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千葉県南房総市。民家が立ち並ぶ細い路地を抜けた先に、その桟橋はある。撮影開始後、早速2人組がやってきた。2人は千葉の女子大生で、南房総の観光案内所でもらったマップに載っていたこの場所に来てみたという。桟橋は途中まで木の板で、そこからはコンクリートに変わる。海の上を歩いているみたい。2~3分歩けば先端に到達する。丸太を運ぶ1人の男性がいた。地元の町内会のボランティアで、冬の西風に備えて防砂網を張っているという。桟橋から浜に戻ってきた3人組に声をかけた。3人は家族で、プロのカメラマンの父親は、知的障がいのある息子を被写体にした撮影をライフワークにしているという。満潮の時間が近づいてきた。浜辺で海を見つめる3人組がいた。3人は会社の同僚で、その1人が転職するので思い出づくりに来たという。近年、SNSの影響でこの桟橋は広く知られるようになった。午後4時過ぎ、浜辺に人が増えてきた。みんなのお目当ては真っ赤に染まるという夕焼け。しかしこの日は生憎の曇り空だった。日没後、5時半。真っ暗な砂浜に、人がいた。桟橋を撮りに東京から来たというご夫婦。桟橋の撮影にハマっていて、今回で5~6回目とのこと。他にも夜の桟橋を見に来た人たちがいた。ドライブがてら来た友人同士。以前ここに来たことがあった男性が、仲間たちに見せたいと連れてきたという。
撮影2日目。朝早く、犬の散歩をする男性が居た。仕事の定年を機に東京から移住したという男性は、1日2~3回は来ているという。午前7時半、雨が降ってきたが、それでも桟橋を訪れる2人組がいた。東京からサーフィンをしに来たが、いい波はなさそうだという。2人はなんだかんだでサーフィンを行った。雨の中、釣り竿を持った2人組が来た。釣りは天気が良くないほうが釣れるときもあるとのこと。しかし天候がさらに悪化し、その後は桟橋から人がいなくなった。そこで番組スタッフは桟橋から水揚げの役目を継いだ近くの漁港を訪れた。最近は猟師が減り、水揚げ量はどんどん少なくなっているという。お昼、激しい雨風の中、桟橋に2人組の女性が訪れた。神奈川からの旅行客。たまにはこういう天気もいいとのこと。現在58歳の2人は大学入学前の予備校で知り合い、それからずっと親友だという。
撮影3日目。桟橋からは富士山が見えた。浜辺から富士山を撮影する女性が居た。朝ごはんを食べないで来たという地元の女性。こんなにきれいに富士山が見えることはめったにないという。撮影スタッフに話しかけてくる男性がいた。男性は元在日米軍で、そのまま住み着いたという。最近この近くに飲食店をオープンさせた。南房総は人も環境も穏やかで、世界中のどんな場所よりも気持ちが安らぐ場所だという。埼玉から1人旅で来た40代の女性ライダーがいた。若い頃に結婚・子育てをしており、今はその分遊んでいるという。
ドキュメント72時間の次回予告。
