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毒を持つ動物は20万種以上もいると考えられている。今回は生き物の毒がテーマ。
トウキョウトガリネズミは体長5センチ・体重2グラムの世界最小級の哺乳類。キリギリスなどの昆虫を食べる際に毒を使う。トウキョウトガリネズミの唾液には獲物を麻痺させる毒が含まれているという。毒で麻痺させた獲物は時間が経っても新鮮なまま、狩りが上手くいかない時のための非常食にもなる。アンボイナは生物界最強クラスの毒を持つ。襲われると約3分の2の人が死に至る。アンボイナは獲物の前で口を広げて毒を出し、昏睡状態にする。捕食後、口の中にある毒針を刺して麻痺させ、とどめを刺す。シマスカンクは身の危険を感じた時、お尻から液体を出す。この液体は臭いだけでなく、毒を含んでいる。目に入ると焼けるような痛みが生じ、まともに浴びると頭痛や吐き気も起きるという。ジャワスローロリスは夜行性のサルの仲間。前脚の内側から分泌物を出すが、毒はない。この分泌物が唾液と混ざると毒になる。ジャワスローロリスは分泌物と唾液を混ぜた毒を毛繕いで全身に塗りつける。これによって天敵や寄生虫を遠ざけることができるという。カモノハシはオスだけが毒を持っている。後ろ脚のケヅメに毒がある。メスの取り合いの時に毒を使うという。ヘビやサソリは毒を使い切ると、また毒を作るのに時間とエネルギーが必要になる。体の大きなニシキヘビは毒を持たない。獲物を絞めつけて仕留めるため、体力を消耗する毒を持たないという。生き物の世界には他の生き物の毒を利用する生き物がいる。
グンタイアリvs.サソリの対決。結果はグンタイアリの勝利。グンタイアリは獲物にお腹の先にある毒針を押し当てて毒を注入し、麻痺させる。マムシvs.タガメの対決。結果はタガメの勝利。タガメは尖った口を刺して相手の動きを鈍らせる毒を注入する。
カケスは毒を持っていないが、アリの化学物質を利用する。この化学物質は雑菌にとっては毒。カケスは毒の鎧を纏い、雑菌が増えるのを防いでいる。リーガルツノトカゲは毒を持っているシュウカクアリを食べる。この時、栄養の他にアリの毒も体に溜め込んでいる。身の危険を感じた時に目から血を出す。この血には毒の成分が含まれていて、嫌な味や臭いがする。ミナミベニハチクイは毒針を持つハチが大好物。まず、捕まえたハチの頭を枝に打ちつけて気絶させる。次は毒針があるお尻側を打ちつける。こうして毒を取り除いている。時にはハチに反撃されることもある。コアラが食べるユーカリの葉には毒がある。特別な腸内細菌の力でその毒を消化している。毒の消化には時間と体力が必要なため、1日20時間以上も眠らなければならない。毒を攻略するとメリットがある。コアラの場合、他の草食動物が食べないユーカリを独占できる。ミナミベニハチクイの場合も他の鳥があまり狙わないハチだからこそ、たくさん食べられる。アレクサンドラトリバネアゲハは幼虫の時に毒のある植物を好んで食べる。その毒を体に溜め込むことができるため、成虫になっても鳥や哺乳類から狙われにくいという。ミーアキャットは幼い頃からサソリの狩りを学ぶ。親から教えられ、生後2か月で一人前のサソリハンターになる。
エンディング映像。
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