2024年5月11日放送 17:30 - 18:50 TBS

報道特集
総力取材「日本の安全保障」最前線 “基地化?の離島と日米比連携の行方

出演者
村瀬健介 山本恵里伽 渡部峻 関まどか 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

ラインナップ

ラインナップは「安全保障の行方 日本の『平和主義』は今」「安全保障の行方 南西諸島”基地化”急速に」など。

(ニュース)
岸田総理「働きかけを一層強める」

岸田総理大臣は北朝鮮による拉致問題の解決を求める集会に出席し、「トップ同士が腹を割って率直に話し合える関係をまず構築していくことが極めて重要になる。(日朝首脳会談の)早期実現に向け、働きかけを一層強めていく」と述べ、北朝鮮・金正恩総書記との首脳会談の実現に向け働きかけを一層強めると決意を示した。「金総書記との会談に向け私直轄のハイレベルで協議を行っていく」と初めて表明してから1年、交渉を後押しする環境は整いつつある。一つは家族会が「被害者全員の即時一括帰国が実現するなら独自制裁の解除に反対しない」という運動方針を打ち出したこと。もう一つは、米国や韓国との関係強化によって北朝鮮に対し、連携して立ち向かうことができているということ。政府内からは、まずは「金総書記と会うだけでも一歩前進ではないか」との声が聞かれるが、ある政府関係者は北朝鮮との交渉について「そもそも針の穴があるのかどうか」と話しこう着状態をにおわせている。横田めぐみさんの母親・横田早紀江さんは「心からお願いする。返してください」と語った。被害者や家族の高齢化が進む中目に見える結果が求められる。

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キム・ジョンウン千代田区(東京)岸田文雄横田めぐみ横田早紀江
太陽フレアが頻発 “磁気嵐”発生も

太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が今日も観測された。情報通信研究機構によると太陽の表面で起きる爆発現象「太陽フレア」が頻発し、日本時間の8日〜今日午前までに大規模な太陽フレアを7回確認した。これにより地球周辺の磁気が乱される磁気嵐が発生し、今後数日間、人工衛星に障害が起きたり、GPSの精度が落ちたりするほか、短波による通信などに影響が出る可能性があるとしている。通常の携帯電話に影響はない。

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太陽フレア
(スポーツニュース)
大谷翔平 ヒヤッとする場面も…

ドジャースは今日から13連戦がスタート。好調が続くドジャース・大谷翔平選手にはヒヤッとする場面もあった。パドレス2−1ドジャース。現在、リーグ2位の11ホームランを放っている大谷は、第2打席で3試合ぶりのヒットを放つ。続く打席では一塁に走る大谷とファーストの選手が接触するアクシデント。それでも第4打席には何事もなく登場。今シーズン3度目となるパドレス・松井裕樹との対戦を迎える。左中間を破るツーベースを放ちこれで3試合ぶりのマルチヒット。

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サンディエゴ・パドレスペトコ・パークロサンゼルス・ドジャース大谷翔平松井裕樹
(ニュース)
あす母の日 特殊詐欺被害防止訴え

明日は母の日。特殊詐欺の注意を呼びかけるチラシの入ったカーネーションを配る高校生たち。今日午後、東京・品川区で特殊詐欺の被害防止を訴えるイベントが行われ、地元の高校生など約30人が明日の母の日にちなんでカーネーション300本を配った。今年1月から3月の都内の特殊詐欺の被害総額は去年よりおよそ5億円多い22億円に上っている。

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品川区(東京)母の日
東西線 あすまで一部区間で終日運休

東京メトロ東西線・南砂町駅のホームと線路の増設に向けた線路切り替え工事の影響で、東陽町駅と西葛西駅の間の上下線で今日と明日、終日運休し折り返し運転が行われるなどしている。工事は昨日の終電後から始まっていてあさって月曜日の始発前まで行われる予定。運休区間ではバスによる代行輸送が行われているほか、JRや私鉄を使った振り替え輸送も行われている。

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JR南砂町駅東京メトロ東西線東陽町駅西葛西駅
(天気予報)
天気予報

皇居前の映像とともに全国の気象情報を伝えた。

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皇居
(特集)
中国の海洋進出に備え… ゆらぐ“平和主義”の理念

日本の安全保障政策が大きな分岐点を迎えている。政府は南西諸島に次々と基地を建設し防衛体制の強化を図っている。一方、南シナ海では海洋進出を加速させる中国とフィリピンが激しく対立。激変する安全保障最前線を取材。憲法記念日に行われた「憲法改正に反対する集会」には、3万人以上の市民が集まった。この日は、憲法改正を目指す団体の集会も都内の別の場所で開催された。登壇した沖縄県与那国町・糸数健一町長は「国家存亡の危機に瀕しては、超法規的措置を取ってでも、国家の命運をかけ全国民がいつでも日本国の平和を脅かす国家に対しては、一戦を交える覚悟が問われているのではないか」と述べた。与那国島は、自衛隊のミサイル部隊の配備が計画されるなど対中国安全保障の最前線と位置づけられている。

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与那国町(沖縄)千代田区(東京)江東区(東京)糸数健一
独自取材 将来の指揮官たち

