- 出演者
- 北村花絵 石川ありす 野口健
オープニング映像。今回は登山家である野口健。テーマは「登り続ける、ということ【山が結んだ親子の絆】」。
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静岡県浜松市にある浜松市総合産業展示館にて登山家である野口健が講演を実施。野口は最近になって娘である野口絵子と活動することが多くなり、著書『父子で考えた「自分の道」の見つけ方 「正解」を選ぶのではなく、選んだ道を「正解」にすればいい!(誠文堂新光社)』では2年間の娘との対話を収めたなどと伝えた。
登山家である野口健が「山が結んだ親子の絆」をテーマに講演を実施。野口は環境問題においては講演を開くより一緒に活動したほうが良いと考えており、子どもたちを募集して様々な山で環境学校を10年間以上行っており、自然体験が皆無な子どもは危険時にとっさに動けないのだと判明したなどと語った。野口はプチピンチが生命力を高めると考え、自分の子どもを山に連れて行ってプチピンチを体験させることを試すようになり、とある山に登山した際にはきつい環境に涙することもあったが、登山者たちとは笑顔で挨拶し、これ以上の危険は無理してはいけないところまで登山してみせたなどと語った。
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野口は娘と再び登山した際には無事に山頂にたどり着くことができ、すると娘からキリマンジェロに登頂したいと要求され、2年間娘に定期的に1週間学校を休ませ、ギリギリの悪天候で合宿訓練を行い、娘が中学生の頃にキリマンジェロに挑戦し、猛吹雪にも耐え山頂にたどり着き嬉し泣きしていたなどと明かした。野口はその後も娘がどんどん登山したい山を要求するようになり、一緒に活動する時間が増加すると、昔は内気だと思っていた娘がテントの中だとおしゃべりになり、娘から父ではなく戦友に思っていると告げられたのだなどと述べた。
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野口は6000mのヒマラヤに娘と挑戦したとき、両幅が1cm程しかないような険しい道も乗り越えて山頂にたどり着き、娘は景色を楽しめるほどの余裕を見せていたなどと明かした。野口は娘が小学生の頃はエベレストのトレッキングで涙していたのに、ヒマラヤ体験を経てエベレストが身近に感じられるほど成長し、一人で行ってこいと伝えったが、娘の中では父である自分と一緒に登頂することにしていると伝えられ、数年後には一緒に挑戦するだろうなどと伝えた。
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講演を終えた野口は、娘はしていい無理としてはいけない無理という自分の話が印象に残っているとし、それが今も娘の原動力になっており、吹雪で泣いていた子どもがいつのまにか吹雪が気持ちいいのだと言うようになったなどと明かした。
次回の「テレビ寺子屋」の番組宣伝。
エンディング映像。