- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
11月の米国大統領選挙に向けたハリス副大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会が行われた。両者が直接論戦を交わすのはこれが初めてで討論会では経済政策などを巡って論戦を交わしたほか、互いの主張を強く批判し合うなど激しい応酬となった。どちらの候補者も討論会をきっかけに流れを引き寄せたい考えで有権者の受け止めが注目されている。
中国電力が再稼働を目指す島根原子力発電所2号機に設置を申請しているテロ対策施設について原子力規制委員会は基準に適合しているとする審査結果の案を取りまとめ事実上合格とすることを決定した。原発の規制基準ではテロや航空機の衝突などに対応するため予備の制御室や冷却設備を備えた施設の設置が義務づけられていて原子力規制委員会は原発本体の審査に合格してから5年以内に設置できない場合は運転の停止を命じるとしている。島根県にある島根原発2号機について中国電力はことし12月の再稼働を目指していて2028年8月までにテロ対策施設を設置しなければ再稼働していても運転を止めなければならなくなる。原子力規制委員会はきょうの会合で中国電力が設置を申請している島根原発2号機の施設について不測の事態が起きた場合でも少なくとも7日間は必要な設備が機能する設計であることや施設の耐震性や津波対策などが基準に適合しているとする審査結果の案を取りまとめ事実上合格とすることを決定した。今後、経済産業省などから意見を聞いたうえで正式に合格となる見通し。中国電力によると現在、準備工事などが進められていて期限までに完成する見通しだということ。
東日本大震災が発生してからきょうで13年半となる。宮城県石巻市では震災が起きる前の何気ない日常の風景を子どもたちが撮影した写真の展示会が開かれている。展示会は石巻市出身の写真家の橋本照嵩さんが企画した。展示されているのは震災が起きる前の1996年から2009年の間に市内の複数の小学校などの児童に簡易カメラを渡して撮影してもらった写真1100枚余り。このうち「力いっぱいあみを引くぞ」という題名の写真には地引き網を体験している子どもたちの様子が捉えられ、撮影した児童の「大きな魚がかかっているかも」というコメントが添えられている。訪れた人たちは展示された写真をじっくりと眺めながら震災前の風景に思いをはせていた。写真展は今月16日まで宮城県石巻市の複合施設「マルホンまきあーとテラス」で開かれている。