- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
日本政府観光局によると、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で331万2000人で、ことし7月の329万人を上回って、1か月間の旅行者数としては過去最多となった。外国人旅行者の増加傾向が続いていることに加え、紅葉シーズンを迎えたことが全体を押し上げたと見られる。国地域別では、韓国からが73万2100人、中国からが58万2800人などとなっている。このうち、中国からの旅行者数は、コロナ禍前には届かないものの、去年の同じ月と比べると2倍以上に増えていて、伸びが目立っている。外国人旅行者のことしに入ってからの累計は、3019万2600人となり、過去最速のペースで3000万人を超えた。
今月15日に、宮城県の女川原子力発電所2号機が発電を再開したことを受けて、武藤経済産業大臣は、東北電力の樋口康二郎社長に対し、再稼働に関するノウハウを業界全体で共有し、安全性の向上を図るよう求めた。東北電力は、東日本大震災で停止して以来、13年余りを経て先月再稼働した女川原発2号機で、今月15日に発電を再開した。発電再開を報告するため、東北電力の樋口社長が武藤経済産業大臣のもとを訪れた。面会のあと、樋口社長は、立地自治体をはじめ、地域の方々のご理解があってここまでくることができた。これからカーボンニュートラルを進めていくうえでも、電力の安定供給のためにも、発電再開は非常に大きな意義があると思うと述べた。
経団連の十倉会長や、北陸経済連合会の金井豊会長など、およそ100人が出席した懇談会。北陸経済連合会の幹部が、景観の修復や祭りの復活など、被災地の復興までの道筋そのものを見える形で伝える取り組みを強化し、災害の教訓を発信しながら、教育旅行などを含めた観光客を呼び込むことで、稼げる観光地を目指すことなどを説明した。これに対し、経団連側は、復興の過程に価値をつけて災害の教訓を観光客に体感してもらうことは、教訓の風化を防ぐことにもつながるので、大きな意義があると応じ、復興の原動力として観光振興を進めていくことで一致した。