2023年11月23日放送 22:00 - 22:45 NHK総合

四大化計画 〜世界は3つで語れない〜
激ヤバ!人類に恩恵を与えた体をはった偉人

出演者
内村光良 
(オープニング)
今回は...

オープニング映像。

(四大化計画)
スタジオトーク

今回は人類の発展のため、身をもって危険に挑んだ人物に着目する。真壁刀義は寒い時期、東北のリング場でやり合った時には気が遠くなったという。

世界三大 体を張った偉人「ベンジャミン・フランクリン」

アメリカの政治家、実業家、科学者でもあったベンジャミン・フランクリンは避雷針を発明した。雷は神の怒りとも言われていた時代、フランクリンは雷とは電気ではないかと仮説を立て、針金をつけた布製の凧を制作。1752年、実験で電気火花を感じたという。電気であればある程度の誘導が可能と考え、避雷針を発明する。なお、実験の際に感電対策として絹糸を使っていたが、ほとんど効果はない。フランクリンが感電死しなかったのは運が良かっただけ。

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トーマス・エジソンベンジャミン・フランクリン
世界三大 体を張った偉人「ヴェルナー・フォルスマン」

ドイツ人医師のヴェルナー・フォルスマンは心臓カテーテル法を確立した。当時、心臓が停止した時、胸の外から注射するほかなかったが、血管が傷ついて患者が死んでしまうケースもあった。フォルスマンはカテーテルであれば、心臓内部に直接、薬剤を投入できると考え、自らの体で検証することに。麻酔を打ち、静脈からカテーテルを挿入。X線透視装置で撮影し、カテーテルが心臓に到達していることを確認した。だが、医学界に受け入れられず、大学病院から追放されてしまう。その後、フォルスマンの実験をアメリカの研究者らが発展させ、1956年、フォルスマンは52歳の時、ノーベル賞に輝いた。

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ヴェルナー・テオドル・オットー・フォルスマン
世界三大 体を張った偉人「ジョン・スタップ」

第二次世界大戦中から戦後にかけ、航空機の性能は向上し、速度が上昇する一方、パイロットの安全性は二の次だった。アメリカ空軍の医師だったジョン・スタップは安全装置の見直しが必要と考えた。脱出時、パイロットは空に投げ出されるが、空気抵抗などを受けて急減速が起こる。人体がどれだけ急減速に耐えうるのか、スタップは自らの体で確かめることに。ロケットを搭載したソリを鋼鉄製のレールに走らせ、急停止させるという内容で、最終的に体重の25倍以上の力が加わったという。スタップ曰く、両目が頭から引き抜かれる感じを覚えたという。収集されたデータはあらゆる乗り物に活用された。常人だと5G、戦闘機パイロットでも12Gで失神するとされている。いとうせいこうは安全ベルトをスタップベルトと命名すべきと提言した。

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ジョン・スタップ
世界三大 体を張った偉人を四大化 先攻 パンサー尾形

バラエティ番組で体を張ってきた尾形貴弘はベンジャミン・フランクリン、ジョン・スタップ、ヴェルナー・フォルスマンと同じくらい体を張った偉人にジョゼフ・キッティンガーを挙げた。宇宙開発に備え、宇宙の放射線が人体に及ぼす影響を調査することになったが、当時はロケットがなく、気球が採用された。パイロットに抜擢されたのがキッティンガーで、高度3万mを目指した。なお、予算不足だったため、リハーサルは行われず、57年6月2日に気球は離陸。2時間後に到達するも、バルブの異常で酸素が漏れ、枯渇しかけていた。地上の仲間たちがうろたえるなか、キッティンガーは酸素は持ちこたえると推量し、無事に地上に到達した。集まったデータはアメリカ発の有人宇宙飛行計画に活かされた。

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ジョゼフ・ウィリアム・キッティンジャー2世プロジェクト・マンハイマーキュリー計画
世界三大 体を張った偉人を四大化 後攻 ウエンツ瑛士

ウエンツ瑛士は喜劇俳優のバスター・キートンをプレゼン。文化的に価値の高い映像作品は「アメリカ国立フィルム登録簿」に登録されるが、キートン、チャールズ・チャップリンの作品がそれぞれ7本登録されている。チャップリンはストーリー性、キートンは体を張った笑いを追求した。「キートンの蒸気船」には2トンの重さの壁が落下するシーンがあり、撮影直前までスタッフが反対していたとされる。内村光良はキートンに憧れ、20代の時にオマージュコントを制作した。

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アメリカ国立フィルム登録簿キートンの蒸気船ジャッキー・チェンスター・ウォーズタイタニックチャールズ・チャップリンバスター・キートンプロジェクトA2 史上最大の標的ローマの休日
世界三大 体を張った偉人を四大化 先攻 パンサー尾形

1957年10月、ソ連が世界初の人工衛星打ち上げに成功。翌年、NASAが設立され、キッティンガーらは有人ロケットで必要となる宇宙飛行士の脱出方法を研究。高度3万mから飛び降り、帰還できるか検証することになり、キッティンガーが抜擢された。だが、2万mからの実験の際、不測の事態に動揺し、減速用のパラシュートを想定よりも早く作動させ、気を失ってしまった。その後、メインパラシュートが自動で開き、気を失ったまま地上に帰還した。翌年、高度3万mからの落下実験が行われた。圧力を維持する与圧服の右手部分が損傷し、圧力が下がったことで右手が膨張。それでも実験を継続させ、適切なタイミングでパラシュートを作動させた。大統領からキッティンガーへ勲章が与えられ、有効性を示したパラシュート技術は有人飛行ロケットに引き継がれた。

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アメリカ航空宇宙局ジョゼフ・ウィリアム・キッティンジャー2世ドワイト・デヴィッド・アイゼンハワープロジェクト・エクセルシオプロジェクト・マンハイマーキュリー計画
世界三大 体を張った偉人を四大化 後攻 ウエンツ瑛士

喜劇俳優のバスター・キートンは卓越した身体能力を持ち、どうやって撮影したのか論戦になっているシーンもある。また、NGになるテイクを採用することもあった。キートンは制作会社を持ち、監督や脚本、主演までこなした。舞台芸人の両親を持っていたキートンは4歳から舞台に立ち、1917年に映画デビューを果たす。サイレント映画ということで、フィジカルな側面が際立ったという。28年、自らの会社を手放し、大手制作会社に移籍。脚本、演出などを会議で決めるようになり、キートンは自分自身のアイデアに自信を持てなくなったという。37歳の時に解雇され、その後は脇役の仕事をこなした。65年、キートンが体を張ったギャグを監督から危険と却下され、翌年に病死した。

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パンサー尾形VS.ウエンツ瑛士 四大化を勝ち取るのは?

いとうせいこうらの投票の結果、プレゼン対決を制したのはバスター・キートンをプレゼンしたウエンツ瑛士。敗北した尾形貴弘はジョゼフ・キッティンガーの精神を受け継いで、活動していきたいと宣言した。

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ジョゼフ・ウィリアム・キッティンジャー2世バスター・キートン
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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