2024年3月23日放送 4:50 - 5:20 テレビ朝日

テレメンタリー2024
「希望の花 咲く日まで〜脳挫傷から始まる新たな夢〜」

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(オープニング)
オープニング

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今回は…

関夢郁さんは高校卒業後に上京してプロのダンサーを目指していたが、29歳だった2018年6月に脳挫傷になってしまった。実家のある青森・六戸町に戻って始めたのが刺繍だった。関さんの新たな挑戦を追った。

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六戸町(青森)脳挫傷
(テレメンタリー2024)
希望の花 咲く日まで 〜脳挫傷から始まる新たな夢〜

関夢郁さん(35)は脳挫傷になってから1年後に「刺繍屋GroFeLure」を立ち上げた。独学で専用ミシンやデザインソフトを覚え、刺繍をあしらった衣類やワッペンなどを制作している。刺繍を始めたきっかけはリハビリ。医師から手を動かすことを勧められ、イベント運営の仕事に携わる夫・洋俊さんが提案した。たまたまイベント会場にミシンが展示されていた。刺繍だけで生活するのは難しいため、様々なデザインも手がけている。開業への不安もあったが地元のつながりが支えになっている。記憶の一部こそ戻らなかったが、他に後遺症もなかったことから、弟・和弥さんは姉をダンスに誘った。ケガの前はお互いに切磋琢磨してきた。夢郁さんは地元の子どもたちがダンスイベントで踊る衣装を手がけることにした。睡眠時間は3~4時間ほどしかないが、後悔したくない気持ちが強いという。デザインを入力すれば大量生産できるコンピューターミシンが主流となる中、夢郁さんは唯一無二の作品を生み出せる昔ながらの横振り刺繍の技術を磨いている。

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六戸町(青森)刺繍屋GroFeLure脳挫傷

関夢郁さんは横振り刺繍職人・大澤紀代美さん(84)の教えを請うため群馬・桐生市を訪れた。大澤は刺繍業界で初めて個展を開催し、現代の名工や黄綬褒章を業界で初めて受章した。パリコレの衣装刺繍も任された生ける伝説。33歳の時に視力に異常をきたし、2年半の休業を余儀なくされた。ドイツ帰りの教授が全力投球してくれ、右目は助かったことから、もう1回やらなければいけないと思ったという。実力不足を痛感して泣いてしまった夢郁さんに大澤は「何事も本人の覚悟」と語った。月に2日、大澤の元で学ぶ事になった。群馬から帰宅してすぐ夢郁さんはミシンに向かった。去年11月、東北出身のアーティストが集まるイベントに誘われ、刺繍のライブアートを披露した。大澤の元へ通い始めて1年が経った頃、夢郁さんがSNSによって実力以上に話題になっていることに苦言を呈された。夢郁さんはこの経験を作品にした。これからも糸を紡ぎ続ける。

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アトリエきよみパリ・コレクション仙台市(宮城)六戸町(青森)刺繍屋GroFeLure桐生市(群馬)脳挫傷
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