パクさんは韓進グループ会長の登場便を担当することになった。会長の機嫌を損ねただけで懲戒処分になった人もいたという。会長が搭乗するまでの3日間講習が行われた。会長が乗る便は普段の10倍の人数で清掃され、財閥一族が乗るときには食器は新品に変更された。パクさんの担当はエコノミーだが会長と会ってしまった。その後も財閥ファミリーに失礼のない教育が徹底されパクさんは何度も担当することになり、ナッツリターン事件の当事者になった。2013年、大韓航空は経営陣を一新しチョ・ヒョナが副社長になり機内サービス本部長・客室乗務員本部長も兼ねていた。韓国の財閥は一族経営が基本。財閥の長女が副社長になってからマニュアル変更が急増したという。