2023年8月4日放送 22:45 - 23:15 NHK総合

ドキュメント72時間
大阪コリアタウンで会いましょう

出演者
 - 
(オープニング)
オープニング

今回は年間200万人が訪れる「大阪コリアタウン」が舞台。ここを行き交う人は何を思い、暮らしているんだろう。異文化が交わる商店街で3日間、耳を傾けた。

キーワード
大阪生野コリアタウン
大阪コリアタウンで会いましょう
7月2日(日)

大阪コリアタウンは、在日コリアンが多く暮らす大阪生野区にある。最寄りの鶴橋駅から15分、大通りから路地に入るところにその入り口はある。通り沿いに150もの店が並んでいる。チーズトッポギを立ち食いする女子中学生に話しかけた。これから友人とTXTというアイドルのライブに行くのだという。多くのお客さんがいる化粧品のお店に入った。数年前からKPOPにハマっているという看護師の3人組がいた。韓国のコスメはお手頃なのだという。お昼すぎ、どんどん人が増えてきた。色鮮やかなキムチがいっぱいのキムチ専門店で買い物をする常連さんらしき女性に話しかけた。女性は在日コリアンで、美味しいキムチがあるこのお店に10年以上通っているという。韓国語はあまり喋れず、今年の5月に初めて韓国に行ってきたという。大阪コリアタウンは大正時代、多くの人が朝鮮半島から渡り、このあたりで商売を始めたことがルーツ。戦後は多くの在日コリアンが食品などを買い求めた。2000年代の冬ソナブームで街は一変、さまざまな客が訪れるようになった。午後4時半、立ち止まって良い飲みっぷりで飲み物を飲む男性がいた。飲んでいたのは生マッコリ、めっちゃうまいとのこと。今日は娘と孫とともに食べ歩きにきているという。夕方5時を過ぎると、閉店する店が多く見られた。7時すぎにはすっかり静かになった。

キーワード
TOMORROW X TOGETHER大阪生野コリアタウン生野区(大阪)鶴橋駅
7月3日(月)

撮影2日目。朝5時からお店の仕込みを始める人たちがいた。夫婦で営んでいるお店。仕込みの様子を見せてもらった。お店のママさんは30年前に来日した。最初はわからないことだらけだったが、来日してすぐに出会った旦那さんのおかげでここまでこれたという。朝6時半を過ぎた頃、開店準備中のお店にお客さんが来ていた。女性は神戸から来ている在日コリアン3世、朝イチでないと混んでしまうので嫌なのだという。購入したキムチなどを、地域で孤立しがちな外国人を誘って交流会を開き、ここのキムチや餃子を振る舞っているとのこと。コリアタウンの人々はそれぞれの人生と向き合ってきた。食材店を営む在日コリアン2世の男性は、バブル期に就職で苦労した。当時は韓国・朝鮮籍という履歴書だけで落とされていたという。午後4時前、プール帰りの地元の少年たちがスタッフに話しかけてきた。放課後、このあたりでよく遊んでいるという。少年たちの中にも韓国にルーツを持つ子がいた。学校で行われている「ポンソナ」という韓国の文化を学ぶ課外授業について教えてくれた。

キーワード
大阪生野コリアタウン生野区(大阪)
7月4日(火)

撮影3日目。今日も早朝からお客さんが来ていた。この近くで生まれ育ったという韓国食品卸業の男性。セロリキムチやクラゲなど珍しい食材を購入していた。子どもの頃はコリアタウンには怖いイメージがあり、親からも「行ったらあかん」と言われていたという。また、男性は小学生の頃に「自分は韓国人だ」と学校の朝礼で宣言した人がいて、それから本名をキムなど韓国の名前に戻す在日コリアンもいたということなどを話してくれた。履正社高校の女子野球部の集団がいた。全国大会を前に焼き肉でスタミナを付けるため、サムギョプサルの食べ放題に行ってきたのだという。

キーワード
大阪生野コリアタウン履正社高等学校生野区(大阪)
7月5日(水)

撮影4日目。参鶏湯の材料を買いに来た女性がいた。帰ったらすぐ作るという。先日取材した夫婦で営む料理店のママは、朝からキンパ作りに勤しんでいた。

キーワード
大阪生野コリアタウン生野区(大阪)
(エンディング)
次回予告

ドキュメント72時間の次回予告。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.