2026年11月6日放送 19:59 - 20:44 NHK総合

チコちゃんに叱られる!
▽イチョウの葉の謎▽飛行機の搭乗口▽赤色の謎

出演者
塚原愛 岡村隆史 観月ありさ ウエンツ瑛士 
(オープニング)
オープニングトーク

チコちゃんらが挨拶をしゲストの観月ありさ、ウエンツ瑛士を紹介した。

(チコちゃんに叱られる!)
なぜイチョウの葉は地面を埋め尽くす?

イチョウの葉が地面を埋め尽くすのは、1本の木についている葉っぱが一度にドサっと落ちるから。秋に葉を落とす落葉樹はイチョウのほかにもカエデやケヤキなど様々な種類がある。葉が緑の間は光合成をすることで必要な栄養分を幹に送る役割をしているが、秋になると光合成の効率が低下し、葉が色づき始めると同時に次の春に必要な栄養を幹が回収し離層を作りだす。離層は葉の付け根部分にできる組織で、これにより養分の行き来が完全にストップ。やがて離層部分から葉が落とされ役目を終える。落葉樹の多くは同じ木でも日当たりなどの条件により紅葉・離層を作るタイミングはバラバラで、全ての葉が落ちるまでには1~2週間かかる。しかしイチョウは一斉に離層を作るため葉が落ちるタイミングがほぼ同じで、数時間~1日でほとんど枝だけの状態になる。イチョウが街路樹に使われるのは火に強いため。イチョウは水分を多く含んでいるため葉も幹も燃えにくいとされ、関東大震災でも生き残ったイチョウが多かったため火事に強い木として街路樹に採用されたといわれている。カエデやケヤキなどは落ちたあとすぐ水分を失うため乾燥して粉々になったりするが、イチョウはワックスのようなクチクラの層で表面が覆われているため水分が蒸発しにくく落葉後も長く細胞が生き続ける。イチョウは針葉樹の仲間で縦に葉脈が入っているため粉々になりにくく形を維持しやすい。

キーワード
イチョウカエデケヤキハナミズキモンブラン関東大震災
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(チコちゃんに叱られる!)
なぜ飛行機は左側から乗る?

飛行機に左側から乗るのは船の舵が右側にあったから。飛行機の発展には水上機が大きく影響している。1910年頃の飛行機は滑走路が整備されず短かったため1人か2人乗りの小型のものだった。揚力は翼の上下の空気のスピード差が大きいほど大きくなり重たいものを持ち上げることができるが、当時の滑走路は短くガタガタだったため揚力を大きく取れなかった。そこで目をつけたのが水面で、整備をしなくても真っ平らで広いため加速して揚力を大きくするにはうってつけだった。1929年にドイツで開発されたドルニエ Do-Xは150人の乗客を乗せられる大型の飛行艇で、扉が左側についていた。9世紀頃のバイキングの船には舵が右側についており、右利きの人が多く右側のほうが操作しやすかったからという説がある。港につけるときに右側をつけると舵が壊れてしまうため左側をつけるようになったため人が乗り降りするのは左側からとなった。そのため船は進行方向の左側をポートサイド、右側をスターボードサイドと呼んでいる。スターボードはステアリングボードがなまったもの。飛行艇もそれにならって左側から乗り降りすることになった。その後1920年代後半~30年代になると世界中で空港が建設され重機も発達し滑走路は長く平らに整備されるようになったが、世界的に左側から乗り込む習慣は残り続けた。1949年には世界初のジェット旅客機コメットが誕生したがこれも左側に出入り口があった。現在も左側から乗り降りする決まりはないがどの空港も左側から乗り降りする設計になっている。機体の右側にもドアが付いているが、これは機内食や貨物の搬入用で乗客の動線とかぶらないようにすることで作業の効率化を図っている。

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FA-300YS-11コメットドルニエ Do-Xヴァイキング航空科学博物館
休憩中のコーナー

観月ありさは、大きな独り言が多いと悩みを相談した。

赤はなぜ目立つ?

赤が目立つのは、赤が見分けられないと生き延びられなかったから。りんごが赤く見えるのは、りんごに当たった光のうち赤い光だけを反射しているので赤く見える。ヒトが最も明るく見えている色は黄色と緑の間の色。犬や猫など多くの哺乳類が2色型色覚で朱と緑は同じような黄土色で見えている。ヒトの遠い祖先ジュラマイアは2色型色覚だったとされ、夜行性で色の認識よりも光を捉えることを優先し赤を見分ける必要がなかったとされる。その後ヒトの祖先が昼間も木の上などで生活するようになると3色型色覚になったといわれる。人類の祖先は熱帯雨林で生活しイチジクなどがなっていた。イチジクは青色の実が食べ頃になると赤くなるが、色を見分けられないと食べ頃を見分けるのが困難になる。またクルミや栗などの木の実を食べていたこともわかっており、クルミは食べ頃になると赤茶色の実が現れる。同じく栗も食べ頃になると赤茶色の実が姿を見せる。赤を見分けられることで食べ物を見つけることが簡単になり生存することが出来た。また血液の色は赤く、大漁の出血は生命の危機であるため本能的に赤は危険な色となっていったと考えられている。ヒトは約180万年前から山火事などの火を使い始めたといわれ、約40万年前には火打石で火を起こしていたことが発見されている。火で焼くことで食べられるものが増え、寒さをしのげたり、外敵から身を守ることも出来た。人類の進化に欠かせない火からも赤が重要だと認識していた。ヒトが生き延びるのに重要なモノに赤が多かったことで無意識に赤に視線がいき目立って見えるようになったと考えられている。赤がどれだけ目立つか検証。森の中のりんごの色を変えて見つけるまでの反応時間を比較したところ赤が最も早かった。次に真っ白の背景に色を付けた動物のイラストから特定の動物を見つけてもらうと赤が一番早い結果となった。人間が森の中を出た生活を続ければ目立つ色は赤ではなくなるかもしれない。

キーワード
イチジククルミジュラマイアネアンデルタール人栗
ひだまりの縁側で…
視聴者の皆さんからのおたよりをご紹介

スーパーで買ったニンジンの葉の部分が2個になっているものを初めて見たとの視聴者からのおたよりをご紹介。

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(エンディング)
次回予告

チコちゃんに叱られる!の次回予告。

エンディング

エンディング映像。

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