- 出演者
- 鈴木亮平
今回の世界遺産にイスタンブール歴史地区へ鈴木亮平が向かう。
海に囲まれた岬のような所にあるイスタンブール歴史地区は4世紀から15世紀まで東ローマ帝国の都でキリスト教の聖地だった。それをオスマン帝国に破られた。5世紀に製造された「テオドシウスの城壁」はおよそ6kmあり、敵からの攻撃を防ぐために建造された。高さ12mあり敵の攻撃を阻んできた。城壁が3重構造となっていて幅20mの堀に水が張られる完璧な守りとなっていた。続いて城壁に上がり、守り側の目線で確認する。そんな城壁を破った方法についてオスマン帝国研究者のフェリドゥン・M・エメジェン教授によると一箇所に大砲を集中させて撃ち込んで、侵入したと話す。その大砲がハルビエ軍事博物館で展示されている。記録にはこの大砲の2倍もある大砲も使われたとされる。オスマン軍を率いたのは21歳の皇帝メフメト2世。
メフメト2世はその後宮殿を建てさせた。トプカプ宮殿は政治の場でもあり歴代皇帝の住まいでもあり、芸術などが大きく開花した。トプカプ宮殿には青を基調としたタイルが使われている。偶像崇拝を禁止しているイスラム教では植物の文様が好まれた。絢爛豪華な部屋では西洋と東洋が融合した空間で結婚式などが行われたとされる。16世紀、最大領土を誇ったオスマン帝国ではヨーロッパやアジアなどからあらゆるものが集まり現在、エメラルドが装飾された探検などが展示・保管されている。
オスマン帝国時代の宮廷料理を味わえる「デラリエ」を訪問。シェフのネジャティ・ユルマズさんが作ったのは「メロンドルマ」。原産地がアフリカやインドと言われているメロンをくり抜き牛肉に中等で好まれたナッツ、アジアの香辛料、ヨーロッパのハーブを使って味付けし米を加えて仕上げるという世界各地の食材が詰まった一品。
イスタンブールには歴代の皇帝などが建てたモスクがいくつも存在する。オスマン帝国最盛期に建造された「スレイマニエ・モスク」は小さなドーム型屋根の建物に囲まれており、全てモスクの一部として建設され、神学校や救貧給食施設などとして利用された。現在はIBNハルドゥン大学のキャンパスとして利用されている。スレイマニエ・モスクのような複数の役割を持つモスクを都市計画の中心として発展してきた。
この日鈴木亮平は建物の屋根へと上がった。訪れたのは巨大市場「グランド・バザール」。オスマン帝国時代には世界各地の品々を取り扱った場所。中はショッピングモールような趣で2500ほどの店がひしめいている。屋根に上がるとグランド・バザールの時代の変遷を感じることができる。ドーム屋根がある場所が一番最初にバザールが開かれた場所でその後広がりをみせていき巨大市場になった。
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世界遺産の次回予告。
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