- 出演者
- 竹野大輝
オープニング映像。
石破総理大臣は23日、就任後初めて日本を訪れた韓国のイ・ジェミョン大統領と約2時間会談し、両国の関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致。また、北朝鮮の完全な非核化に向け、日韓両国に加えアメリカを含む3か国で緊密に連携していくことを確認。一方、石破総理大臣は歴史認識については歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると説明したほか、東京電力福島第一原発の事故を受けて韓国が続けている日本産水産物などの輸入停止措置をめぐっては科学的根拠に基づいて意思疎通を図りたいと伝えた。石破首相は「厳しい時代であるからこそ、両国の政府、国民が手と手を携え、よりよい未来に向かって、ともに歩みを進めていくことができれば」などとコメント。イ・ジェミョン大統領は「今回の訪日が両国間、そして両国民の真の信頼を築く新しい道のりのきっかけになることを期待している」などとコメント。日韓両政府は首脳会談の結果について17年ぶりに共同文書を発表し、日本政府関係者は“懸案が減り、両国の関係が安定してきた証左だ”としている。政府は、首脳による相互訪問「シャトル外交」を定着させるとともに、経済や人的交流など様々な分野で協力を進め、日韓関係をさらに強化したい考え。
逮捕された東京都新宿区の会社員は今月20日、神戸市内のマンションのエレベーターの中で帰宅した24歳の会社員の女性の胸などをナイフで数回刺して殺害した疑いが持たれている。捜査関係者によると、容疑者は事件の3日前の今月17日から休暇を取り、事件の数日前に神戸市内に入ったと見られている。さらに現場近くにあるホテルに宿泊していたことが分かった。警察の調べに対し“殺意を持っていたかわからないがナイフで刺したことに間違いない”と供述しているが、これまでの取り調べでは被害者と面識があったという趣旨の供述は出ていない。警察は神戸での足取りや事件のいきさつを詳しく調べている。
気象庁によると、今日も西日本と東日本を中心に高気圧に覆われ、各地で午前中から気温が上がる見込み。日中の最高気温は、岐阜市と前橋市、埼玉県熊谷市で38℃と、危険な暑さが予想されている。東日本を中心に危険な暑さになる見込み。熱中症の危険性が極めて高くなるとして、福島県から沖縄県にかけての37の都府県に熱中症警戒アラートが発表されている。エアコンを適切に使用したり、水分や塩分をこまめに補給したりするなど熱中症への対策を徹底。一方、高気圧の縁をまわって流れ込む暖かく湿った空気などの影響で、午後を中心に大気の状態が不安定になり、関東甲信や四国、九州北部では局地的に雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれ。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意。
きのう午後3時ごろ、北海道中札内村のカムイエクウチカウシ山を流れる札内川の上流の川岸で女性1人が倒れているのを登山者が見つけ、警察に通報。警察がヘリコプターで上空から捜索したところ、近くにもう1人女性が倒れているのを見つけた。2人は病院に搬送されたが、いずれも死亡が確認された。警察によると、体に激しい損傷はなく2人とも衣服がぬれていた。警察は現場の状況などから滑落などの山岳遭難の可能性があると見て、詳しいいきさつを調べている。
イスラエル軍はガザ地区への攻撃を続けていて、地元の保健当局は23日、“過去24時間に61人が死亡した”と発表。地元メディアは22日、“イスラエル政府がハマスとの停戦協議の再開に向けて数日以内に代表団を派遣する見通しで、日程や場所の調整が進められている”と伝えた。停戦協議をめぐっては仲介国が示した60日間の戦闘停止や一部の人質の解放にハマス側が同意しているが、ネタニヤフ首相は“すべての人質が解放されるべきだ”としていて、双方の立場には大きな隔たりがある。地元メディアは22日、“イスラエル軍が最大都市のガザ市の制圧に向けて早ければ来月中旬にも攻撃を始める”と伝えていて、停戦協議でハマスから譲歩を引き出すために圧力を強めるねらいとみられる。ガザ市には100万人近くが身を寄せているとされ、イスラエルは攻撃を前に近く退避通告を出す予定だとしているが、攻撃が始まればさらなる人道状況の悪化は避けられない見通し。
ハエの遺伝子を操作して神経細胞の働きを変えることで、ある種のハエに特有の求愛行動を別種のハエに行わせることに成功したと名古屋大学などの研究チームが発表。研究チームはハエやカといった有害な昆虫の行動を制御する技術への応用が期待できるとしている。名古屋大学の田中良弥講師などの研究チームは、オスがメスに果汁を口移しすることで求愛するハエの一種「ヒメウスグロショウジョウバエ」に着目し、この行動を引き起こす神経の細胞を特定。その上で、はねを振動させて求愛する別種のハエのオスの遺伝子を操作して同じ神経細胞が働くようにしたところ、“もともとの求愛行動に加え果汁を口移しする行動もとるようになった”という。研究チームは“神経の働きを変化させることで昆虫の行動を変えられる可能性が示された”としている。田中講師は「昆虫などの行動を自在に制御するという応用展開が見えてくる」などとコメント。この研究は今月、アメリカの科学雑誌「サイエンス」に掲載された。
アナウンサーがエンディングの挨拶をした。