広島・呉市。早朝、任務を終えた潜水艦の乗組員たちが帰ってくる。戦艦大和が建造されたドックは今も稼働。日本海軍の街として繁栄してきた呉は、今も海上自衛隊の拠点。戦後高度成長を支えた巨大な製鉄所は去年不況で閉鎖。広大な土地は基地になる公算が高い。ここにも防衛力強化の波が押し寄せている。呉基地の対岸・江田島にある海上自衛隊幹部候補生学校。戦前は海軍兵学校として卒業後海軍の中枢を占める若者たちが学んだ。幹部候補生学校には防衛大学校と一般大学の卒業生が入学し、1年間の課程を終えて幹部になっていく。今年は一般大卒が防衛大学校を大きく上回った。3月29日、一般大卒業生が入校。情報漏えいを防ぐためにまず、携帯電話が没収された。自衛隊に入った動機、世界各地で戦争が続いているが、有事の際の覚悟について聞いた。翌日、4年間の集団生活を終えた防大卒業生がやってきた。一般大生に比べて防大生は国際情勢に敏感。一般大学と防衛大学校卒業生2人ずつ。4人部屋での寮生活が始まった。1年後、彼らは現場に配属され早いケースでは、十数年で艦長や機長として部隊を指揮する。向かうのは周辺諸国の思惑が複雑に絡み合う緊迫の海域。

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呉市(広島)大和江田島市(広島)海上自衛隊幹部候補生学校防衛大学校
中国船が接近 緊迫の南シナ海

フィリピンで対中感情が悪化する中、ある市民団体が前例のないプロジェクトを立ち上げた。「シエラマドレ号」に補給物資を届けるという民間人としては初めての試み。発起人の一人・ラファエラデービッドさんは「自分たちの海を守るために何買貢献したいと考えている市民たちが支えている」と語った。深夜のパラワン島から出発。プロジェクトに同行した。過酷な旅だが、学生や会社員、漁師などラファエラの呼びかけにたくさんのボランティアが集まっていた。同じ時、近くの海域でまたしても中国との小競り合いが起こった。フィリピン船への放水。更に両国の船が衝突する事案も発生。出港から約15時間、護衛している沿岸警備隊の船の向こうに中国の艦船が姿を見せた。中国のミサイル駆逐艦。船内は一気に緊迫。更に前方には、進路を塞ぐように中国海警局の船。気が付けば中国船4隻に囲まれていた。フィリピンの沿岸警備隊から無線が入る。このまま進めば衝突する危険性が高い。ラファエラさんは計画を諦め引き返すことを決めた。

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フィリピン沿岸警備隊マニラ(フィリピン)
“国会議論尽くさず”に批判

今年3月、日本政府は英国、イタリアと共同開発している次期戦闘機の第三国への輸出解禁を決めた。憲法で定めた平和主義から武器の輸出を厳しく制限してきた日本による殺傷能力が極めて高い兵器の輸出。

国会や憲法を軽視? 日本の安全保障の行方

日本の安全保障の行方について佐古さんが解説。南西諸島の変化はどうして知られていないのか。大きな決定が国会での議論を尽くさない閣議決定で進められているという点にあると思う。憲法を守ろうという集会で話を聞いたが、口をそろえて説明がほしいと話していた。取材した佐古忠彦さんがスタジオで解説「憲法学者・早稲田大学・長谷部恭男教授の話にあったように、説明、国会の議論を尽くすことが間接民主主義が機能していると言える。国民や憲法をないがしろにするということは国民を軽んじていることに他ならない。平和主義の逸脱といわれる状況をどう考えるのか、歴史に取り組んでいると軍拡は軍拡を生んでいるという歴史がある。そんな分岐点に立っているような気がする。馬毛島と周辺は負担の受け入れと交付金といういわば飴と鞭だったり、話が違う、地域の分断とかこれまで沖縄で見てきたものを見たような気がする」。現場にでは小さなコミュニティーが軍事基地という大きな負担を抱えることのきしみみたいなものが生々しくある。地元は基地建設によって負担やリスクを背負うことになるが、十分説明されているのかどうかが問題。

(ニュース)
佳子さま みどりの感謝祭式典出席

秋篠宮家の次女佳子さまは、森林などみどりの大切さを呼びかけるみどりの感謝祭式典に出席された。佳子さまは今日午前、東京都内で林野庁などが主催するみどりの感謝祭式典で名誉総裁として「より多くの人が“みどり”への関心を深め、その恵に感謝するきっかけとなることでしょう」と挨拶された。失われゆく伝統文化を記録したとして、みどりの文化賞に作家・塩野米松さんが選ばれ、佳子さまは拍手を送られた。式典に先立ち、佳子さまは、埼玉・秩父市・南小みどりの少年団の児童たちと懇談し、花を植える活動について「団長と副団長でまとめて頑張っているのですか」と優しく尋ねられていた。

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(スポーツニュース)
三浦龍司 パリ五輪代表内定

陸上世界最高峰の戦いダイヤモンドリーグ第3戦・男子3000m障害:5位・三浦龍司(日本記録保持者)。三浦がパリ五輪の参加標準記録を突破し、2大会連続の五輪代表に内定した。三浦は「五輪に向けて言い弾みにしていきたい。メダルを狙っていきたい」と語った。

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筒香 通算225(つつごう)HR

セリーグ:DeNA11−9阪神。筒香嘉智が勝ち越しHRを放った。

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Bリーグ王者へ 再延長の激闘

Bリーグ日本生命チャンピオンシップ準々決勝第1戦:琉球ゴールデンキングス81−80アルバルク東京。琉球ゴールデンキングスが再延長の激闘を制した。

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岩井千怜 大会連覇へ首位タイ

女子ゴルフ・RKB×三井松島レディス2日目。岩井千怜が1位タイ。

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(エンディング)
報道特集

「報道特集」の番組宣伝。来週の特集は…クーデターから3年 ミャンマーの若者は。

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