- 出演者
- ミッツ・マングローブ 新井麻希
オープニング映像。
佐野稔は今季のフィギュアスケートについて「男子は4回転半のアクセルをやらない事によって、他を固めている」としながらも、4回転ルッツを飛ぶ選手が増えたという。鈴木明子は「五輪まで2シーズンあるので、曲調や表現における挑戦が楽しい」と見どころを話した。カロリーナ・コストナーをコーチに迎えた鍵山優真は、故障からの復活を期す。
2022年の北京オリンピックで初出場にして銀メダルに輝いた鍵山優真。鍵山の武器はジャンプ。特に着地の柔らかさは猫足着氷と呼ばれ、高い評価を得ている。鍵山はカロリーナ・コストナーを新コーチに迎え、美しい滑りと表現力を磨いている。
鈴木明子は鍵山優真について「足さばきが素晴らしくなり、一つ一つのポーズに全身を使えている」、野口美恵は「コストナーコーチは魂を乗せて手を伸ばすように指導している」と話した。
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世界王者・宇野昌磨。オフシーズン、アイスショーでアニメ「ONE PIECE」の主人公を演じきった。この時、宇野は自らのスケート観が変わるほどの経験をしていた。ジャンプだけでなく、表現力で観客を魅了することに今シーズンは挑む。
本田武史は宇野昌磨について「4回転サルコウを封印したことで表現のスペースができ、プログラムが締まった」、佐野稔は「今のフィギュアはジャンプだけでは駄目、非常に難しいが面白くなっている」と話した。
NHK杯の名場面を紹介。本田武史・鈴木明子・伊藤みどりのNHK杯での演技と佐野稔のNHK杯での解説を映像で振り返った。映像を見た佐野は「全然覚えてませんね」などと話した。
NHK杯でトリプルアクセルを決めてから35年、54歳になった伊藤みどりはスケートリンクにいた。「代名詞だからこだわりがある、跳びたい」とアクセルジャンプに挑んでいる。
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伊藤みどりを取材している野口美恵は「ドイツで試合に出場している。2回転までは回っている」と明かした。成功しても失敗しても、アクセルを楽しそうに飛ぶ伊藤さんを見られて満足するという。
北京五輪でトリプルアクセルを決め、5位入賞を果たした樋口新葉。今季はグランプリシリーズ第3戦で5位に入った。楽しく滑る中で結果を残したいと意気込む。
昨年のグランプリファイナルを制した三原舞依は、今季のグランプリシリーズ第4戦をケガで欠場。復活に期待したい。
樋口新葉について鈴木明子は「フランス大会はエネルギーに満ち溢れていて、動きが軽かった。休んでいる間に気持ちを取り戻した」と話した。
NHK杯に初挑戦する青木祐奈。「3回転ルッツ+3回転ループと私らしい表現をお届けしたい」と意気込みを語った。9歳の時に羽生結弦と練習をし、回転軸をぶらさずに跳ぶことをアドバイスされジャンプが上達、ジュニアグランプリで3回転ルッツ+3回転ループを成功させ女子選手史上4人となる快挙を成し遂げた。しかし17歳の時に左足首を骨折し1年間試合に出られなくなった。スケートをやめようと思ったこともあったが、「自分の代名詞」だと語る3回転ルッツ+3回転ループが踏みとどまらせた。その後ジャンプの練習を積み重ね、去年の全日本選手権は順位を更新し7位に。東日本選手権では初優勝。
青木祐奈について佐野稔は「日大の後輩で師事する先生も同じ妹弟子、難しいルッツ・ループにこだわってやっている。応援したい」、野口美恵は「基礎がしっかりしていてエッジワークが素晴らしい」と話した。NHK杯は24日から放送される。
エンディング映像。