- 出演者
- 阿川佐和子 ビートたけし 眞鍋かをり 門倉貴史 パックン 石田健 石山アンジュ 山中健太郎
オープニング映像。
国民年金のみの場合、受給額は1人あたり平均で月に約6万円。厚生年金を含めば平均14万円ほど。金融庁などによると、無職高齢者夫婦世帯の平均月収は21万円。月支出の平均は26万円。毎月の不足5万円とすると、65歳からの30年間では2000万円が不足するとの予測も。インディードの調査では、60代以降でも労働意欲が有るのは全体の6割。職種も多様。とあるビルメンテナンス職員は月収20万円。元自衛官で、定年退職後にこの仕事に。
マクドナルド品川港南口店で働く77歳の灰田。客とは積極的にコミュニケーション。困っていそうな外国人には英語で対応。「おもてなしリーダー」という役職で勤務。この仕事を始めたのは75歳から。もともとCAとして勤務。退職後、その経験からマナー・コミュニケーション学を教えていた。マクドナルドでは60歳以上の従業員が1万人以上。業務が多岐にわたるため、ポジションに特化した働き方も。灰田は1日3時間、週に2~3日のペースで勤務。働くのは社会と関わりあえる幸せから。
趣味で風景画を描いているという70歳の長山さん。長年勤務した飲食業のノウハウなどを活かしてメニュー表を作成。ネットで販売すると1枚あたり1.2万~1.5万円の収入に。このようにネットマーケットで知識やスキルを売り買いするシニアが増加。
プラモデルが趣味の63歳男性。自宅でコールセンター業務をする傍ら、2年前から製作代行を開始。サイトを通じて制作依頼が来る。製作過程はYouTubeにも投稿。完成には1ヶ月ほどかかるため、動画を見て「自分が作っている」という気持ちになってもらいたいとの思いから。1つ当たり数万円の収入だが、時給換算では200円ほど。年金だけでは生活できないことや、購入者に感動させることなどがやりがい。
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67歳の馬場さん。家事などをサポートするサービス「東京かあさん」で働く。家事や育児にサポートが必要な家庭に、シニア世代を中心とした女性らが出張。料理、掃除、洗濯、送り迎えなどを行う。時給1200~2000円ほど。馬場は1軒につき2~3時間、週に3日ほど働く。
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- 東京かあさん
シニア世代がアルバイトとして自らのスキルを使って働いている現状。パックンは今のシニアについて「野心が有る」とし称賛。石田は「働きたくて働く人」と「働かざるを得ない人」を切り分けるべきとし、年金が安い現実を問題視。今人気の副業は謝罪代行。企業や個人へのクレームに対し、経験豊富なシニアなどが代行するという。報酬は2万円とも。
定年後も働くシニアが増える中、海外に活路を見出すシニアも。タイでは日本人が増加。再就職するシニアも。日本企業の進出もここ30年で増加。定年退職後にタイの企業に再就職した白木さん。出勤は運転手付きの車で。職場はタイ大手の潤滑油製造会社。日本の企業では自動車用潤滑油の製品開発に従事。タイのこの会社からスカウトされ、14年前から単身赴任でタイへ。月収60万円のほかに年金も。自宅はバンコクの高層マンション。90平米の1LDKで、ベランダからは花火も。プールも併設。
定年退職後、タイで再就職して90平米の1LDKに住む白木さん。週末にはベランダから花火が見られるほか、プールも併設。家賃は10万円だが、社宅のため負担は0。携帯電話の通信料、自家用車のガソリン代なども会社持ち。
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- バンコク(タイ)
ゴルフが趣味でタイに移住した60代男性。良いコースが安く回れるとあって移住したそう。妻も花粉症があり、移住には肯定的。4年前に移住した72歳の保地さん。定年退職後、知り合いだったみりん製造会社のオーナーに誘われてタイで再就職。現在は給料と日本の年金で生活。自宅はバンコクの高層マンション。プールやジムも併設。家賃は6万円。25平米の1Kで1人暮らし。休日はゴルフのほか、友人との食事など。最近では物価高騰で家賃が上がっているそう。
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- バンコク(タイ)
タイで物価が高騰している。移住した60代女性は家賃が7万円から11万円に上がり引っ越したと話した。家賃だけでなく生活費も上がっており、パーソネルコンサルタントの小田原氏は「昔みたいに年金10万円で生活できる時代ではない」などと話した。
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- タイ
シニアからの海外生活について。門倉氏は「現地でも働く前提であれば物価の安い国で暮らすのは豊かな生活を送れる」「タイやマレーシアは日本人にたくさん来てもらいたいのですぐにビザはとれる」などと話した。石山氏は「東南アジアは今後物価は上がっていくので選択肢はなくなっていく気がする」などと話した。パックンは「住宅事情を考えると東京で50平米のマンションで暮らす家賃で一軒家が借りられる、何を大事にするかだと思う」とコメント。石田氏は「海外出たら良い暮らしができるという幻想を抱くよりも日本をどうにかしたほうが、というのが先に来た方がいい」などと話した。
パックンは「国民年金払ってるからって老後は保証されたと思わない方がいい」「保険として残っているものと思っていただきたい」などと話した。石田氏は「国民年金だけだと月6万とか、こういう現実がもう起こってる」などと話した。たけしは「外国行くと、なんでリタイアしないんだと言われる」「欧米は働くことを罪だと思ってる人がいる」などと話した。眞鍋は「いきなり働かないんじゃなくて週2~3日が一番いい」などと話した。
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- 国民年金
現役の頃から「やめたらやりたいこと」を早めに作っておくべきと主張するたけし。パックンの親戚は、長年の夢として「船を買って世界一周」を考えていたそうだが、定年退職後に船酔い体質と判明したそう。