- 出演者
- -
パリオリンピック直前。中村江里子のパリの生活に密着し、エコ暮らしを紹介する。
産業の発展と地球環境との共生を目指し1992年から始まった地球環境大賞。これまで、その取り組みが評価され表彰された企業や団体は述べ335に及ぶ。今年は12の企業や団体が受賞。
中村がパリのマルシェでフードロスをなくす買い物術を紹介。マルシェでは必要な分だけ買うことができる。常連の青果店では傷みかけのトマトをソース用に購入した。
パリの店ではフードロスをなくすために閉店直前に、安くしても売れ残ってしまう商品を福袋形式でまとめ売りしている。注文は専用のアプリから行う。参加している約4万2000店舗の中から欲しい福袋を買うことができる。
瀬戸内海では産学連携プロジェクトチームが海の問題の解決に挑んでいる。
山口・岩国市の神代漁港でも消えた魚を呼び戻し豊かな海にする活動が行われている。宇部高専の杉本教授ら産学連携のプロジェクトチームが挑んだのは藻場の再生。藻場とは、海藻が生い茂り魚の産卵や稚魚の成長が促される豊かな海の象徴。この海では台風などの影響もあり、長年藻場が失われたままだった。プロジェクトチームが藻場の再生に成功した。再生の切り札となったのは鉄を作る時に生まれる副産物の鉄鋼スラグ。鉄鋼スラグの中でも海の使用に特化したのがマリンストーンで、海の中で流されにくい重さがあり、表面には凹凸があって海藻がつきやすい。プロジェクトチームは2013年からマリンストーン約20万トンを海に投入し人口の岩礁を作った。一度は再生に成功したを藻場だったが2019年に海藻が激減した。杉本教授は6年前から環境DNAの調査をしている。調査の結果、海藻が消えた2019年に突出して増えていた魚はアイゴだった。海水温の上昇などによりアイゴが北上、海藻を食べ尽くしたのではという。
「ドッキリGP」「新しいカギ」「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」の番組宣伝。
中村は20年以上前、結婚した時に購入した椅子の修理を依頼した。ものを大切に使い続ける意識はパリ暮らしで高まったという。30年前に購入したワンピースはアップサイクルした。
パリ市内には要らなくなった衣類やかばん、靴などを業者が回収するリサイクルボックスがある。パリ市内だけでも約300個設置されている。パリ郊外の仕分け倉庫には1日約20tの古着などが運ばれて、170人の作業員によって選別作業が行われる。年間5000tの古着などが再利用される。
- キーワード
- パリ(フランス)
最近話題のリサイクルショップ「エコリング」では何でも買い取ってくれる。売れないものは素材としてリサイクル、売れるものは別の販売業者に販売、海外へ輸出する。売ることで削減したCO2の量がわかるアプリもある。
液状化現象などを防止する地盤改良工事ではパイプを地中深く差し込み砂を注入し固める。その砂の代わりにチップ状に加工した竹が使われる。さらに、竹は生長が早く多くのCO2を吸収するため、蓄えたCO2ごと地中に埋めてしまおうという。
パリでは2015年頃から自転車での移動を推奨、道路の半分を自転車専用にする動きが拡大している。レンタル自転車のスペースが市内及び近郊に約1400か所ある。パリ市がCO2のために他にも取り組んでいるんが緑化だ。屋上農園「ナチュール・ユーベンヌ」では収穫される年間7トンの野菜や果物を近隣のホテルやレストランへ。地産地消でCO2削減している。
- キーワード
- ナチュール・ユーベンヌパリ(フランス)
麻布台ヒルズの敷地には多くの緑がある。設計部の清水さんは320種類の植物で麻布台の原風景を再現した。人は立入禁止のエリアは生き物たちの楽園。麻布台ヒルズでは開発前の5倍以上の面積の緑化を実現した。
大阪・関西万博のアクセス道路の橋脚の型枠のコンクリートはCO2を吸収るという。
CO2を吸い込むコンクリート「CO2-SUICOM」。誕生のきっかけは5000年前の中国の遺跡。ここで劣化していないコンクリートが発見された。生活の中で排出されたCO2をコンクリートが吸水、その結果耐久性が増したのではないかという。この仮説を元にCO2を吸収するコンクリートの開発を進める中で出会ったのがCO2を大量に固定するγ-C2Sだった。
セキスイハイムの自給自足型住宅は太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯め、年間200日太陽光発電だけで暮らすことができる。その生産工場にも再生エネルギーを導入している。
- キーワード
- セキスイハイムフジサンケイグループ賞
セーヌ川は約100年前から遊泳禁止。家庭や工場の排水、ゴミの投棄による汚染が起きている。政府は2015年から2300億円以上をかけ浄化作業を行っている。セーヌ川近くでは100世帯以上が船で暮らしている。以前は生活排水をそのまま垂れ流しにしていたが、ろ過装置で浄化して排水するようになったという。
東レは世界中で活用が期待される技術を開発した。
- キーワード
- 東レ
宮城・名取市の田んぼでは肥料の残骸が残っていた。プラスチックで肥料を覆っていて、地位うさなあ穴が空いていて数カ月かけて肥料がゆっくり溶け出す。プラスチックが残らず効果が持続する肥料ができないか、宮城県農業高等学校の生徒たちが立ち上がった。肥料メーカーを実証実験を行い、プラスチックを使わず効果が持続す新しい肥料を完成させた。