- 出演者
- 伊藤海彦 志賀隼哉 安藤結衣
オープニング映像が流れた。
「中継 人口世界一!インド総選挙はじまる」「虎に翼 来週のみどころは?」など。
- キーワード
- インド総選挙連続テレビ小説 虎に翼
人口が世界最大の国として知られるインドで総選挙が行われている。有権者は約9億7000万人であり投票場所も100万箇所超となっている。選挙啓発用のポスターもあり政党ごとにオートリキシャやマッチ箱などシンボルとなる絵文字を持っているのが特徴。初めて投票に参加した女性は指に青い印を付けていて、これが投票者の証となっているのだといい、インドのために一票を投じることが出来て嬉しかったと話す様子を見せているという。また、選挙はモディ首相のインド人民党が優勢でグローバルサウスの盟主という評価が追い風となっている。不安材料のインフレを野党は追求しているものの経済の発展が評価されている状況という。日本企業もインドへと進出していて、タミルナド州では日本の商社が大規模な拠点の建造を進めるなど総選挙は日本にも影響を与えるものと見られる。また、インドは現在人口14億余りとなっているが、毎年1000万人人口が増えることで2050年には人口が16億人を超えるものと見られている。インドは今後世界3位の経済大国となることが予想されている。
徳島県小松島市から中継。藤原アナウンサーは「フリップファームという、徳島の皆さんが去年から本格導入したかきの養殖方法。かごの中にかきを入れてくるくる回す。どんなかきができるのか。徳島のかきは見た目がつるつる。かごの中でぶつかりあうことでつるつるになるという。そしてつるつるになるだけでなく中身もパンパンに詰まっている。本格導入1年だが牡蠣-1グランプリ 2024で優秀賞を獲得」など徳島の新しいかきを紹介した。
旬の番組について「LGBTQに関する番組2つ、そして連続テレビ小説 虎に翼についてお伝えする」などラインナップを紹介した。また、志賀隼哉は「まずLGBTQ関連の番組からだが、明日から2日間性の多様性について発信するイベント東京レインボープライド2024が東京・代々木公園で行われることになっている。それに合わせて様々な番組を放送する予定。そこできょうはカーラ・デルヴィーニュ 本当の私を探す旅とカミングアウトの向こう側の2つを紹介する」など伝えた。
カミングアウトの“向こう側”は、LGBTQカップルが子供を持つということはどういうことなのか、そこで起きる問題などを描いたドキュメンタリー。冒頭部分を紹介。こちらの番組ではLGBTQのカップルと子どもたちの姿を通して多様な家族の形について考える番組となっている。番組は20日午後3時5分から放送。
カーラ・デルヴィーニュ 本当の私を探す旅の紹介。カーラさんはモデルや俳優としても活躍するイギリス人。クヤと呼ばれる性的少数者だという。自身でパンセクシャルすべての人を愛するという性的志向であることもカミングアウトしている。そんなカーラさんが性の疑問を世界中を旅しながら紐解く番組。イギリスBBCのドキュメンタリー番組の日本版。その冒頭部分を紹介。カーラさんは世界の多様なジェンダーの人に会いに行って、自身のジェンダーアイデンティティーも見つめていく旅。番組の中では世界にある男女以外の多様な性も紹介されている。例えばメキシコ・オアハカの先住民サポテカ族。男性、女性、ムシェという3つの性がある。これは500年以上前から受け入れられてきた性だということも紹介されている。他にもインドのヒジュラ、イタリア・ナポリのフェミニエロなども紹介されている。こちらの番組は4月20日午前0時45分から4話連続放送。
「連続テレビ小説「虎に翼」」は性別で格差が存在する中で道を切り開こうとする寅子たちの物語となっている。法廷劇を披露することで裁判への関心を高めようとする物となっているが、男子学生からの野次から乱闘騒ぎとなったことで法廷劇は中止となった。社会は女を無知で愚かなままにしようとすると不平等に怒りをにじませる様子や、弱音を吐く人を受け入れることが弁護士の仕事ではないかとの思いが工作していく。寅子は女子部を卒業し、これからは男子学生とともに3年を過ごすこととなる。NHKプラスクロスSHIBUYAでは5月31日までドラマの世界観を感じることの出来る展示が行われる。
愛知・日間賀島から中継。ここには思わずおじいさんに質問したくなるスポットが有るという。それはハイジのようなブランコのある場所なのだという。名前は「恋人ブランコ」といい、大人2人で乗ることも可能となっている。180℃オーシャンビューが広がるのが特徴。島民が20年ほど前に作ったのが始まりで、日に日に豪華な作りへと変わっていったのだという。
