- 出演者
- 平子祐希 関根勤 小栗有以（AKB48）
オープニング映像。
神奈川県横須賀市にある不入斗中学校にいる中学3年生の勝目結羽さんは女子レスリング界のミライモンスター。女子レスリングは2004年のアテネオリンピック以降全ての大会で日本は金メダルを獲得しており、直近2回では6階級中4階級で金メダルを取得している。今年のパリ五輪では以前番組に出演した、女子53kg級の藤波朱理選手と女子57kg級の櫻井つぐみ選手が内定している。勝目さんはその次の世代としてロサンゼルス五輪での活躍が期待されている。五輪最年少優勝を目指す勝目さんは5歳でtレスリングを始めると、小学4年生5年生で全国大会連覇。中学生になってからは全大会で優勝している。活躍は国内にとどまらずU15アジア選手権42kg級を14歳で制覇。半年後ヨーロッパで開催されたU17の国際大会で世界一になる。去年U15アジア選手権で初戦から1点も取られず完封勝利で2連覇。公式連勝記録は藤波さんの130連勝だが勝目さんは小学5年生から公式戦無敗で49連勝中。勝目さんを育て上げたのは父の力也さん。防衛大学校でレスリング部の監督をしていたが、7年前子ども達を本格的に指導するためレスリングクラブを開設。しかし今年4月からは至学館高校に入学。今回は父と挑む最後の全国大会に密着。目標は全試合無失点での完全優勝を狙い優秀選手賞をもらうことだという。優秀選手賞は男女合わせて22階級の出場者596名から1人が選ばれる賞だ。獲得すれば大会史上初の女子選手の最優秀選手となる。
勝目結羽さんの練習に密着。結羽さんが所属するのは「NEXUS WRESTLING TEAM YOKOSUKA」。7年前に父の力也さんが立ち上げ、現在は41名の選手が所属。全国トップクラスの選手を多数輩出する名門である。平日は朝1時間・午後2時間半の練習量。そんなクラブチームの壁には「NEXUS 7原則」と7つの精神論が。また力也さんには食のこだわりもある。この日生徒たちを連れてきたのはジビエ料理のお店で、野生のイノシシやシカなどが堪能できる。野生になれ！という意味で連れてきているとのこと。
中学生のレスリングは前半2分後半2分の2ピリオドからなり、相手の両肩を1秒間マットにつければ即勝利。もしくは計4分の得点数により決まる。相手を場外に出せば1ポイント、テイクダウンを決めると2ポイント、ローリングも2ポイントとなる。さらに立っている状態から相手を背中から倒せば4ポイント獲得。10ポイント差でテクニカルフォール勝ちとなる。そんなレスリングで結羽さんの武器は片足タックル。吉田沙保里さんの動きに近づけるため、そのようにしているという。
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現在両親と一緒に暮らしているのは結羽さんと妹の彩羽さん。兄の大翔さんは山梨学院大学で寮生活をしている。自宅での親子関係を尋ねると、娘からバリアを張られていると力也さんは話した。そんな力也さんは現役時代、五輪出場を期待される選手だったという。しかし目指していたアトランタ五輪の出場は叶わず、指導者の道へ。そして7年前に長男から「勝たせてください」と言われ、自分の夢を子どもたちに託す決意をしてチームを立ち上げた。結羽さんも五輪で優勝することが恩返しと話している。
力也さんと挑む最後の全国大会がやってきた。大会は予選を勝ち上がった24名で競うトーナメント戦。シードの結羽さんは4回勝てば優勝となる。中学2年生では42kg級で優勝したが、今大会では46kg級に挑戦。優勝すること以外に、無失点で勝ち進み最優秀選手賞を貰うことも目標だという。初戦の相手は同学年の中学3年生。順調にポイントを重ね10対0でテクニカルフォール勝ちした。続く準々決勝もテクニカルフォール勝ち。そして準決勝では得意の片足タックルが炸裂し6対0で見事勝利。無失点のまま決勝進出となった。決勝戦の相手は同学年の大矢選手。中学2年生でこの階級を制覇した強敵である。
片足タックルについて、小栗さんは「速すぎて、えっ？ってなりますよね」とコメント。
全国中学選抜U15選手権46kg級決勝戦、相手は中学2年生で46kg級全国大会を優勝した強敵だ。片足タックルが警戒されているのか、結羽さんの技が決まらない。開始40秒、素早い動きで背後を取ってテイクダウンで先制し、さらにローリングで連続得点を取った。得意の片足タックルからテイクダウンで2点追加して6対0とリードした。試合時間残り1分、相手に背後を取られてしまいテイクダウンを取られ今大会初失点となった。6対2で勝利し、目標の無失点は叶わなかったが優勝を果たした。そして、もう1つの目標である男女22階級の優勝者から選ばれる最優秀選手にも選ばれ、大会史上初の女子選手で初めての最優秀選手となった。親子で挑む最後の全国大会を終えてお父さんは付いてきてくれたお礼を、結羽さんはこれからもよろしくお願いしますと伝えあった。中学の公式戦は無敗で連勝記録も53と伸ばした結羽さんは高校1年生でインターハイ優勝を目標にし、お父さんの教えを胸に五輪で最年少優勝を掴み取るまで勝ち続ける。
スタジオで結羽さんの優勝についてトーク。関根は「強かった。相手も強敵だった。」、平子は「優勝は最低条件で失点なしと目標が高い。」、小栗は「七原則がためになりそう」などとコメントをした。
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勝目結羽さんの勝負めしはお母さん特製の「チーズハンバーグ」で、免疫力アップのためにきのこを入れるのがお母さん流なのだという。結羽さんは玉ねぎとお肉の相性が抜群で、きのこ嫌いだけど味があまりわからないから何口でもいけると食レポをした。その食レポに対しお父さんは30点をつけ、きのこ嫌いだけど味がわからないから何口でもいけるところにつっこみを入れていた。
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