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宮崎県の枇榔島に住む怪鳥オオミズナギドリを探す。頂上付近の森で巣穴と思われる穴を発見し周囲を捜索したが見つからなかった。しかしその夜同じ森でオオミズナギドリを発見。オオミズナギドリは空からの着地も不器用で歩く姿もおぼつかない様子だった。オオミズナギドリは水鳥で脚が体の後ろの方についており、翼も1.2と大きく歩くのが下手だそう。麻布大学客員教授・渡辺伸一博士によれば森の中には子育て用の巣があり、奥行きもあるため天敵から守ってくれるという。オオミズナギドリにGPSをつけ観察したところ、往復100kmを超す海まで行き来していたことがわかった。また豊後水道で魚を獲っている可能性が高いことがわかった。
取材班は豊後水道に向かい遠征調査を行った。オオミズナギドリは地上での不器用な姿とは違い海上では時速55kmほどで飛んでいることがわかった。また水面ギリギリを飛ぶことで得られる地面効果で1日300km飛ぶこともあるそう。
枇榔島から北東に80kmの豊後水道でオオミズナギドリの狩りの様子を撮影。オオミズナギドリの獲物は小魚だが、小魚は大きな魚に襲われると海面近くに溜まる習性がある。オオミズナギドリは目ざとくその瞬間を狙っている。また脚の水かきをフル活用すれば水中の魚も海に潜ることで捕らえることができる。こうして獲た魚を消化し胃の中に栄養をためヒナに与えている。
狩りを終えた親鳥たちは森の中へ。一心不乱にヒナの待つ巣に帰ると口移しでエサを与える。
ある日巣穴に設置していた定点カメラにハシブトガラスがオオミズナギドリのヒナを襲う様子が映されていた。時にこうした悲劇に見舞われることもある。
ヒナの誕生から3か月経った11月。オオミズナギドリは越冬のため5000kmも離れたボルネオ島やニューギニア島に沖へ渡る。親鳥は一足早く島を旅立ち、ヒナも半月以内に海を渡る予定だ。誰からも教わることなく5000kmの旅路につく。
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