今日の蔵出しセレクションは「時をかけるテレビ〜今こそ見たい!この1本〜」。今夜の放送は「なぜ隣人を殺したか~ルワンダ虐殺と扇動ラジオ放送~」。世界で最も権威があると言われる番組コンクール、イタリア賞などに輝いた作品でもある。ゲストは、日本初の国連難民高等弁務官事務所親善大使のMIYAVIさん。ルワンダというのは、主な民族は少数のツチと多数のフツの2つ。元々大きな対立はなく一緒に暮らしていた。ところがルワンダを植民地にしたベルギーなどがツチを優遇して支配体制を作ったことから対立が生まれた。しかし1960年頃にこの体制が打倒され立場が逆転。そして1994年フツによるツチへの虐殺が起きた。虐殺を扇動したと言われる千の丘ラジオは、現在はアンテナだけが残っている。関係者の多くは国外に逃亡し、国連がその行方を追っている。千の丘ラジオの看板アナウンサーだったノエリも、虐殺を扇動した容疑で刑務所にいる。彼は放送中に反政府勢力の攻撃を受け片足を失っている。当時の大統領・ハビャリマナは、多数派であるフツ族の支持を受け15年に渡り独裁政権を築いてきた。千の丘ラジオも、大統領側近のフツ族過激派によって作られている。ハビャリマナは民族分断を押し進めツチ族を弾圧。その結果、25万人にも及ぶツチ族が難民となって隣国に逃げ込んだ。やがて彼らはルワンダ愛国戦線を結成し国の主導権を巡って政府軍と国境線で戦闘を繰り返していた。93年に国連が支援してハビャリマナ政権と愛国戦線の和平協定が調印された。翌年4月、千の丘ラジオから奇妙な放送が流れた。放送から3日後、予告通り事件が起こった。4月6日に大統領の乗った専用機が撃墜され、犯人は未だに不明だが千の丘ラジオは犯人は愛国戦線と断定。ラジオの指示通り検問があちこちに作られ、ツチ族の身分証明証を持つものは殺された。ラジオはいつの間にか敵を愛国戦線から全てのツチ族へとすり替えてゆく。大統領暗殺から1週間で死者は2万人に上った。
番組では、フツ族の父とツチ族の母をもつ青年にスポットを当てている。虐殺に関わった罪で3年の刑期を終えた彼は、虐殺の舞台となった故郷に帰っていく。事件から3年、虐殺に関わったとされる容疑者は国内の刑務所に約13万人捉えられている。青年は17歳の時に逮捕され、この刑務所ではただ1人自ら罪を認め判決を受けている。彼の故郷は、山に囲まれた典型的なルワンダの農村の1つ。村には今も家族を虐殺されたツチ族と容疑者を持つフツ族が一緒に暮らしている。上の姉は村のツチ族の家に嫁いでいて、青年が殺したのはその姉の子どもたちだった。青年は姉の子どもたちと連れてこられたバナナ畑で、子どもたちを殺すか一緒に殺されるかと選択を迫られたという。MIYAVIさんは、メディアの言葉の強さを感じ怖くなったなどとコメント。池上さんは、現代にも通じる問題などとコメント。3ヶ月の間に推定80万人とも言われる大虐殺のあと、ルワンダではツチ族やフツ族の表示を禁じる法案ができた。そしてツチ族とフツ族の融和政策は現在も続けられている。高野さんは、この事件から汲み取るべき教訓は多いなどとコメント。
視聴者からのメールを紹介。「インド総選挙でケジリワル首相の逮捕がどう影響するのか気になる。モディ政権そのものに問題があると思うがどうか」とのメール。高野洋は「モディ首相の政敵ともいわれていた人の逮捕は、その支持者から強い反発があったのは事実。モディ首相は根強い人気があるので、どちらを支持するのか見ていく必要はある」と話した。
東京・八王子市内の物産展で目立つ場所に置かれている「曲げわっぱ」。曲げわっぱを八王子の名産にしたいと作っているのが、市内の木工職人・三澤正孝さん。三澤さんは地元・多摩地域の木材を使用することにこだわっている。東京・多摩の木材は強度的にもかなり水準が高いといい、良さを知ってほしいと考えていた。そので良質な木材からしか作れない曲げわっぱ作りを思いついた。材料は3ミリに切り出したヒノキ。水に漬けたあと水分を蒸発させ、型に沿わせゆっくり曲げていく。試行錯誤し製品化に3年かかった。すべての工程を1人で作業している。1つの製作には1か月半かかるという。そこに地元の型染め職人・山崎香さんから声がかかった。地域の染めの文化を伝えたいと思っていたといい、三澤の曲げわっぱにデザインを施したいと山崎さんが申し出たという。こうして東京曲げわっぱが完成した。三澤さんは「地域の人と関わりながら東京・八王子を世界に普及できれば」と語っている。
視聴者からのお便りを紹介。「カーラ・デルヴィーニュさんの番組とても気になります。少しでもLGBTQIAへの理解を深めていきたいです」とのお便り。志賀隼哉は「カーラさんは『私のジェンダー、色とりどりの海のよう。凪もあれば嵐もある。決まっていません』という言葉が私は印象的でした」とコメントした。