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- 大江麻理子 田中瞳 滝田洋一 藤井由依
オープニング映像。
今夜紹介するニュースを伝えた。
無人自動運転の認知と判断の技術を可能にするのが「SoC」。SoCは演算処理などを搭載した多機能半導体で、大量のデータを瞬時に処理し、運転に反映。「自動車用先端SoC技術研究組合(仮称)」略称「ASRA」の立ち上げが準備されており、TOYOTAなどが参加する見込み。
「自動車用先端SoC技術研究組合(仮称)」略称「ASRA」にTOYOTAなどが参加する見込み。今回、車メーカーが半導体の設計に参加する。テスラなどが車載半導体のシェアを伸ばしているため、日本はこうした動きを見ながらスクラムを組んで挑んでいく。「ASRA」では、ベースの規格を標準化し、投資や調達のコストを抑え、各社独自の技術をそれぞれの最終製品に反映させる。
環境省 自然環境局 白石隆夫局長らがクマ被害について発言。今年、市街地にクマが出現。クマによる人的被害は19道府県で212人(死者6人)。高尾山の登山コースにも出没した。おおるりの家では、屋外の作業時にクマよけとして鈴を身につけるようになった。
ダロワイヨ 自由が丘本店は売れ残りのケーキを減らすために「TABETE」を利用。「TABETE」では売れ残った季節限定商品などを抱える店をアプリ上に表示し、利用者は1~5割引で購入可能。一方、おせちは販売期間が短く、需要予測が難しいため、大量に余ってしまうことがある。クラダシ たまプラーザ テラス店では余ったおせちを集めて、通常より安い値段で販売している他、専用のサイトでも購入できるようになっている。
2024年ニュースカレンダーの中から気になるニュースをピックアップしお伝えする。
矢吹さんは去年妻と新築マンションを購入した。矢吹さんはマンション購入時に変動金利の住宅ローンを組んだ。0.3%という超低金利が購入の後押しになったという。しかしいま変動金利の上昇が心配だという。変動金利は日銀が操作する短期金利の影響を受け定期的に見直しが行われる。矢吹さんの場合金利が0.2%上昇すれば月々の返済額が1万円以上増加するという。金利のある世界へ日本はいま踏み出そうとしている。
金利のある世界に向け準備を進めている企業がりそな銀行。田中さんは2010年入社で金利のある世界を知らない世代。りそな銀行では金利の上昇を見据え勉強会が開かれた。講師を務めたのは現在よりも金利が高い時代を知る支店長。勉強会は顧客にどんな商品を勧めるかなどを確認した。金利の上昇は融資を受ける企業や個人は返済時の利息負担が増加するため銀行側には慎重な対応が求められる。田中さんは顧客の溝口さん夫妻の家に向かった。マンションの開発資金について融資を行う際の金利を変動か固定のどちらにすべきか検討を重ねている。田中さんは今後は金利動向に応じた提案が重要になってくると考えている。
一方金利のある世界で厳しい環境にさらされるのが中小企業。日崎工業では駐車場の案内板や鉄道用の信号機など金属部品の加工を手掛けている。社長は「金利が上がると高額な機械を入れ替えるタイミングが長くなるのでは」などと話した。現在日崎工業は約3億円を金融機関から借り入れしている。わずかな金利上昇で返済時の負担が増加し資金繰りに影響が出るという。日崎工業はアウトドアブランドのハイモンドを立ち上げキャンプ用品の製造・販売を開始した。日崎工業は来年3月にトレーラーハウスを発売予定である。社長は金利のある世界を生き抜く術について「常に新しいものも嫌がらずにチャレンジしていく」などと話した。
トゥーシンプルでは自動運転のトラックを作っている。アメリカでは完全無人の配送サービスを実施した。日本でも実証実験を始めていて10月に東京名古屋間で自動運転に成功した。実証実験では厚木南ICから高速に入り新富士ICで折り返し戻ってくるルートを走行した。2手に分かれる道では自動で車線を変更し事前に設定した新東名を選んだ。トゥーシンプルの自動運転はあらかじめ作成したマップ情報をもとにトラックについたセンサー類で周囲の状況を把握し車を制御する。しかし緊急事態のアラームが鳴った。安全面を最優先し手動運転で施設へ戻った。解析の結果システムのアップデートが途中のため起きたエラーだったという。トゥーシンプルは来年に完全無人での走行実施を目指すとしている。
イオンネクストはAIで制御された無数のロボットで商品のピックアップをするなどシステムの自動化を進めている企業。秋本さんは接客業から転職した女性トラックドライバー。トラックドライバーの女性比率は業界全体で3%だがイオンネクストは約12%となっている。イオンネクストではAIが効率的なルートを指示し熟練ドライバーと同じ効率でまわれるようになっている。1軒目の家に到着すると荷物の番号が表示されるため該当の荷物を取り出しバーコードをスキャンし間違いがないか確認していた。秋本さんがトラックドライバーが選んだのには荷物の積み込みがないことであった。イオンネクストでは積み込みを分業化している。積み込みでも荷物を取り出しやすいようAIが場所を指示していた。副社長は「働きやすい環境をつくって異業種と女性ドライバーが増えていくかを考えていくことが大事」などと話した。
トラックの自動運転についてトーク。藤井アナは「T2という企業も高速道路上での実証実験を展開中です」などと話した。
済生会新潟病院では今まで予約なしの症状の軽い患者も多く受け入れてきた。しかし来年から外来については完全予約制の方向だという。紹介状がある患者を中心に対応していくという。大きな理由が医師の働き方改革。済生会新潟病院は今年度の救急車の受け入れは従来の1.5倍となる4500台ペースの見通しである。また医師の勤務状況がひっ迫しているという。全国4350の医療機関のうち医師の残業時間の規制に伴い3割が救急医療体制の縮小・撤退の懸念があると回答している。
HITO病院で動脈瘤の検査が行われていた。岡本医師は検査後患者の検査画像をスマホでチェックしていた。HITO病院では職員全員にスマホを配布し患者の情報などを共有しスマホ上でカルテなどを見られるようにしている。スマホ導入前は電話での連絡で直接会話が必要であった。スマホ導入で手があいているときにチャットを確認できるため業務の効率が上がったという。また小型カメラを搭載したスマートグラスを装着した医師が患者の様子を生中継していて医師と目線を共有しながら患者の措置にあたっていた。医師は「移動時間がなくなるというのが一番のメリット」などと話した。HITO病院がデジタル化へ舵を切ったのが2018年で費用は3000万円ほどで大きな効果が得られているという。岡本医師は以前働いていた病院は残業時間が年間500時間であったがHITO病院では120時間となった。
アメリカ大統領選についてトーク。滝田キャスターは「バイデン大統領がですねとっても強い逆風にさらされているんですよね」などと話した。
経団連が発表した大手企業の冬のボーナス集計によると平均妥結額は去年に比べ1.37%増えた90万6413円で4年ぶりに90万円台となった。19業種中12業種が去年を上回り経団連は賃金引き上げの勢いは一定程度維持されたとみている。
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- 日本経済団体連合会
経済ビジネス・リサーチ・センターは2038年までの各国の名目GDP予測を発表し中国が世界1位になるのは2037年だとした。中国の不動産市場のリスクなどで前回予測よりも1年遅くなるとしている。今年4位見込みの日本は2032年までにインドに抜かれるも2038年時点でも4位にとどまるとの予測であった。
名目GDPのランキングについてトーク。滝田キャスターは「オーソドックスなシナリオをここに示している」などと話した。