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オープニング映像。
宮本涼香ちゃんは障害のあるパパ・ママと一緒に3人で暮らしている。パパ真太朗さん(27)は右半身の麻痺があり、記憶の継続が難しいなど脳の障害もある。ママ加代子さん(32)は先天性の麻痺で体が不自由。知的障害もある。家には毎月のべ300人がやって来て家族を支えてくれる。
宮本涼香ちゃん(すずちゃん)のパパ・真太朗さんの仕事は弁当の販売。くまもと障害者労働センターおれんじ村で働いている。パパは幼い頃の交通事故で右半身が思うように動かない。職業指導員の野尻健司さんがサポートする。宮本家にもよくやって来る。ママ・加代子さんはおれんじ村で広報を担当。週に1回ブログで発信している。2人は職場で出会い、パパが一目惚れして交際が始まった。2018年9月25日にすずちゃんが生まれたが、3人一緒に暮らし始めたのはすずちゃんが4歳になった去年10月だった。すずちゃんは医療的ケアが必要な状態で生まれ、乳児院に預けられた。児童相談所は障害があるパパ・ママには育児は難しいと判断した。同居の条件として求められたのはパパ・ママ以外の責任者が24時間体制で付き添うことだった。おれんじ村・相談専門支援員の松尾芳美さんは3人一緒の生活を支えるため寄り添い続けている。一緒に寝泊まりするボランティアは10人以上いる。
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3人が一緒に暮らし始めて半年が経った今年4月、すずちゃんは幼稚園に入園した。ボランティアの人たちも一緒に両親揃って入園式に出席した。パパはすずちゃんの登園に毎日付き合うと約束した。忘れ物がないよう松尾さんがチェックを手伝っている。パパの母親は障害が残ると分かったら、離婚届を置いて出て行ってしまった。仕事で忙しかった父親との思い出もないという。幸せな家庭を築きたいというパパの想いを周りの人達は知っているが、一家の様子がテレビで紹介されると、SNSにはヤングケアラー決定など否定的なコメントが溢れた。
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宮本さんの家に月2回ほど泊まりに来る東剛智さんは特別支援学校の教師。両親が働くおれんじ村を通じて一家を知り、ボランティアとして手伝うようになった。一家のお出かけには必ず付き添っている。東さんの依頼を受け、一家が特別支援学校で講演した。9月25日はすずちゃんの誕生日。家族揃ってお祝いした。10月31日で3人揃って暮らし始めて1年が経った。
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