲田大学渋谷(東京)

「もう一度背中に文字を」。西山美海さんがそう決めた事情は複雑だった。物心付く前に両親は離婚し、母親の再婚は美海さんが高校2年生の時だった。1人っ子の美海さんは母方の祖父母に溺愛され、一方で母親との溝が生まれた。母親へのわだかまりが今回の動機。心の傷は体の傷よりも深いものだった。

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側弯症

美海さんは自分を鼓舞する言葉を記す。小林さんは彼女が背負う傷に意味を与えようと傷を生かしたデザインを施した。3ヶ月後、美海さんは両親へ2回目の「女体書道」の作品を披露。母・真澄さんは前よりもこっちの傷の方がわからないなどと話した。

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銚子(千葉)

美海さんは母・真澄さんを強い口調で責める。これまでもずっと繰り返されてきたやり取り、いくら母を責めても過ぎ去った時は戻らない。美海さんは女体書道で1つの区切りをつけようとしていた。7月、美海さんには彼氏が出来た。体の傷のコンプレックスを持つ彼女はそれを払拭しようとイベントの司会や女優業を続ける。舞台後、小林覚さんや両親が駆けつけくれていた。美海さんの元には声を掛けてくれる人の列が出来ていた。たとえ1日限りの体験でも写真はずっと残る。心を探したかけがえのない証として。

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国立劇場
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