- 出演者
- 原田亮介 林修 藤井由依 青木さやか 松陰寺太勇(ぺこぱ)
金の小売価格は20213月には1グラム6066円だったが、今年3月には1グラム2万5116円と実に4倍以上。オリンピックの金メダルの主原料は銀で、銀のベースに金メッキを施すが、少なくとも6グラム以上の金を使用する規定がある。6グラム使用した場合、東京五輪の金メダルは3万8214円、ミラノ・コルティナ五輪の金メダルは15万822円。
オープニング映像。
田中貴金属によると、4月23日現在の金価格は1グラム2万6989円。金メダルを全て純金で作ったら、金メダルが500グラムなら約1350万円になる。過去に純金のメダルが使われた五輪は、1904年セントルイス大会、1908年ロンドン大会、1912年ストックホルム大会。金産出国は1位が中国で380トン、2位がロシアで310トン、3位はオーストラリアで290トン。
日本はかつて黄金の国と言われたが、現在操業している唯一の金鉱山は、鹿児島・伊佐市の菱刈鉱山だけ。金の含有量は功績トンに対して平均3~5グラムだが、菱刈鉱山は20グラム採れる。新たに金を作っているのが秋田・小坂町の小坂製錬。パソコンの基板といった都市鉱山から金をリサイクルしている。金の延べ棒を作る様子を見せてもらった。パソコンの基板を細かく粉砕して、専用の炉で溶かして固めたら、金が溶け出す薬品に浸し抽出する。さらに、不純物を取り除いて純度を高める。この日は20億円分の金の延べ棒を作った。
都市鉱山の代表がパソコン。神奈川工科大学・三栖貴行教授にパソコン内部をみながらどこに金が使われているか教えてもらった。最も使われているのは金属と金属が使われているところ。モニターとキーボードをつなぐコネクター、ハードディスク、金メッキや金を加工したパーツ、半導体も。金銀銅は導電性が高く電気を通しやすい。重要なパーツには金を使う。銀銅は酸化しやすく、酸化が起きにくいのが金。三栖教授は、金の代替は難しいと指摘する。ノートパソコン1台に0.3グラムくらいの金が使われる。ノートパソコンを約4万2000台集めれば、約3億3750万円分の金塊ができる。金の含有量は携帯電話1台で約0.05グラム。
これまでに採掘された金の量は50メートルプール約4杯分。今のペースで掘り続けると、地球上の金はあと十数年でなくなるとも言われる。金価格上昇で採算が合わなかった場所も採掘可能に。
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- 菱刈鉱山
銀の小売価格は2021年3月には1グラム93.04円、20263月には1グラム414.68円。太陽光発電パネルや電子部品などに使われる。銀高騰で身近なものに影響が出ている。東京・中央区の銀座 池渕歯科を取材。治療の約3割が銀歯。1年前は3割負担で3000円だったが、今は6000~7000円。保険診療の値段は材料費などに合わせ3カ月ごとに改訂。銀の高騰で治療しても赤字になることも。
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- 銀座(東京)
東京・渋谷区のバイセラジャパン 表参道本店には、銀の高騰で客が殺到している。外れた銀歯の持ち込みが増えている。
表参道にある買取店では銀の高騰で銀歯の買取が増えているそう。銀歯には金やパラジウムも含まれているため、それぞれの価値が上がれば買取価格も上がるとのこと。買い取った銀歯はそれぞれの金属に再加工、リサイクルするそう。
銀歯には、酸化防止や強度アップのために金やパラジウムを混ぜるそう。林さんは「金と銀は用途が違うのでそれぞれの特性を理解して慎重に投資を行ったほうがいい」と話した。
銅が使われているのは硬化。1円玉以外の硬化全てに銅を使用。東京・新宿区の大久保管楽器。管楽器の真鍮は銅と亜鉛の合金。約70~85%が銅。トランペットの2020年の新品価格は約39万円、2026年には約56万円。銅の小売価格は去年夏から急上昇。2020年3月に1トン60万5700円だったが、2026年3月には208万9500円。
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- 平野区(大阪)日本経済新聞 電子版
銅価格の高騰で楽器が値上がりしている。大阪市の小出製作所で作っているのはシンバル。日本では希少なシンバルメーカー。0.01mmで音が変わるという。小出シンバルはウルフルズ、東京スカパラダイスオーケストラ、レミオロメンなどのドラマーが愛用している。シンバルの材料は青銅。青銅は銅が主原料でスズなどとの合金。シンバルは他の楽器に比べて値段に占める材料費の割合が大きいため、材料費の変動が儲けに直結する。青銅の仕入れ値は10年前の3倍以上。シンバルの販売価格は4万5000円から7万6000円になっている。
林先生は銅価格にも注目している。銅の相場とAI関連の株価の動きが相関関係にあるとされている。AIの普及でデータセンターの需要が世界的に拡大していて銅線が欠かせなくなっている。
JR浅草橋駅から歩いてすぐにあるラベル新聞社。ラベル業界向けの新聞者。ラベル業界は印刷会社・素材や機械などのメーカーが日本に2000社以上ある。市場規模は6294億円で規模は拡大している。ラベル業界で注目の話題は環境配慮型粘着ラベル。 ラベル新聞の発行は月2回、購読料は年1万6500円、一部700円。日本のラベルは粘着力は強いのにきれいに剥がせる。立体シールの印刷工場や材料メーカーもラベル業界に含まれる。
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ラベル新聞に度々登場するラベル素材の大手メーカー「リンテック」を訪ねた。宣伝用のラベルはしっかり自立する素材を使用している。ウエットティッシュには繰り返し貼って剥がせるラベルが使われている。一度剥がすと貼りつかないラベルもある。改ざん防止用ラベルは剥がすと開封したと分かる。その進化型がシートの方に文字が出てきて商品側は汚れないというラベル。
林先生は細かい部分での技術の進化は日々感じていた、そこで差別化することで伸びてくる企業があるんだろうなと思ったと話した。
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2026年4月28日(23:06)
