2023年12月3日放送 14:00 - 14:55 フジテレビ

ザ・ノンフィクション
新宿二丁目の深夜食堂2〜名物ママ 54年目の決断〜 前編

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(オープニング)
オープニング

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新宿二丁目の深夜食堂2〜名物ママ 54年目の決断〜 前編
新宿二丁目の深夜食堂2〜名物ママ 54年目の決断〜

新宿2丁目の深夜食堂クインは夜に賑わい、ママの加地律子さんは78歳で店は町の名物となっている。クインのオープンは深夜0時で加地律子さんがビールを栓抜きで叩く音がおなじみの名物で、メニューのカイブツはベーコンエッグ、厨房は夫の加地孝道が担当している。クインでは500円の定食を筆頭に料理はリーズナブルで加地律子さんは口は悪いが根は優しいという。客同士も顔なじみで加地孝道さんのおにぎりは人気メニューで持ち帰る客もいると紹介。これまで閉店は午前9時であったが体力の限界を感じ早めに閉める日が増えている。加地律子さんは坐骨神経痛を患っており、この所傷みが酷くなっていると話す。

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1963年(昭和38年)北九州市小倉から一足先に上京していた姉に誘われ18歳で上京。1968年(昭和43年)神田の喫茶店で働いていた時に客だった大学生・孝道さんと知り合い23歳で結婚。1970年(昭和45年)25歳で新宿に喫茶店「クイン」オープン。店の継続は体力との相談。2人は1年後に店の賃貸契約が更新を迎えるまでは頑張ろうと決めていた。坐骨神経痛が落ち着いていた時期には夫婦で新宿区のデイケアサービスへ。働けることは幸せでも決して油断できない日々。孝道さんが店に出るのは深夜11時30分。少し遅れて律子さん。準備する料理はその日の仕入れ次第。時には律子さんが仕込みを手伝うことも。午前2時過ぎの店に飛び込んできたのは近くでバーを経営しているあいちゃん。二丁目に小さな店を持ち、女優の仕事もしているという。最近はキッチンカーで手作りシューマイの販売も始めた。理由としてバーは待つ商売なので自分で動くことで気持ち的に楽だなと思ったという。バーを構えたのは11年前。その以前から「クイン」には足繁く通っていたそう。水商売のいろはは律子さんに教わった。律子さんに惹かれるのは91歳になる自分の祖母と重なるからだという。2歳で両親が離婚し祖父母に育てられた。10代・20代はとにかく早く家庭を持ちたかったといい、その理由は家族みたいなものに憧れていたんじゃないかと。この夜も店を閉めた後はお土産を手に「クイン」へ。あいちゃんは知り合いを誘って飲み直していた。いつもと変わらぬ店内に異変が起きたのは一際暑い夜のことだった。普段なら営業中の店が真っ暗。実は孝道さんが家で倒れ救急搬送された。

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真夏の午前2時前に愛ちゃんの店に駆け付けた。そこにはりょうこさんの姿もあった。お父さんが倒れたという。病院にはりっちゃんが付き添っている。店の明かりが灯ったのは2日後である。病院では夏風邪と診断されたという。倒れたことは周りに伝わり常連さんが駆け付けた。この出来事は夫婦の決断を促すことになった。

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りっちゃんも孝道さんを気にかけていた。忙しい日は一晩中立ち仕事である。バーの常連さんは毎週木曜日の午前3時頃に訪れ特別メニューが用意されている。孝道さんは休みたいが客が切れないとした。りっちゃんは早めに家に帰る気力すら残っていない。

名物ママは常連客たちが集まった8月の30日午前6時、9月いっぱいで店を辞めるという重大発表をした。ママは「金は大事だが、働けないのに無理やり客に迷惑をかけて集める金は申し訳ない」などと話した。この店は今後シャンソンクラブになることが決まっている。5日後、店の入り口には「9月いっぱいで閉店」のお知らせが張り出された。

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