- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
自民、公明両党と立憲民主党が修正協議を進めている年金制度改革の関連法案をめぐり、NHKの「日曜討論」で与野党の社会保障制度の責任者らが基礎年金の底上げ措置などについて意見を交わした。自民党・田村元厚生労働相は「あんこと言われる基礎年金の底上げも入れたかったが前回の衆議院選挙で議席を減らして与党だけでは法律が通らない。野党にも理解いただけるか非常に不安だったのが本当のところ」、公明党・里見隆治氏は「基礎年金の底上げは進めるべき項目だ。最悪の場合、経済が好転しない場合でも基礎年金の底上げをすべきだ」、立憲民主党・山井和則氏は「政府案は全くだめと言わざるをえない。年金改革は政争の具にしてはならない」、日本維新の会・青柳政調会長は「国民の不安の声に立民と自民で話し合っている内容を入れても全く応えられるものになっていない。恒久財源が必要。何で出すのか、そういう説明は全くない」、国民民主党・田村麻美氏は「年金制度改革は踏み込み不足と言わざるをえない」、共産党・小池書記局長は「あんこのないあんパンが続きマクロ経済スライドも続く案なので今すぐ止める、そういう対応が必要だ」、れいわ新選組・長谷川ういこ氏は「景気をしっかりと回復させる、年金も見直し底上げしていくことが何より必要だ」などと述べた。
昨夜からけさにかけて東北や関西の各地で住宅火災が相次いだ。あわせて5人が死亡、警察が身元確認を進めるとともに、火が出た原因を調べている。岩手県宮古市で「建物の2階から火が出ている」と消防に通報。火は消し止められたが住宅1棟が全焼、焼け跡から1人が遺体で見つかった。警察などによるとこの家には5人が暮らしていて、火事のあと男子高校生と連絡が取れなくなっている。母親がやけどをして病院に搬送された。警察は「亡くなったのは男子高校生の可能性がある」として身元確認を進めるとともに、火が出た原因を調べている。
大阪、京都、兵庫で住宅火災が相次ぎ4人が死亡。このうち京都市西京区では住宅で火事があり、1人が病院に搬送されたが死亡を確認。住宅には親子3人が暮らしていたとみられ、高齢者の女性と連絡が取れなくなっている。警察は身元確認を進めるとともに、火事の原因を調べている。
東京の渋谷区と世田谷区はマイナ保険証の有無に関わらず国民健康保険の加入者全員に健康保険証と同様に使える資格確認書を独自に発行することを決めた。マイナ保険証は去年12月から本格運用が始まったが利用率は28.65%。国はマイナ保険証を持たない人に加えて75歳以上の後期高齢者などに対して資格確認書を交付する方針。国の方針と異なる判断をしたことについてそれぞれの区は「国民健康保険の発行権限は自治体にある。制度が移行期間にあり、利用者が混乱せずに保険医療を受けられるようにするため」としている。厚生労働省は「資格確認書は原則マイナ保険証での受け付けができない人にしか交付していない。事実関係を確認したうえで対応を検討したい」としている。
北朝鮮のメディアは駆逐艦が進水に失敗した事故をめぐり「司法機関が責任者3人を拘束した」と伝えた。朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は「今月21日に北東部で駆逐艦が進水に失敗した事故をめぐり司法機関が責任者を拘束した」と伝えた。拘束されたのは「造船所の技師長など3人」としている。事故調査グループが党中央軍事委員会に調査内容を報告、「さらなる船体の損傷は確認されず、計画通りに復旧作業が進められている」としている。金正恩総書記は来月下旬に開催する中央委員会総会までに駆逐艦の原状回復をするよう指示している。
和歌山県白浜町のテーマパークでは中国に返還されるジャイアントパンダ4頭の屋外での展示が最終日となり多くの観光客が訪れた。飼育されているメスのジャイアントパンダ4頭は日中の保護共同プロジェクトの契約期間が満了することに伴い来月28日に中国に返還されることが決まっている。あすから検疫期間が始まるためガラスで囲まれた屋内の展示施設のみで公開される。屋内の展示施設での公開は来月27日まで。
エンディングの挨拶。