2023年11月28日放送 0:35 - 1:21 NHK総合

スポーツ×ヒューマン
選 “世界最速の泳ぎ”をつかめ〜競泳・本多灯〜

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今回は東京オリンピックで銀メダルを獲得した日本競泳界のエース・本多灯選手。

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東京オリンピック
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“世界最速の泳ぎ”をつかめ〜競泳・本多灯〜

多摩市に強化施設があり、本多選手の練習拠点。今年、本多選手は充実したトレーニング環境を求め名門スイミングクラブに所属を移し、練習から国内トップ選手と競い合う。本多選手がその名を知らしめたのが東京五輪。凄まじいラストスパートに日本中が湧いた。本多選手の成長は止まらず今年日本歴代2位のタイムで自己ベストを更新し、短水路の世界記録も樹立した。身長は173cmと世界トップ選手の中では小柄な方。北京五輪銅メダリスト・松田丈志さんは本多選手の高い技術が身長の差を補っていると指摘する。キックを打つたびたくさんの泡が出るが強い推進力を得ている証拠で鍛え上げた太ももで足を動かし、柔らかな足首をヒレのように使う動きが本多選手の特徴である。

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Get WildTM NETWORK多摩(東京)東京オリンピック

4月、パリオリンピックに向け今シーズンの戦いが始まっていた。本多選手の自己ベストは1分52秒70、ミラークが持つ世界記録には2秒もの差がある。日本選手権 男子200mバタフライ決勝。前半から積極的に飛ばし、得意のはずのラストで失速し1分53秒34。本多選手の挑戦をサポートするのは2人のコーチ。全体の練習メニューなどの計画を立てる堀之内徹コーチ、小学生の頃から個人コーチを務める小林正人コーチ。3人は本多選手の最大の武器であるキックを見直すことにした。新たに取り組むのは体全体を使った大きなキックでより強い推進力を得られるとともに疲労を分散させることができ、最後まで速いペースを維持できると考えた。イメージはシャチ。しかしイチからキックを作り直すのは大きなリスクが伴う。さらに他の動きにも影響を与えフォームが崩れる恐れがある。新しいキックのための筋力強化も行うことになった。鍛えるのは腸腰筋。

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クリストフ・ミラークパリオリンピック東京アクアティクスセンター東京オリンピック第99回

本多選手が水泳を始めたのは3歳、兄の影響だった。水の中で遊ぶことが大好きで週6日プールに向かった。6歳のときに書いた作文にはプールの選手になりたいと記されている。小学4年のときに個人指導を受け始め小林コーチと出会った。基礎を叩き込まれた本多選手は国体やジュニアオリンピックで活躍するトップ選手に成長していった。今年、新たにクラブに所属することにあたり小林コーチに一緒に来て欲しいと頼み込み、小林コーチは他の依頼を断りサポートすることを承諾した。今シーズンの目標は7月の世界選手権。本番に向け練習は過酷さを増している。新たな泳ぎを実践で試すことになったが水を捉える感覚がつかめズタイムは自己ベストより2秒以上遅かった。

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世界水泳選手権(2023年)東京都選手権水泳競技大会

コーチとの面談の場が設けられ、目の前の結果だけにとらわれる必要はないと助言された。新しいフォームを物にするには 試行錯誤しながら体に染み込ませるしかない。自分の感覚と実際の動きが一致しているのか確かめる。世界選手権前の最後の実戦、レース直前に小林コーチが声をかけた。「俺たちが進んでいる方向は間違えっていない」と小林コーチは伝えたかった。タイムは平凡だったが、本多選手は新しいフォームと苦闘し3カ月、僅かに光が見え始めていた。世界選手権が幕を開けた。最大のライバル・ミラークは不在で本多選手にはメダルの期待が集まるも本多選手を空回りさせ準決勝5位。小林コーチは体全体を使った大きなキックが失われていることに気づき決勝前日にメッセージを送った。決勝ではスタートから積極的に攻め、苦しみ抜いて手にしたメダルだった。

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クリストフ・ミラーク世界水泳選手権(2023年)

世界最速の泳ぎを目指し、もがきながら進んでいく本多灯選手。その夢を叶えたとき、どんな笑顔を見せてくれるのだろう。本田選手は「1位取ったときの笑顔になると思うので、人生で一番の笑顔になると思う」などと語った。

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BS放送の録画に注意

BS放送についてのお知らせ。NHKBS1とNHKBSプレミアムは12月からNHKBSとなる。BSプレミアムの番組は録画予約の再設定が必要となり、BS1の番組も放送時間が変更になるものもある。

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このあと、総合テレビの一部地域では放送設備の点検・整備のため、深夜放送を休止する。地震などの緊急時は放送を再開する。

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