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オープニング映像。
長良川の下流部は海と川の水がまじりあう汽水域が大きく広がり豊かな自然に恵まれていたが、30年前に河口堰の運用を開始し、長良川を代表する魚だったアユの漁獲量が大きく減った。平工顕太郎さんは長良川では最年少の漁師で、手投網漁を行っている。平工さんは鵜飼漁の中乗りを経て、漁師となった。平工さんが釣ったアユが、岐阜市中央卸売市場でセリにかけられた。平工さんは、アユを個人客に届けるサービスも行っている。那須さんは船大工だが、後継者はいない。
WAR BRIDE アメリカと日本の架け橋 佳子・ハーンの告知。
1992年、長良川で河口堰に抗議するデモが行われた。長良川で河口堰の運用が始まってからアユの漁獲量は激減し、サツキマスも減っている。長良川でアユの放流事業が行われ、漁獲高が改善した。1995年と2003年の、遡上アユの体長を比較したグラフを紹介。
映画「太陽の運命」の告知。
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- 太陽の運命
長良川は天然と養殖のアユが遡上しているが、産卵場にいるほとんどは天然遡上のアユだった。天然遡上のアユは、小型化が進んでいる。養殖したアユを放流することでエサが少なくなり、小型化していると指摘する意見もある。水資源機構は、アユの小型化に河口堰の影響は認められないとコメントしている。
長良川で河口堰が運用開始してから30年、アユ漁をする漁師はどんどん減っている。漁師の平工さんが岐阜市立藍川北学園で、子どもたちにアユの授業を行った。シンポジウム「長良川河口堰運用30年」が行われた。アイチ・ナゴヤ共同マニフェストには長良川の河口堰の開門調査が含まれていたが、現在も調査は行われていない。水資源機構は「日程の都合がつかない」とシンポジウムに参加しなかった。水資源機構が「今後も河川環境に最大限配慮した河口堰の運用に努力していきます」とコメントした。
エンディング映像。