2024年2月25日放送 14:00 - 14:55 フジテレビ

ザ・ノンフィクション
僕を産んでくれたお母さん〜言葉を失ったママと家族の4年〜

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

僕を産んでくれたお母さん〜言葉を失ったママと家族の4年〜
僕を産んでくれたお母さん〜言葉を失ったママと家族の4年〜

年の差7歳の夫婦は3人の息子に恵まれた。末っ子の煌泰くんは4歳。取材スタッフが金山さん夫婦に出会ったのは4年前。そのとき、妻・金山あさ奈さんと煌泰くんは生死の境にいた。2019年9月27日、北里大学病院に搬送されてきたのがあさ奈さん。32週目の赤ちゃんがいるなか、脳に出血があり緊急手術をすることに。母体と赤ちゃんを助けるために、まずは帝王切開で赤ちゃんを取り出し、その後に母親の脳出血の措置をする。1974gの男の子が生まれた。手術の翌日に再び異変が起きた。出血を取り除いた同じ場所に新たな出血が確認された。家族が呼ばれて再手術をすることが告げられた。夫の文哉さんはただ呆然とするばかり。文哉さんにとってあさ奈さんは自動車整備会社の先輩だった。結婚は2010年。息子2人に恵まれて3人目を心待ちにしていたときだった。救急搬送から3日、回復のかすかな兆しが見えた。やがて呼びかけにも反応するようになる。赤ちゃんの名前は煌泰くんに決まった。救急搬送から18日、煌泰くんと2度目の面会が許された。あさ奈さんははじめて煌泰くんを抱っこした。左脳のダメージで右腕の自由は利かない。搬送から1カ月、2人の息子たちとの面会。

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北里大学病院相模原市(神奈川)

煌泰くんは生後42日で退院。あさ奈さんは救急搬送から5カ月で退院となった。あさ奈さんは家に戻ってたが、以前の日々が戻ったわけではない。漢字は読めるのに平仮名が読めないという後遺症がある。二世帯住宅で暮らすあさ奈さんには実の母親の助けがあるが、子どもたちの好物を作りたいと焼きそばに挑戦した。自由が利くのは左手だけ。あさ奈さんは賢明に調理をする。ところが、子どもたちの箸は進まない。取材スタッフは家族のこれからを見つめていきたいと考えたが、コロナ禍に阻まれた。

撮影再開は2023年9月27日。煌泰くんは4歳になった。誕生日はあさ奈さんが緊急手術を受けた日でもある。あさ奈さんも文哉さんもスタッフを受け入れてくれた。誕生日プレゼントは昆虫の模型。驚かされたのはあさ奈さんの明るさだった。3年たっても右腕と右足は不自由なままであの日の記憶はない。息子たちはママの見舞いに行ったときのことをよく覚えていた。文哉さんは自分にできる家事を率先してやっていた。ごはんの支度はあさ奈さんのお母さん・常子さん。親子で言い争いもできるようになったという。あさ奈さんは職場復帰をしていた。職場までは1時間半の道のり。復職してもう2年になる。明るい性格のあさ奈さんは自分なりに工夫してできる仕事を増やしている。以前からのお客さんも訪ねてきた。つらいリハビリを乗り越えて退院できたのは根っからの努力家だったから。

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出産時に体重1800g足らずだった煌泰くん。帝王切開で生まれてすぐ新生児集中治療室に運ばれた。この時、あさ奈さんはまだ言葉を発することができずにいた。現在煌泰くんが通っているこども園にはお兄ちゃんも通っている。仕事を終えたあさ奈さんが迎えに来るのは午後6時過ぎ。家に帰ればあさ奈さんにも子育ての苦労が。なかなか言うことを聞いてくれない尚輝くんを叱るが、結局あさ奈さんの仕事が増えることになった。

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あさ奈さんの爪切りは母の常子さんの仕事になった。煌泰くんの髪を切るのは文哉さんの仕事だ。金山家では、あさ奈さんの入退院で役割がリセットされた。ママの言葉は時々不明瞭だ。家族の負担が増えていく。子どもにも負荷はかかっている。失語症もあるので、コミュニケーションがうまくとれないという。言葉のリハビリに行きたいとあさ奈さんが言っているとのこと。以前のように喋りたいと思っている。定期的な診察があった。北里大学病院にやってきた。

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北里大学病院相模原市(神奈川)

神奈川県相模原市の北里大学病院を訪れたあさ奈さん。医師によるとこぶはきれいに処理できている、コミュニケーションを取ると脳が活性化するため会話をすると良いなどと話した。

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北里大学病院相模原市(神奈川)

しばらく遠ざかっていた言葉のリハビリを行うあさ奈さん。タブレットに表示された文字を、目の前の札から選び出す。読むことは出来ても、文字を識別するのに時間がかかるという。2023年のクリスマスイブには文哉さんの実家に向かった。4年前のあの日、命の瀬戸際にあったあさ奈さんと煌泰くん。とてもそうは思えないほどにぎやかな帰省となっていた。

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医師や看護師の現場を見つめて大病院に詰めていた取材スタッフは試練に立ち向かう親子とそれを支える家族に心を揺さぶられたそう。退院と同時にカメラを置いていたら医療に救われた患者のうちのひとりで終わっていたが、子どもたちが大人になった時にあさ奈さんがどれだけ頑張ったかを知るはずとのこと。

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