2023年8月16日放送 22:00 - 22:58 テレビ東京

ワールドビジネスサテライト

出演者
佐々木明子 角谷暁子 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ニュースラインナップ

今夜のニュースラインナップは「社債小口化 人気高まる?」、「充電器不足を解決」、「ベトナム企業がGM超え」など。

キーワード
ゼネラルモーターズ
(ニュース)
ベトナムEV 米市場上場 時価総額12兆円でGM超え!

ベトナムの電気自動車メーカー・ビンファストが、アメリカのナスダック市場にベトナム企業で初めて上場した。取引初日、時価総額は約12兆円に達し、アメリカの自動車大手ゼネラルモーターズの2倍近くにふくらんだ。ベトナム最大の複合企業ビングループが立ち上げた。現地に駐在するベトナム日本商工会議所の吉田事務局長は、駐在員に身近なのはアパート開発をするビンホームズだと話す。番組では4年前にビングループを取材していた。ビンファストは、ベトナム初の国産車メーカーで2017年に設立された。今年3月にアメリカでテスラより低価格でEV販売を開始。豊富な資金力でスピード経営を実現する一方で、ソフトウェアのリコールや工場建設の延期も発生している。株価上昇の要因は、99%をグループが保有していることから、市場の流動性が低く実力以上の価格がついた可能性がある。

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ベトナム企業が”GM超え” カギはEV…学ぶべき教訓も

今日のコメンテーターは元日銀審議委員の政井貴子さん。ベトナムの電気自動車メーカー・ビンファストが、アメリカのナスダック市場にベトナム企業で初めて上場した。政井さんは、時価総額12兆円規模と聞くと驚くが、テスラは110兆円トヨタが40兆円など。EV関連企業の期待感が評価しやすい。アメリカで上場したほうがお金が集まりやすいという環境が現実。アメリカの方が投資家層が厚いと分析した。

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社債が売買しやすくなる!?

社債は企業が資金調達のために発行する債券。株式とは違い返済義務があることが特徴だ。社債はまとまった資金がないと買えないというイメージがあるが、社債の小口化が進んでいる。三菱UFJ信託銀行では、ブロックチェーンの仕組みで記録することで、小口化しても手間が増えず、今までは最低でも一口100万円だったが、1万円程度に引き下げることができるという。今年度中に小口化した社債を発行したい企業に対して技術の提供を提供したい考え。この技術を使い社債の発行を検討しているADワークスグループ・細谷専務は「非常に期待が持てる」と話す。BNPパリバ証券の中空氏は、個人が小口でたくさん社債をもってくれると値崩れしないファン層が増えると分析した。今年2月に小口化した個人向け社債を発行したカゴメは、一口10万円総額10億円分が2日で完売した。1年間の金利に加え、野菜ジュースを送る特典をつけたことで、商品認知でも効果が大きかったという。

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被害防止へAI技術活用

ハワイ・マウイ島の山火事はこれまでに106人の死亡が確認されている。このような山火事被害を大きくなる前に防ぐことができないか取り組む企業を取材した。マウイ島では現在も約1300人と連絡がとれていない。バイデン大統領は近く被災地を視察する考えで、日本政府も200万ドル規模の支援を表明した。監視カメラシステムで世界2位のシェアを持つダーファテクノロジーでは、AIと画像処理技術を融合した山火事防止の検知システムを展開している。2020年に中国で導入し、半年で約500件の山火事を検出したという。日本では年間約1300件の山火事が発生し、被害額は約3億5000万円にのぼる。ダーファテクノロジージャパンの李社長は、われわれは大規模になる前に防ぐことができる。ビジネスチャンスにつながると話した。

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Quick ニュース
訪日客 コロナ前の8割近くに

政府観光局が発表した7月の訪日外国人の数は232万600人と前年比16倍に。2019年の8割近くまで回復したという。午後9時を過ぎてもMEGAドン・キホーテ渋谷本店は賑わいを見せていた。24時間の渋谷店は昼間を避けて買い物ができる点も人気だという。こうした中、ドン・キホーテを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、今年6月までの一年間の決算を発表し、純利益は661億円6700万円と14年連続最高益に。

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ネイマールがサウジ移籍

アル・ヒラルはパリ・サンジェルマンからブラジル代表のネイマール選手を獲得したと発表した。2年契約で推定年俸は日本円で239億円で移籍金は約159億円になるという。

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トレンドたまご The World
新幹線 一時全線見合わせ

グリーンスマート充電ロボットの摩奇はEVどこでも充電ロボットでスマートフォンのアプリで注文でき、スタート時間や充電する量などを入力するとロボットが自動で動き出す。地下の駐車場なのでGPSなどの衛星測位システムは使えない。そのために駐車場内の構造は事前にマッピングして記憶させており複数のセンサーやカメラを使用して自律走行する。100m進んだときの誤差は1ミリだという。車の前に到着するとロボットアームがのびて充電ができる。充電口と角度でレーザー光であてて調整する。また充電中にEVの電池の劣化状況も診断してくれるという。

