- 出演者
- 中村勘九郎[6代目] 松井玲奈
オープニング映像。
新幹線の前からトーク。勘九郎は子どもの頃、食堂車に行くのが楽しみだったと話した。「開業当時の1964年は何本運行?」とクイズが出た。正解は「1時間に2本」。
JR東海の技術開発の拠点「小牧研究施設」を紹介。東海道新幹線の発展を目指し、最新の研究や開発が行われている。試験盛りでは土新幹線が走行する盛り土に影響する水分量をモニタリングし、ゲリラ豪雨などに対する安全性を高めている。施設内にはトンネルも。これまでトンネル内の検査は人の手で行っていたが、最新式のトンネル検査ロボットでは内部のヒビや空洞をより高い精度で見つけることができるようになった。他にも、小牧研究施設では実物大の試験装置を浸かって車両や設備を進化させてきた。時間短縮や乗り心地アップに貢献したのが車両運動総合シミュレータ。台車のスペシャリストである唐澤さんは東京-新大阪駅間を5分縮めたという。
車両運動総合シミュレータには実際に新幹線に使われている内装が再現されていた。2007年にデビューしたN700系から画期的なある機能を実装して時間を短縮した。その機能が車両シミュレータで開発された。ある機能がない状態で現在の新幹線と同じ速度で走行した場合、急カーブに差し掛かると遠心力が生まれる。ある機能によってカーブを曲がる時の遠心力が緩和されて乗り心地が良くなる。台車につけた空気バネを膨らませ、車体をカーブの内側に傾けることで遠心力を緩和させる。東海道新幹線はカーブが多く、2007年以前は乗客に不快な遠心力を感じさせないよう、時速250キロに落として曲がっていた。車体傾斜システムにより、スピードを緩めることなく時速270キロのまま急なカーブを走れるようになった。新幹線が東京から新大阪まで走る時間が約5分間短縮された。この5分の積み重ねによって、のぞみの本数が1時間あたり最大8本から9本へ、1日平均15本増便に成功した。唐澤さんは車体傾斜システムの小型軽量化に成功。
勘九郎たちは回送列車に揺られ、新幹線の秘密基地へ。
「大井車両基地」にやってきた。車両検査の様子を見せてもらった。検査をする作業員の平均年齢は30歳。車両検査は大きく4種類。おおむね2日に1度、目視で行う仕業務検査。車両全体と電子機器を調べる交番検査。台車部分を取り外して行う台車検査。車体を分解して細部までチェックする全般検査。新幹線1編成あたり年間180回以上も検査をしている。全工具にICチップを取り付けて、専用の機械をかざすと工具が全て揃っているかひと目でわかる仕組みになっている。工具がない場合は見つかるまで大捜索する。
東海道新幹線の検査員でNo.1に輝いた森野夏輝さんを紹介。検査の技術力を競う社内コンテストに出場、No.1の称号を手にした。交番検査を見せてもらった。1車両につき200項目以上を60分で検査する。真骨頂はハンマーで叩いてボルトが緩んでいる音を聞き分ける打音検査。森野さんが大切にする言葉は「枕を高くして寝れないなら換えろ」。
最新の外観検査装置を紹介。車両通過時に35台のカメラで撮影した写真を自動解析するシステムで、車体の側面、屋根上、床下まで検査できる。ボルトの角度の違いを自動検知できる。車体の傷や凹み、ブレーキ部分の摩耗も機械で検査できる。
品川駅のましたにリニア中央新幹線の始発駅が建設中。新駅の最前線に初潜入。営業に影響が出ないよう、3年半かけて夜間に線路を支える工事を実施した。地下40mに作るリニアの新駅には全長約1km、最大幅約60m。そこに2つのホームと4つの線路を作る予定。品川-名古屋間の86%がトンネル。走行ルートも東海道新幹線とは別にして、南海トラフ地震が発生しても影響を受けにくくしている。
山梨実験センターにやってきた。カーブや坂道などリニア開業時の走行環境で試験を行う世界で唯一の施設。リニアは品川-名古屋を40分、大阪までは最速67分でつなぐ。これまでの鉄道車両で時速500キロを出そうとすると、車輪が空回りして走行できない。一方、りには超電導磁石とコイルの間に発生する磁石の力を使って走る。
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鉄道総合技術研究所には初めて浮上走行に成功した実験車両「ML100」がある。実際に車両を使って走行するまでには模型を使って実験を繰り返していた。開発から10年後の1972年、浮上走行に成功した。1977年には宮崎県に実験線を開設。1979年、無人ながら時速500キロを達成。1987年には体験乗車が行われた。1997年に実際の営業を見据えて山梨県に実験線を開設。空気抵抗を抑えるための走行試験を行った。最新型試験車両のL0系改良型試験車は先端に空気抵抗を抑える工夫がある。鼻先を長くすればするほど空気抵抗はヘルが、鼻先を伸ばすと座席が減る。最新車両は先天部の丸みと中心部のわずかな凹凸によって先頭部の空気抵抗を13%減らすことに成功した。
勘九郎がリニアに初乗車。低速では車輪走行、時速150キロを超えると車輪を格納して浮上する。リニアのルートには新幹線では登れない坂道がある。
- キーワード
- 中央新幹線
皆様のおかげで安心して新幹線に乗れてるんだなと言うのがわかったなどと話した。
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