- 出演者
- 眞鍋かをり 織田信成 高橋茂雄(サバンナ) 松下奈緒 セントチヒロ・チッチ
アメリカワイオミング州・ジャクソンホールに住むロジャースさんはトレーラーハウスで一人暮らしをしている。ロジャースさんは木工職人で工具はすべて日本製という。17年前にパブの店員だった頃に仏教を知り、一切学校に通わず仏壇を独学で作り始めた。ロジャースさんは日本の箪笥が大好きという。箪笥は江戸時代に大阪で生産されたことが始まりで高価で衣装もちの貴族階級用だったが、度末期に庶民も持ち物が増えたため急速に普及した。箪笥の単位の起源は江戸時代で、棹つきの長持が箪笥の原型となった。ロジャースさんを日本にご招待することになった。
ロジャースさん新潟県加茂市を訪れた。桐箪笥はカビが発生しにくく防虫効果があり表面だけ炭化して全焼しない。新潟県加茂市は桐箪笥の国内生産日本一の町。誕生は約220年前で、加茂川を通じて北陸や北海道へ運ばれた。現在も多くの桐箪笥工房があり、桐の蔵を訪れた。本物の桐箪笥と初対面した。価格は大きさや引き出しの数などで変動するという。桐箪笥は高い気密性がホコリや害虫などの侵入を防止する。
桐箪笥の貴重品を収納するための隠し箱を紹介。
桐丸太の買い付けのため新潟県津南町を訪れた。桐は音響効果が良い。新潟県津南町は冬は雪深く夏は暑い。寒暖差が激しいと年輪も細かくなるという。丸太の本当の価値は製材してみないとわからない。
桐箪笥は見えない所にこそ良い板を使う。購入した丸太の板は気密性を作る引き出しにも使用する。
- キーワード
- ラスベガス(アメリカ)桐
桐箪笥の引き出しの高い気密性を学んだ。製作工程は木取り・組み立て・塗装・金具付けの4つ。木取りは桐箪笥作りの1番大事な部分で設計図をもとに部品の板材を用意する。自然で美しい木目になる組み合わせを選ぶ。大体の柾目は曲がっていて強制的にまっすぐ伸ばしていく。柾目直しの板は引き出しに使用する。高い気密性は職人の経験と確かな技で生み出されていた。また、鉋を調整する鉋を紹介した。
ロジャースさんを新潟の郷土料理でおもてなしした。のっぺ汁は里芋を使うことでとろみを出している。また、ロジャースさんがどうしても訪れたかった場所は浅野タンス。皇室に桐箪笥を納入したこともある。船箪笥は江戸時代に誕生し船上で使われていた箪笥。貴重品箱が奥に隠れている。からくり箪笥を紹介した。
ロジャースさんは本格的な桐箪笥作りに挑戦する。桐箪笥は気密性が高く引き出しを収納できないため棚の奥に空気の逃げ道を作り出し入れをしやすくする。引き出しは直角を意識する。引き出しは鉋で削って気密性を作った。茅の根を紐で束ねた宇造りで桐の表面に傷をつける。柔らかい層を削り美しさを引き出す。塗装しツヤ出しで蝋を塗り込む。木材の表面を火で焦がして色付けする焼き桐塗装に挑戦することになった。
桐箪笥の表面を焦がす焼き塗装に挑戦することになった。内部を焦がさないように蓋をして箪笥の周りについた煤を取り除いた。焼き塗装には成功し最後に金具をつけた。金具は溜色漆桜蒔絵。溜色は少量しか取れない漆の上澄み部分。桜の花は漆器などに施される光沢のある貝を使った装飾方法、螺鈿という。
ガイアの夜明けの番組宣伝。
製作日数1週間で桐箪笥が完成した。
ロジャースさんに繊細な桐を汚れや日焼けから守る専用のカバー・油箪がプレゼントされた。8日間滞在した桐の蔵の皆さんとの別れとなった。ロジャースさんからはカウボーイコーヒーと竹製コップなどを、桐の蔵からは砥の粉塗装具一式などがプレゼントされた。
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- ワイオミング州(アメリカ)桐の蔵
ウォンカとチョコレート工場のはじまりの告知。
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- ウォンカとチョコレート工場のはじまり
世界!ニッポン行きたい人応援団の次回予告。
主治医が見つかる診療所の番組宣伝。
ワールドビジネスサテライトの番組宣伝。大手通信3社そろって反対。
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2023年11月27日(20:00)