- 出演者
- 中居正広 笑福亭鶴瓶 杉原凜 長谷川忍(シソンヌ) 若槻千夏 土屋太鳳 丸山礼 りんたろー。(EXIT)
韓国10大財閥の1つ、韓進グループで起きた事件について。1996年ソウルでパクさんは客室乗務員として大韓航空に入社。会長が乗るハワイ行きの便に乗ることになった。
出演者らが挨拶をした。
パクさんは韓進グループ会長の登場便を担当することになった。会長の機嫌を損ねただけで懲戒処分になった人もいたという。会長が搭乗するまでの3日間講習が行われた。会長が乗る便は普段の10倍の人数で清掃され、財閥一族が乗るときには食器は新品に変更された。パクさんの担当はエコノミーだが会長と会ってしまった。その後も財閥ファミリーに失礼のない教育が徹底されパクさんは何度も担当することになり、ナッツリターン事件の当事者になった。2013年、大韓航空は経営陣を一新しチョ・ヒョナが副社長になり機内サービス本部長・客室乗務員本部長も兼ねていた。韓国の財閥は一族経営が基本。財閥の長女が副社長になってからマニュアル変更が急増したという。
土屋太鳳は運転免許をとったが1年ほど運転できていないと話した。また、長谷川はアー写を狙っていたという。
韓進財閥ファミリーの存在が世界中に知れ渡る事件が起きる。仁川行きの便に副社長が搭乗し、パクさんはチーフパーサーを務めることになった。この便には約250人の乗客が乗っていた。ファーストクラスの乗客は副社長以外1人だけ。全ての乗客が乗ってすぐ滑走路に向かっている時、客室乗務員は副社長に水とナッツを持ってきた。ナッツが事件の引き金になったという。
副社長はナッツを提供するサービスが正しいかと担当乗務員に尋ねた。ナッツ提供のマニュアルは最近変わったばかりで、ナッツを食べる客は袋から出し小さな器で提供する。客室乗務員の行動は間違っていなかった。最新事項のマニュアル変更はタブレットPCのみだが、福社長は機内ギャレーのサービスマニュアル帳を持ってくるように求めた。また、担当乗務員を降ろし飛行機を止めるように命じた。JFK国際空港は超過密スケジュールだが、従うしかなかった。機長に連絡すると副社長にもう一度説明するように求められた。パクさんはタブレットを見せ副社長の間違いを決定的にすると立場がなくなると考え見せることはやめた。マニュアル変更は副社長の許可が必要という。
韓国の財閥について。2022年スマホ出荷台数世界1位のサムスンやロッテなど韓国財閥はどれも強大な力を持つ世界的企業。韓進財閥はベトナム戦争でアメリカ軍の輸送を引き受け莫大な利益を生み出した。財閥は利益を見込める事業を請け負うため政権に多額の賄賂を渡してきた。
副社長はナッツの出し方に激怒し客室乗務員に飛行機から降りるように迫った。指示にすぐに従わないことにいらだっていた。あえて見せなかったタブレットのマニュアルを見せ提供方法が正しかったことを知ると怒りの矛先はチーフパーサーのパクさんに向けられた。また、ファーストクラスのもうひとりの乗客が黙っていなかった。
ファーストクラスのもうひとりの乗客は友人にメッセージを送っていた。航空法では機体を戻す権限は機長のみにあったが、副社長の理不尽な怒りを鎮めるため搭乗口に戻り始めた。最終的にチーフパーサーのパクさんが降ろされ副社長の怒りはおさまった。結局11分遅れでの出発となりパクさんは翌日の便で韓国へ戻された。
若槻は先輩に行ったことがあった店に連れて行かれ「初めてです」と話したという。また、りんたろー。はすべりそうなくだりを頼まれるという。
大韓航空の副社長が激怒し飛行機を戻しチーフパーサーを降ろした。パクさんはすぐに本社に呼ばれ国土交通部へ提出する経緯書の作成を命じられた。副社長の常軌を逸した行動は経緯書には入れないことになり、嘘の経緯書が作られた。始末書も書くことになり財閥は一般職員のパクさんに圧力をかけたという。
ある新聞記者がネタ探しにネット掲示板を見ていた所、機内で起きたことが書き込まれていた。他の韓国メディアも飛びついた。連日メディアは副社長を権限もないのに飛行機を戻したのかと追求。大韓航空は降りる指示をしたのは副社長だと認めたが暴言・暴行は認めなかった。国土交通部と大韓航空は癒着関係で会長の妻は元国土交通部次官の娘。国土交通部は元大韓航空の職員が多数在籍していた。隠蔽工作が図られたが大勢の乗客を黙らせることができず、韓国メディアは連日報道した。会長は娘の退陣を表明しチョ・ヒョナは全ての肩書を失った。しかし、何度も経緯書の改ざんが行われたという。
パクさんは悩んだ結果、会社を辞めず財閥と闘うことを決めた。隠蔽工作があったことを明らかにした。勇気ある行動に世論の批判も高まった。韓国中で怒りが爆発しチョ・ヒョナはメディアの前に姿を現さざるを得なくなった。暴言・暴行は否定したが韓国の検察が捜査に乗り出した。ファーストクラスに乗っていた唯一の乗客が証言し、チョ・ヒョナは謝罪した。検察は暴言・暴行はあったと発表し逮捕状が請求された。
大韓航空の元副社長がナッツ姫と命名されたきっかけは、韓国有数の鉄鋼メーカーの乗務が機内でラーメンに不満を訴え客室乗務員にケガを負わせた事件から。当時韓国ではラーメン乗務と呼ばれ非難された。また、様々なことがリークされた。ナッツリターン事件後は、パクさんはありもしない悪口を言われ国際線チーフパーサーから国内線の一般客室乗務員に降格されたという。
パクさんは会社に残り闘った。損害賠償請求や降格処分取り消しを求め訴えた。チョ・ヒョナは懲役10か月・執行猶予2年、大韓航空は国土交通部から行政処分を受けた。
若槻はプロデューサーに今日しゃべれなかったら2度と呼ばないと言われたが、収録中に一言もしゃべらなかった。20年間呼ばれていないという。
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- 日本テレビ放送網
チョ・ヒョナは韓進グループホテルの社長となり経営陣に復活した。しかし、チョ・ヒョナと母はフィリピン人女性11人を家事手伝いの不法雇用していることが発覚。また、密輸をしたことも発覚し関税法違反で家宅捜索もされた。
二女は水をぶちまけ謝罪に追い込まれた。チョ・ヒョナは泥沼の離婚騒動となり、会長は横領容疑などで捜査された。同僚たちの意識は変わりパクさんは応援されるようになった。人事は覆らなかったが賠償請求は認められ、財閥一族の経営廃止のデモも行われた。会長は2019年に70歳で亡くなっている。また、パクさんは2020年に大韓航空を退社した。
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