- 出演者
- 中井精也
オープニング映像。
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- 中井精也
今回は春の長崎県の旅。まずは島原鉄道。島原港駅まで24駅43.2キロの路線。諫早駅を出発し、阿母崎駅で下車して川沿いに咲く菜の花畑を撮影した。古部駅では川にかかる橋に心惹かれ、電車が走る姿とともにカメラに収めた。大三東駅には、鉄道会社が企画した黄色いハンカチが名物。自然災害などの苦難を乗り越え頑張る島原鉄道に中井精也もエールを送った。
続いて、車窓から雲仙岳が見えてきた。島原船津駅で下車すると、眉山が望める。風情豊かな昭和の町並みを歩き、浜の川湧水を見学し、地域の人に愛されているこの水を頂いた。江戸時代から食べられてきたかんざらしを購入した。最後、島原港駅に到着した。中井は「海絡みの絶景がたくさんあって最高でしたね」とこの旅を振り返った。
長崎電気軌道は大正時代初期に開業すると市民に親しまれてきたが、今回は約5分間隔で運行され7.3kmを走る1号系統の旅。国道に軌道が敷かれた併用軌道の区間もみられる。まず降りたのは千歳町で、中通市場には新鮮な魚介から惣菜まで様々なグルメが並んでいて、人の温かみが感じられる場所となっている。専用軌道をすすんで浦上車庫で降車すると、その近くにある車庫には20車もの車両が待機していた。新しい車両も古い車両も揃えられているのが特徴で、幅広い種類の物が並んでいる。2022年には最新型でバリアフリー対応の6000形も導入されているが、一方で明治44年に製造されたものが西鉄から譲渡された168号もイベント用車両として現役となっている。168号はスピードを出すために車輪が大きく造られていて、その分ステップが多いのが特徴となっている。1915年に開業した長崎電気軌道は昭和20年8月9日に原爆が投下されたことで壊滅的な被害を受け、昭和57年の7月には長崎大水害で約7割の車両が水に浸かってしまったが、その度にスタッフたちは汗を流して復活に導いてきた。
続いて向かったのは銭座町停留場。ここの商業施設には観覧車が備え付けられていて、中井さんも乗車することに。山の斜面に家々が並ぶ長崎の風景を眺めることも可能で、眼下には路面電車の軌道を眺めることもでき、路面電車が石畳の上をすれ違う様子も撮影できる。道幅が狭い区間は自動車が線路の上を走ることも認められているのだといい、新地中華街停留場では電車の後方を自動車が進む不思議な風景も撮影可能となっている。S字カーブを描くエリアもあり、ここのしたには暗渠があるのだという。更に進むと暗渠につながる川も現れるのだといい、崇福寺停留場は暗渠と川の境目に設置された駅となっている。
今回のテーマ:ピント。まずは同じ構図で異なるピントの写真を撮る。1枚目は列車と駅にピントが合っている。2枚目は手前の菜の花にピントが合い、駅かも分からないような状態。ポイント:写真の主役にピントを合わせる。1枚目は菜の花畑を走る列車を主役にした。2枚目は菜の花を主役にして春を印象付けた。何を伝えたいか決まったら自ずとピントも決まってくる。列車以外にピントを合わせた中井精也の作品を紹介した。列車が走っていないレールをどこにもピントを合わせず撮った写真も。ピントは自分の意思を持ってやれば、どこにもピントが合っていなくても作品になる。
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- 菜の花
JR九州の路線を紹介。佐世保駅から長崎駅までの29駅、88.1キロは大村湾に沿って走っている。佐世保駅から大村線に乗車する。エンジンで発電しモーターで走るハイブリッド型の車両がやってきた。川棚で下車。駅から2キロほど離れた漁港へ。漁港で列車を待ち撮影。
次に千綿駅で下車。大村湾がキラキラ輝いている。昭和のはじめに開業した千綿駅だが、今の駅舎は平成のはじめに昔の駅舎の木材を可能な限り使って再現したもの。駅舎では花屋が営まれている。花屋では鉄道会社の委託で切符などの販売も行っている。千綿駅から約1キロの高台へ。大村湾のすぐそばを線路が通っているのが見えた。
列車は長崎本線の東園駅へ。駅のすぐ横には大村湾。線路が弓なりにカーブしている。約15分歩いて高台へ。高台から弓なりにカーブした線路などが入るよう撮影。
長崎駅へ。大村線と長崎本線、大村湾に癒やされた旅になったとのこと。とっておきの1枚として夜明け前の島原鉄道・大三東駅で撮影した日の出前の写真を紹介。赤みを帯びてくる空をバックに佇む海沿いの駅名板。列車は写っていないがドラマが始まるような期待感があるとして写真を選んだ理由を説明。
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2024年4月28日(13:50)