- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
21日のニューヨーク株式市場は米国トランプ大統領が中国への追加関税発表を見送ったことへの安心感などから買い注文が広がった。しかしトランプ大統領は就任2日目の記者会見で中国から輸入される製品に来月1日から10%の追加関税を課すことを検討していると明らかにした。米国で社会問題にもなっているフェンタニルを巡っては中国で製造された原料が使われていると指摘されている。さらに関税を交渉のカードに各国との間で抱えるさまざまな課題に対応していく姿勢を鮮明にしている。会見ではロシアによるウクライナ侵攻を巡ってロシアと関係が深い中国に対し、事態の解決に向けて役割を果たすよう求めたことを明らかにした。さらに会見にはソフトバンクグループの孫正義社長、オラクル・ラリーエリソン会長、オープンAI・サムアルトマンCEOも同席し、AIに関するインフラ整備を行うための計画が表明された。計画では3社は南部テキサス州などで大規模なデータセンターなどのAIに関するインフラ整備を進めるため、「スターゲート」と呼ぶ新たな事業を立ち上げ投資会社とともに今後4年間で5000億ドル、日本円にして77兆7000億円を超える巨額の投資を行うとのこと。
岩屋外務大臣は訪問先の米国・ワシントンでトランプ新政権のルビオ国務長官と会談した。岩屋大臣はルビオ長官の就任に祝意を伝え、両外相はトランプ新政権のもとで日米同盟を新たな高みに引き上げていくことを確認した。そのうえで両外相は自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて同盟の抑止力と対処力を強化するため一層協力を進めていくことで一致した。また核ミサイル開発を続ける北朝鮮や中国を巡る諸課題について意見を交わし、日米豪印の4か国や日米韓、日米フィリピンといった同志国による連携をさらに強化していくことが重要だという認識を共有した。一方、岩屋大臣は米国の鉄鋼大手「USスチール」の買収計画にバイデン前大統領が禁止命令を出したことを踏まえ、日本企業の不安や懸念を払拭するよう求め両外相は日本企業による米国への投資と経済安全保障を含む経済関係の重要性を確認した。さらに両外相は日米首脳会談をできるだけ早期に開催できるよう調整を急ぐことを確認した。
大リーグで活躍したイチローさんが日本選手で初めて米国野球殿堂入りを果たし記者会見で喜びを語った。イチローさんは大リーグ1年目から10年連続200本以上のヒットを打ち続け、2004年にはシーズン262安打をマーク。84年ぶりに大リーグの記録を塗り替え、20年以上たった今も記録は破られていない。殿堂入りは99.7%の得票率で選ばれた。イチローの功績をたたえマリナーズの背番号51が永久欠番になることも発表された。
経団連と連合のトップによる会談が行われ、ことしの春闘が事実上、スタートした。おととしから続いてきた賃上げの勢いを定着させ大手だけでなく中小企業にも波及させることができるかが焦点。会談で経団連の十倉会長は「去年とおととしの賃上げの勢いを定着させ、中小企業や非正規労働者へと波及させることが重要だ」という考えを示した。連合・芳野会長は「賃金、経済、物価を安定した巡航軌道にのせることを労使で努力して春季生活闘争にしていきたい」と発言。中小企業にも賃上げが広がるよう取り組みを強化していくことで一致した。一方、経団連は「連合が求める中小企業での6%以上の賃上げは極めて高い水準だと言わざるをえない」と指摘していて、労使間で踏み込んだ議論が進められる見通し。春闘は来月から交渉が本格化する。
新春恒例の歌会始が皇居で行われた。今回の歌会始のお題は「夢」で全国と海外から合わせて1万6000首余りの短歌が寄せられた。入選者の中で最年少の宮崎県延岡市の高校1年生、森山文結さんは自分の将来について日々感じる漠然とした不安や期待を詠んだ。秋篠宮さまは幼い頃に正月に枕の下に宝船の絵を入れて眠りについた事を思い浮かべて詠んだ。皇后さまは去年のイギリス訪問中に母校であるオックスフォード大学を陛下と訪れたことを喜ぶとともに、留学当時の思い出を振り返りながら若き日の志の思い起こした気持ちを詠んだ。、天皇陛下は被災地のお見舞いなどの出席で各地を訪問し、子ども達が将来の夢を話す様子を嬉しく思ったことを詠んだ。来年の歌会始のお題は「明」。
株と為替の値動きを伝えた。
エンディングの挨拶。