2024年1月14日放送 14:00 - 14:55 フジテレビ

ザ・ノンフィクション
私が踊り続けるわけ3〜57歳のストリッパー物語〜 後編

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

私が踊り続けるわけ3〜57歳のストリッパー物語〜 後編
私が踊り続けるわけ3〜57歳のストリッパー物語〜 後編

23年8月、星愛美さんはガンの手術を受け、肺の一部を摘出していた。後遺症で酷い咳が続き、体力も著しく低下。そのなかで、9周年を迎えた浜崎るりさんを祝福し、電話で笑い合っていた。星さんは中学時代は荒れ、歌手になれると騙されてセミヌードをやらされた。15歳までに二度の妊娠と中絶、さらに結婚後は死産を経験。21歳で離婚し、AV女優としてデビュー。2年後、ストリッパーに。33歳でAV女優として復帰するも、37歳で子宮頸がんと判明。子宮を全摘した。

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子宮頸がん晃生ショー劇場東大阪市(大阪)

45歳で星さんはストリップの舞台に戻った。全国各地に熱烈なファンがいて、近年は女性ファンの獲得に成功している。劇場では浜崎さんのデビュー9周年を祝うイベントが開かれ、星さんも参加予定だったが、体調がおもわしくなかった。浜崎さんは新人の頃から星さんに面倒を見てもらい、利他の精神に触れたという。10月のある日、星さんは母親と家族のアルバムを見返していた。星さんの父親はバーテンダーで、精悍な顔つき。酒好きの一面があり、病気になったからといって断酒するような人間ではなかった。

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晃生ショー劇場東大阪市(大阪)

食卓を囲むなか、母親は星さんがストリッパーとしてデビューすると聞いた当時を思い出した。「辞めるように言っても素直に応じるような性格ではない」と半ば諦めていた一方、父親は 七五三をはじめ、家中の写真を焼却してしまったという。母親は50万円かかったのに星さんがわずか3ヶ月で学校を辞めさせられたことなどを明かし、「よそのうちはいい。なんで、うちだけこんなふうなのか」と事あるごとに思っていたという。ガンの手術から数カ月後、星さんの回復は目覚ましく、医師から驚かれるほどだった。11月中旬、復帰に向けたレッスンに臨み、

星さんの熱烈なファンにスーさんがいて、病で体を蝕まれるなか長崎から応援に駆けつけていた。スーさんの没後、妹さんからの手紙が星さんのもとに送られてきた。兄がストリップにハマっていたことに驚きつつ、この番組で星さんの生き様を目にし、「お体を大事になさって」と記していた。復帰に向けたレッスン中、星さんの肩や足に激痛が走ったが、ファンのためにも意志は折れなかった。

本番が迫るなか、ひどかったはずの咳はウソのようにとまり、星さんの母親は安堵しつつも、娘の性格上、本番に向け無理はしないということはありえないと心配していた。劇場では星さん、浜崎るりさんが久方ぶりに再会した。

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晃生ショー劇場東大阪市(大阪)

23年11月21日午前、劇場がオープン。場内には星さんの復帰を祝う花が並べられ、今は亡きスーさんの妹さんのものもあった。都合が良ければ、復帰ステージを観に来る予定だったという。

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晃生ショー劇場東大阪市(大阪)

57歳と日本最高齢のストリッパー、星愛美さんがステージにカムバックした。舞台袖から見守っていた浜崎るりさんが心配するほど、星さんの体は動いていた。熱烈なファンの1人、ひこにゃんさんは潰瘍性大腸炎という難病と戦い、入退院を繰り返している。星さんの全身全霊のパフォーマンスにひこにゃんさんはタンバリンでエールをおくり、抗がん剤治療などを控える星さんに向け、「ファンの方々に会えること、やっぱり生きてて良かったと思うことが僕の財産。星さんも帰ってきてください」と激励した。星さんは「還暦に向けて頑張ります」と述懐した。

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