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摩奇遠景智能
最新テック×医療の未来
世界初!神経を再生

医療用の3Dプリンターを開発したのはサイフューズ。バイオ3Dプリンターはデータをもとに細胞から人工臓器を作製する。プレートの中には直径0.5ミリの小さな粒があり細胞を培養した塊。直径は0.5ミリ。この培養した細胞を先程の3Dプリンターにセットし完了。スタートボタンを押すとプレートが動き出しプレートから細胞を吸い取り、液体が入ったケースの中にいれるがその中には剣山のような細い針がある。直径は0.1ミリほどでこの針に細胞を一つずつ刺していく。細胞を針に刺すことで、細胞が結合し中部状の組織に3Dプリンターで作った人工血管は患者の細胞だけで作るために拒絶反応がないという。さらに血栓で詰まりやすいと行ったこれまでの人口血管の課題を解決できる可能性も。この3Dプリンターの治療に世界で初めて成功したと発表した京都大学医学部附属病院が今年に発表。バイオ3Dプリンターで作製した組織を神経に移植でき、事故などで指の神経が途切れた患者に移植手術を行った。岡山県の医療機器メーカーはある治療器具の開発に成功した。使うのは金属3Dプリンター。チタン粉をレーザーで加工していく。完成した治療器具には網目の細かい加工が。内部にも施されこの複雑な構造が鍵を握っている。この器具を使った手術が全国の病院に広がり、脊柱菅狭窄症という病気は、加齢などで椎間板という組織が傷んで背骨が変形し神経を圧迫し腰痛などを引き起こす。推定患者数は580万人に及ぶ。手術はまず悪くなった椎間板を取り除き、器具の先端にはあの網目状の器具。椎間板を取り除いた場所に埋め込んでいく。すると周囲から骨を作る細胞が入り込んで器具の中で骨が成長。悪くなった椎間板のかわりとなる。複雑な形状が大事で骨の成長を促し、定着しやすくさせる。これまではできなかった微細な加工が3Dプリンターで実現した。手術は2時間で終了した。医師によると新しい器具を使うと一年以上から4ヶ月ほどに短縮できる。

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サイフューズ京都大学医学部附属病院左京区(京都)帝人ナカシマメディカル東区(岡山)浜北区(静岡)浜松医科大学港区(東京)脊柱菅狭窄症
(ニュース)
ガソリン 15年ぶり高騰続く

今日発表された1リットルあたりのガソリン小売価格は全国平均181円90銭となった。値上がりは13集連続で15年ぶりの高値が続いている。

フィッチ 米銀格下げを示唆

格付会社のフィッチ・レーティングスのアナリストは、アメリカの銀行業界の事業環境に関する行化を下げた場合、最大手のJPモルガン・チェースを含む70以上の銀行を格下げする可能性を示唆した。

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マーケット最新情報

マーケット最新情報を伝えた。

進む円安 企業と個人で明暗 ”介入水準” 為替の行方は

政井貴子は円安について企業にとっては上場企業には主力の事業が好調にあり、メリットのほうが多い。しかし個人では物価が高いと感じるようになったことやガソリンなどが高くなり買う力が弱くなっているとした。

経済政策で”違い鮮明”

国民民主党の玉木代表は永田町のユーチューバーとしてSNSでの配信に力を入れているがその玉木代表と国民民主党の代表の座を争うのは前原誠司。まず政党の立ち位置については衆参あわせて22議席をもつ国民民主党は立憲民主党や日本維新の会に次ぐ野党第3党で勢力の拡大が喫緊の課題。玉木代表は政権交代できる集団になっていないとの意見にすぐには難しいと語り二大政党の政権交代というよりも、穏健な多党制による政権交代という形が日本にふさわしく現実的だと語る。また自公政権から連立をと言われた際に連立は頭をよぎるか?については申し出ももらっておらず入れてくれとは言う気はないと答えた。一方で前原氏は野党共闘については立憲でも共産党と協力する方々はなかなか政策で合意はできないとし、維新の方が重なる部分が大きいと気がするとした。力を入れる政策について玉木代表は減税掲げ、経済成長と給料が上がる経済を実現したいと答えた。玉木氏は30歳以下の所得税と住民税を免除する若者税を導入すべきだと答え、結婚しやすく子ども持ちやすい環境にすべきだと答えた。その財源については国債を発行すれば良いとの姿勢。前原氏は大人のリカレント教育などが経済成長につながるとした。代表戦後の分裂について前原氏は選挙で負けた場合の事を考えて選挙をする人はいないと答えた。

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YouTube中国共産党国民民主党岸田文雄日本維新の会立憲民主党
日本でも社債が身近に?メリットと注意点

政井貴子は社債についてはアメリカと日本の社債に規模を見ると明らかに差があり、小口化のメリットには効率性と選択肢がありデメリットはデフォルトリスクがあるとした。金融リテラシーの向上やモニタリングが必要になってくると答えた。

(エンディング)
エンディング

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