- 出演者
- 今井翔馬
オープニング映像。
日銀は、今月14日まで開いた金融政策決定会合で国債の買い入れの規模を減らす方針を決めたが、この会合で政策委員から出された主な意見を公表した。この中で、市場が注目する追加の利上げについて「遅きに失することなく適時に金利を引き上げることが必要だ」という意見が出ていた一方で、「政策金利の変更を考えるタイミングは、中長期の予想インフレ率の上振れなどを経済指標で確認してからでよいと考えられる」という意見も見られ、来月の会合での判断が注目される。
「ハッジ」は世界中のイスラム教徒がサウジアラビア西部のメッカにある聖地を訪れる年に1度の大巡礼で、巡礼者たちは昼夜を問わず数日かけてメッカとその周辺を歩く。ことしは今月14日から19日までメッカの気温が50度を超える猛暑の中で行われ、世界各地から集まった180万人が参加していた。これまでに熱中症などにより多くの巡礼者が亡くなったと伝えられていたが、サウジアラビアのジャラジェル保健相が地元テレビに電話出演し「1301人が熱中症などで死亡した」と発表した。ジャラジェル保健相は「亡くなった人の8割以上が大巡礼に必要なビザを取得しておらず、猛暑の中宿泊施設や移動手段などを適切に利用しなかったことが死亡につながった」と説明している。
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- ハッジファハド・アル・ジャラジェル熱中症
日銀が国債の買い入れを減らす方針を決めるなど金融政策の正常化を進める中、財務省の有識者会議は国債の安定的な消化に向けて、今後の課題などをまとめた。この中では、日銀が発行済みの国債の半分を保有する一方、民間の銀行の保有割合は10年間で42%から13%まで低下しているとして、「今後国債を市場で安定的に消化するには、銀行の果たす役割が大きい」としている。このため「銀行による購入が多い償還期間が10年以下の国債の発行を増やすことや、市場の動向に応じて利率が変動するタイプの国債を発行することなどが考えられる」としている。ただ「日銀が買い入れを減らしていく中で、民間の銀行などがすべてを引き受けるのは難しい」という指摘もあり、財務省は市場の動向も踏まえて具体的な発行計画を検討するが、難しい対応を迫られることになりそう。
気象情報を伝えた。
エンディングの挨拶。